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2014年2月15日 (土)

乳腺炎で断乳はNGですよ!

0歳代を過ぎてからであっても、油断をしていたら、いきなり乳腺炎になることは、最近の過去記事にも書いたように・・・充分に有り得ることです。
乳腺炎になったら、取り敢えず母乳外来や助産院を受診して乳房マッサージをしてもらいます。
じゃがいも湿布や葛根湯の内服やお食事や飲ませ方に注意して、改善を促進するのは言うまでも有りませんが、時々、「ぢゃ、これを機会に断乳したら一石二鳥ですか?」などど聞いて来る方がおられるので、(本人は悪気がないというか、単に無知なんだと思いますが)私はがっかりします。

誰だって母乳育児していて、忘れた頃に痛い目に遭うのは御免です。
だからと言って、いきなりおっぱいを止めるのは、赤ちゃんの気持ちを無視して100%お母さんの都合だけで行動してしまうことですよね?

お子さんにに逆ギレしているかのような振る舞いは、あまりにも大人気(=おとなげ)なさ過ぎではないでしょうか?
母乳育児は母乳育自ですから、どうしてもの場合は断乳ではなくて、「言い聞かせ卒乳」をすることが当たり前なんですがね。

そもそも、乳房マッサージを受けてすっかりラクになったとしても、乳房のしこりは、1回の」乳房マッサージで完全に取り除けることは、なかなかに困難なことです。
しこりに繋がる乳腺組織に貯留したおっぱいは、そのほかの健康な乳腺組織に貯留したおっぱいとは異なり、排乳しにくいし、味も低下して、赤ちゃんが飲みたがらなくても止むを得ない状態です。
そこを曲げて赤ちゃんに飲んでもらって早く治そうという時に、あろうことか断乳だなんて・・・お子さんに後ろ足で砂を掛けるようなものです。古いおっぱいが貯留した状態で断乳なんてしたら、しこりはそのままになってしまうことだってありますよ。
危険ですね。
ちっとも一石二鳥じゃないです。
何故そんな簡単なことに気が付かないのかな?
おっぱいは最後まで大切にしましょうね。

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