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2014年1月18日 (土)

母乳育児が伝承出来にくい理由。

赤ちゃんをお母さんのおっぱいで育てることなんて、当り前すぎるので、学ぼうなんて考えたこともない妊婦さんは多いと思います。
「それより、出産でしょ?」と、出産関係のマタニティークラスには参加されても、残念なことに、「母乳育児」と名前が付くと「忙しいから、別に行かなくてもいいぢゃん!」っていう分かっちゃいない妊婦さんは少なくないです。

でも、この頃出産されるお母さんのお母さん、つまり赤ちゃんのおばあちゃん世代はミルク育児全盛期にご出産されていますから、1か月健診時の母乳率が20%程度と今の半分以下(=母乳育児に関してはお粗末な世代)だということをを知っていましたか?
どうして母乳育児を学ぶことが必要なのか?
よく考えてほしいのは自分がかつて経験していないことや専門的に学んだことでなければ、他の人に伝えたり、教えたりはできないんぢゃないかと考えられるからです。
その根拠は例えば英語。少なくとも中高6年間はお勉強していますから、苦手な方でもアルファベットくらいは書けるし、「HELLO」が「こんにちは」に相当するくらいは知っておられるはずですね。

でも、スワヒリ語やウルドゥー語で、「こんにちは」って言ったり書けたりできますか?
私は出来ません。
なぜなら、その言語圏で生活したという経験もなく、大学で、その方面の言語学を専攻したわけぢゃないですから。
私が言いたいのはそういうことなんです。
殆んどのおばあちゃんは、若かりし頃、自分の赤ちゃんのおむつ交換、抱っこ、沐浴、ミルク授乳は経験があるから娘さんやお嫁さんに教えられるでしょう。
けれども、経験のない母乳のあげ方や足りているかどうかの見極め方などは教えられないと思います。
母から娘に伝えられないことだからこそ、学ぶ必要があるんですね。

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☆母乳育児の歴史・風土・習慣」カテゴリの記事

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