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2014年2月17日 (月)

月齢が進んだのに浅飲みをするようになった、何故?

最近ちょくちょく、記事タイトルのようなご質問を受ける機会があったので、記事化させていただきます。

幾つかの理由があると思いますが、この記事では分泌過多のお母さんの場合について述べさせていただきます。
月齢が進むと徐々にさし乳に変化していくものの、吸啜力が強くなるので、授乳間隔が空き、おなかが空いているとついゴイゴイ飲んでしまいそうになるのが赤ちゃんです。
ただ、そういう吸啜をするとおっぱいがブワ~っと凄い勢いで出て来るのでアップアップしちゃうのですな。
2~3ヶ月くらいまでの月齢の若い赤ちゃんの場合、“陸(おか)に居ながら溺れる”という現象になるわけで、手足をばたつかせゲホゲホ&ヒーヒーしながらおっぱいから離れる状態です。

でも、月齢が進んだら、吸啜力も向上するし知恵が付いてきますから、おっぱいは咥えたままで離したりはしなくなるのね。
おっぱいの出方を制御してラクに哺乳出来るようにするために敢えて浅飲みをするのです。
とは言っても、浅飲みは何ヶ月の赤ちゃんであっても百害あって一利なしですからな。
どう対応すればいいのでしょう?

それはですな、ひとつは先搾りをすることです。
乳輪が硬くても吸啜は出来るようになっていたとしても、先搾りをすると咥えた瞬間におっぱいが噴き出したりしません。
しんどくならず、噎せたりせずに深飲みが出来るわけです。

ふたつめはポジショニングの変更です。
レイバックって分かりますか?
今丁度冬季オリンピック(会場はロシアのソチ)の最中で、フィギュアスケートの選手が、スケート靴の端を持って、上体を後ろに反らした態勢でスピンするのがあるでしょう?(レイバックスピン)あそこまではいかないけれど、ソファにもたれかかり赤ちゃんを縦抱き気味にして吸啜させるのです。
そうすると乳汁の流れ的に噴き出したりしないから、深飲みしても大丈夫になるのです。
但し、新生児や月齢の若い赤ちゃんにはお勧めしません。

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☆ポジショニングとラッチオン」カテゴリの記事

コメント

初めまして。いつも拝見しています。(本も読んでいます!)
悩んでいることがあり、答えを頂けたら嬉しいです。
9ヶ月の息子、離乳食は1日3回よく食べます。完母なのですが、おっぱいはいくらでも飲みたがり、未だにぶらさがっている状態です。
嬉しそうにニコニコと、離しません。おっぱいと言うだけですり寄って来ます。
時間の許す限りはとことん付き合うようにしています。私も楽しくて幸せな時間なので…
今後もこれでいいのでしょうか?それともきちんとけじめをつけて、〇分で終わらせる!とかしたほうがいいのでしょうか?

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