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2014年1月11日 (土)

WHOの見解では、妊娠中の乳頭・乳輪ケアは必要ナシですが・・・

2009年11月14~15日BFH連絡会議に参加してきたSOLANINです。
全体会の後、分科会という形式でした。
同じ勤務先の幹部職員は『ちょっと早く生まれた赤ちゃんの母乳育児支援』の方に参加したのですが、私は『乳房ケアを考える』の方に参加でした。

そこで改めて聞かされたのですが、WHOは妊娠中の乳頭・乳輪ケアは必要ナシと言う見解を出しているとのことでした。
日本は情報発信力が今一つなので、どうしてもこういう国際基準的な話になると、蚊帳の外というか、欧米主導の考え方に飲みこまれるような印象が強いです。

あちらさんの論理としては、授乳というのは家族的な経験的なことで、例えば何百年前、何千年前にそういうケアをしていたのかと言えば、答えはノーである。
ラッチオンやポジショニングを正しくすれば、おっぱいが飲めないということは無い。
・・・と、まぁ、こういうことを仰るわけです。

はい、確かにそうですね。
ヒトは哺乳類ですからね。
でも、では何故おっぱいが上手くいかなくて悩んでいるお母さんが多いのか?
それは、現代ならではこそ、大昔とは異なる生活スタイルだからこそ、変わることがあるのではないか?ということを私は常に感じてきました。
母乳育児支援をしている助産師が共通して思っているのは、ブラジャーの初装着の低年齢化と晩産化が乳頭・乳輪のコンディションを悪くしているのではないかという疑問です。
年々乳首が硬くて伸びなくて・・・という方が増えています。
ティーン用ブラジャーでもワイヤー入りのが普通に販売されてます。
そういうのは乳頭・乳輪を常に押さえつけるし、乳房も締め付けます。
第一子出産までの期間が一昔二昔前よりも長期化しているのは確かですし。

閑話休題。
例えば乳頭形態異常が判明しても「妊婦さんがそれを指摘されることで自分のカラダの自己評価が低下するから、その点を慮って何もしない。」という考え方があります。
誰も妊婦さんを傷つけるつもりはありません。
でも、このまま放置したら、ほぼ確実に母乳育児で苦難が待っていて、マタニティーブルーになっちゃうかも?ということが予測されるとしましょう。
だけど今からケアをすれば、妊婦さんの意識を変えれば、産後の悪い予測を覆すことは充分に可能だったら、私は率直に伝えても良いのではないかと考えます。

全ての妊婦さんに妊娠中の乳頭・乳輪ケアが必要ではないことは分かります。
例えば上の子さんに妊娠中でも授乳しているならば、少なくともそういう方は不要ですもんね?

ケアっていうと、いきなり何かやるイメージがありますが、そうではなく、まず乳頭・乳輪の観察(チェック)することは、言ってみれば先天性代謝異常検査を受けてスクリーニングするようなモノなんです。
その段階で問題ありならば、精密検査に進むように、篩(ふるい)に引っかかれば、個別指導していく・・・ということですね。
「こんな筈ではなかった。」というお母さんを一人でも少なくするための乳頭・乳輪の観察(チェック)・・・

それはあってもいいんではないかと思います。
もちろん乳頭形態異常でも、産まれてから努力されたお母さん、自分ひとりで頑張って克服されたお母さんはおられるでしょうが。
きっとそれは手探りで艱難辛苦の道だったのではないかと思われます。
WHOの見解、みなさんはどう思われますか?

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☆妊娠中にしておきたい心と体の準備」カテゴリの記事

コメント

確かに何もかも自然に任せれば上手くいくんだったら世話ないですね。じゃあ出産だって自然現象だから介助無しでも平気かといえば、そんなことしたら1割くらいは妊婦さん死んじゃいますよね。

ブラと母乳の関係に興味あります。大掛かりに実験してみて欲しいですが、時間がかかりそうだし難しいのでしょうか。

個人的には、若いうちにワイヤー入ったガッチガチのブラするのは良くないと思うのですが、母乳にまで影響するのなら専門家から是非とも危険性を啓発して欲しいですね。

アラサーになった今となっては、締め付けないワイヤレスブラの良さがしみじみわかるんですが、10代の時は胸に真っ赤な痕がついても、可愛いワイヤー入りを着けたかったですね。でも本当に身体に悪いって知ってたら無理して着けなかったと思います…。

私は海外で出産したのですが、妊娠中からみてもらっていた担当の助産師さんに乳首ケアは必要ないと言われていました。そういうわけだったんですね。でも、私はひどい陥没乳首で強く吸引すれば出てはきますが、服などに押されてすぐ凹むし、出てきてもその部分は空気に触れたことのないような、真っ赤な皮膚で、恥ずかしいのですが陥没してるのでおへそのようにカスもたまって、本当に産む前は心配で何度もケアの仕方を聞きましたが必要ないの一点張りで、しょうがないのでネットやともだちに聞いて時々お風呂で押し出して洗ったり乳首をマッサージしたりはしました。それでも、産むまで凹んだままでした。

こちらは退院も任意ですが早く私は家族のサポートがうけれたので産んだ次の日に家に帰っておっぱい生活をはじめましたが、産んでから三日ほどで乳首の限界になり、幸いお乳は沢山でていたのでしばらくは搾乳して、上半身は裸で過ごし陥没部の皮膚の強化に努めました。使い方は間違ってるかもですが、出かける時はブラもつけられないほど痛かったので、シリコンのカバーをつけていました。痛みなく直母できるようになるには二ヶ月はかかったと思います。もうすぐ、10ヶ月になりますが、今ではちょっとこそばゆい程度に強くなりましたが、ソラニンさんのおっしゃる通り、家族のサポートなしでは絶対にできなかったと思います。そして、このページを読むことでこっちの助産師さんには教えてもらえない知識もつけられたし、またこちらで言われたことの裏ずけとしての知識を得たりと、何度もたすけられました。

娘は産まれてから搾乳に切り替えた時の一度ミルクを飲んだきりで、あとは完母でこちら基準でも大柄で今まで病気もなく元気に育ってくれています。頻回授乳で幸い私の方もトラブルはまだありません。久しぶりに会った担当だった助産師さんには、ほらね、産前の乳首ケアは必要ないでしょ。とードヤ顔でしたが、いやいやいやすごい産後苦労しましたけどって思います。周りは断乳を考えはじめている同期のママたちもいますが私はつまずいた経験からか、娘が好きなだけのんで欲しいし、私自身授乳が大好きです。産む前は、おっぱいがこんなに奥深いとは思いませんでした。

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