乳がんと乳腺炎の因果関係はあるの?
<ご相談内容>
私はおっぱいがよく出る上に詰まりやすく、そして扁平乳首だった為、母乳育児が軌道にのるまでたくさんの壁にぶち当たりました。
結局、産後一ヶ月で切開することになりましたが、お世話になった外科の先生が妊娠したばかりの方で、お薬なども薬剤師の方に確認とったり詳しく調べてもらったりなどして色々ありましたが、一歳になった息子は隠れオッパイ星人として親子で母乳育児を楽しんでいます。
そのためにも、産後一年経った今でも「ゴボウの種」を煎じて飲んでいます。
(ちなみにクックパッドにも作り方載ってますね)
前置きは長くなりましたが、乳腺炎だったり、詰まりやすい人は乳ガンにもなりやすいのでしょうか?
純粋に母乳育児楽しんでる私ですが、時々そんなことを考えてしまいます。
実際のところ、どうなのか‥
お忙しいなか恐縮ですが、お答え頂けたら光栄です。
<SOLANINの回答>
数々のおっぱいトラブルを経験され、母乳育児が軌道に乗るまでホントに大変だったろうとお察しします。
それでも挫けず、現在もごぼう子を服用され、セルフコントロールを続けられて素晴らしいなと敬服いたします。
さて、ご相談いただいた件ですが、乳腺炎と乳がんの因果関係はあるのか?ということについて、お話したいと思います。
この2項目の統計は私は知りませんが、乳腺外科のドクターですら、「因果関係は無いでしょう。」と仰っています。
しかし、まことしやかに続けてさせられているこの話。
私が想像するに、例えば、ピロリ菌が関与した胃炎や胃潰瘍を患うと、胃がんになり易いことから転用し、乳腺炎になると乳がんになり易いと言われるのではないでしょうかねぇ。
もちろん、統計的に因果関係が明らかなことが判明していることもあります。
よく知られたことですが、乳がんが多いとされているのは、独身の方や晩婚の方、未産婦や未授乳婦や乳腺症の方や50歳前後の閉経期の方です。
乳腺炎になったから乳がん決定ではありません。
でも、産後は出来る限り避けたいのが乳腺炎ですね。
痛いし、熱が出るし、赤ちゃんは嫌がるし、分泌は低下するし・・・良いことは何もないですからね。
ちなみに過去記事にも書きましたが、母乳育児をしている方は閉経前乳がんが少ないです。
お母さんの健康に寄与する母乳育児です♪
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