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2014年1月30日 (木)

アルコールと母乳育児。

母乳育児中のお母さんの中でアルコール大好きという方、いらっしゃいますか?
聞いてみたいけど、例えばO式のセンセイや母乳外来の担当助産師に聞いたりしたらぶっ飛ばされそうで怖くて聞けませんね。

アルコールは分子量が小さいから、飲めばすぐに血漿中~母乳中に移行します。
一般的なお薬ですと、母乳中の濃度は血漿中の濃度の1/100程度とかなり少なくなりますが、アルコールの場合、母乳中の濃度は血漿中の濃度の90%以上という高レベルです。
例えば5%のアルコールが含まれる350mlの缶ビールには純アルコールとして、ほぼ17.5gのアルコールが含まれていることになります。

SOLANINの持ってる文献によりますと、お母さんの体重1kg当り1gのアルコールを摂取すると、射乳反射が阻害させると書いてあります。
おっぱいの出が悪くなるということです。

日本には明確なガイドラインがまだないようです。
ですが、アメリカの医学研究所では次のようなことが勧告されています。
「アルコールの摂取量は1日当り0.5g/kg(お母さんの体重)以下。」

お母さんがアルコールを摂取すると、赤ちゃんのおっぱいの飲みが悪くなるという報告もあります。
ガイドラインギリギリいっぱいのアルコールを摂取したら、最短でも2時間はおっぱいは避けてください。
母乳育児中にアルコールの大量摂取や、常態的摂取は止めてほしいです。
大量摂取をしたお母さんのおっぱいを飲んだ赤ちゃんが急性アルコール中毒の症状を示したという報告もあるそうです。
怖過ぎます。

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