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2014年1月20日 (月)

哺乳類といっても様々なおっぱいがある!

松原まなみ先生のご著書を読んでいると、面白いことが書いてありました。
アザラシのおっぱいの乳脂肪は36.1%とかなりドロドロです。
氷の上に赤ちゃんを置いて、1日の授乳は2~5回/日。
寒いし、頻回にはあげられないから、このような乳脂肪分になります。

次いで、うさぎ、ライオンと続きます。20~16.7%です。
うさぎは穴の中に赤ちゃんを残して、ライオンは草原の安全な場所に置いて、お母さんは餌を探します。
なかなか赤ちゃんのいるトコロまで帰って来れませんから、陸上の生物なのに、乳脂肪はかなり高くなっています。

豚やカンガルーは4.6~4.2%とさらに薄くなります。
これは生まれて間もない頃からお母さんの後を付いて歩いたり、未熟過ぎておなかの袋で守られていたりする状況だからです。

霊長類はこれよりさらに薄く3.3~3.5%です。
常にお母さんに抱っこされ、赤ちゃんが欲しがればすぐに与える、離れてはいけないというか、離れたらおなかが空いてもすぐにおっぱいを与えられくなりますから。

そういうところから、授乳回数が他の哺乳類よりも多くなり、それがお母さんと赤ちゃんの絆を形成するはたらきがあるそうです。
乳脂肪って種によってこんなに違うんですね。

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