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2014年1月12日 (日)

おっぱいを飲ませてあげた後に搾るメリットとは?

まず、先にお断りしておきますが、この記事は「私って、分泌過多なんです。」というお母さんは軽くスルーしてくださいね!と、念を押しておきます。

昔の助産師はよく、「授乳後は乳房が空っぽになるまで搾りましょう。」とお母さんに指導したものです。
私も若かりし頃?そのフレーズを先輩から聞かされたものですが、少々揚げ足取りな性格なので、「乳房はスケルトンぢゃないし、どうやって、空っぽかどうか、判断するんだろうねぇ?」とココロの中で思っておりました。

いわゆる後搾りのメリットは、例えば赤ちゃんの飲み方がユルくてどうにも乳房がスッキリしない時、1クール半とか2クール半とか、この「半」というハンパな飲み方をして、おっぱいの残った感じに左右差がかなりある時に乳房のコンディションを整えることが出来ることです。
あと、もうひとつは、後搾りをすると、おっぱいの造られる量が増えることです。
誤解のないよう、もう一度お断りしておきますが、一番の鍵は頻回直母です。
直母の時間を削ってまで、することぢゃありません。
やりすぎると、「寄り目」「肩凝りの増強」「腱鞘炎」の誘発になりかねません。
でも、何らかの事情で、頻回直母ができないお母さん、肝心の赤ちゃんがイマイチしっかりとおっぱいを飲んでくれず、悩んでいるお母さんには合うと思います。

「分泌過多」のお母さんがしっかりした後搾りをすると、さらに分泌過多になるので、しないでくださいね。
例外は乳頭に傷があったり、乳口炎になっている場合で、患部からの上行性感染予防目的に限り、”しっかり”ではなく、”ほんの4~5プッシュ”の後搾りをするのは有効とされていますが・・・くれぐれも間違えないでね。

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