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2014年1月 1日 (水)

扁平乳頭のお母さんに初っ端から乳頭保護器を使うってどうよ?

扁平乳頭って分かりますか?
包み(=くるみ)ボタンみたいに平べったい感じで突出がわずかな乳頭のことです。
正直言って正常乳頭に比べて赤ちゃんは吸着しにくいです。
特に不器用な赤ちゃんの場合、癇癪を起こすので余計に・・・否定出来ません。

でも、妊娠中から乳頭・乳輪ケアをいしていたら、ホントに柔らかくなりますよ。
乳輪から摘まみ出したらビヨ~ンと痛みなく伸びるようになります。
当たり前のことですが赤ちゃんは乳頭だけをチューチューしているのではありませんね。
乳輪からがっつりと大きなお口を開けて喰らいつきます。
そういうやり方でないと赤ちゃんはおっぱいを飲むことは出来ないのです。

残念なことに「扁平乳頭だったら即乳頭保護器を使用する的」な支援が巷では一般的なんですね。
ありとあらゆる方法を試して搾乳以外には乳頭保護器を使用しなくては哺乳が出来ないなら兎も角、大して支援らしきものをすることなく「はい、貴女はこれを付けてね。」って感じで勧められてしまうことが多いように思われます。

乳頭保護器は文明の利器です。
絶対に使用してはいけないとは申しません。
シリコン製でも哺乳瓶の乳首とは少し異なる性格を持つと私は考えます。
どういうことかと申しますと、哺乳瓶なら中に搾乳やミルクが「いらっしゃ~い」状態で待ち構えているわけですが、乳頭保護器は離れたトコロから遠隔操作をするが如くある意味直母よりも吸啜するチカラはたくさん必要なんですね。(なので、よほどお母さんのおっぱいの分泌が良くなければすぐに疲れてくったりしちゃうのですな。)
でも使用するからには正しい使い方を教えてあげてほしいし、何時になったらどうやったら外せるのかもお母さんに教えてあげてほしいです。

もしかして、そういうこと分かってないまま・教えないままお母さんに勧めているの助産師が相当数いるのではないかとい疑念にとらわれてしまう今日この頃でした。

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