香辛料と母乳育児。
一般的には香辛料のキツいものを母乳育児中のお母さんが摂取されると赤ちゃんは嫌がります。
頑として飲まない赤ちゃんもおられます。
味覚が鋭敏というか保守的というか・・・
その一方で味覚にうるさくない赤ちゃんや1歳以降になられると、「おっぱいを飲む」という行為が大好きで味は二の次というか不問に付すというお子さんもおられます。
また食文化の違いで、1歳にならないうちからキムチを食べさせたりするのが普通に行われている韓国や複数の香辛料を自宅で挽いたり混ぜたりするのが当たり前の南西アジア諸国では最初っから赤ちゃんはスパイシーなおっぱいを飲んでいることになります。(まぁ、それでも産後は多少は控えめにされているのかもしれませんが。)
それってどうなのか?
今の日本の食文化はグルメ万歳的な状態で、居ながらにして世界各国のお料理が食べられます。
新しいもの、珍しいものを食べたいというのは誰にでもある欲求ですね。
母乳育児中だからあれもこれも食べちゃいけないと言われたらやっぱり悲しいし、何を食べたらいいのか分からなくなってしまうかもしれません。
食事制限を続けるのがあまり苦にならないのか、はたまた赤ちゃんのためだからとやりぬくお母さんは強いし凄いと思います。
(その一方で、今の日本の食文化は朝食抜きや孤食・個食、極端な偏食、行き過ぎたダイエット、手作りの回避など問題は山積してますが。・・・閑話休題。)
ただ、食文化というのはその土地の気候や風土や収穫物や特有の習慣や周辺地域との交流の濃淡や宗教上の教義などが加味されて何百年もかかって出来上がったものだと私は思います。
なので、香辛料の摂り方がそれらの国の方たちと日本人では異なって当然ですから口では美味しいと感じても胃腸はそうは感じていないというか、受付はするものの胃腸的にはしんどいというか、そういうことがあってお母さんのお食事由来の乳房トラブルは起きるのではないかと思われます。
伝統的な日本の家庭料理で香辛料を大量に使用するレシピってあまりないと思います。(辛子レンコンとか辛子明太子とか山葵漬けとか山椒昆布とかありますが、舌に突き刺さるようなスパイシーさはないですし。)
あとひとつ、これは個人差かもしれませんが、お母さんが激辛料理を食べると、赤ちゃんの肛門周囲の爛れが酷くなることがあるようです。
SOLANINの場合、長男と次男は気が付きませんでしたが、長女はテキメンこのパターンで私が激辛料理を食べる度にお尻がおサルさんになってしまいました。
つまり、食べると症状が出て、どんなにスキンケアに努めてもダメで食べないようにしたら症状は治まるのです。
多分10回以上の『人体実験』をしてそういう結論になりました。
長女よ、ごめんね。懺悔します。
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