水分を沢山摂取するとおっぱいが良く出る?
おっぱいに含まれる水分は88%もあります。
赤ちゃんの哺乳量は月齢やおなかの空き具合、喉の渇き具合、体調、眠いかどうか等の諸条件により、毎回少しずつ変動しますが、少なくとも完全母乳で充分体重増加が見られる赤ちゃんであれば、1日に850~1000mlのおっぱいを哺乳しています。
一般的な話ですが、成人で1日に必要な水分は1000~1500mlですので、授乳中はそうでない時よりも水分が多く必要と言えます。
つまり、お母さんのカラダを養う水とおっぱいのための水分です。
しかし、滅多やたらに水分を摂取すればおっぱいの出方が良くなるというものではありません。
水分よりもおっぱいの分泌に大きく関与する因子は「乳頭刺激」「食事」「休息」です。
では、授乳中のお母さんの水分摂取量は、どう考えたら良いのでしょうか?
食物には水分が含まれますが、それぞれの食物の含水量をカウントすることは現実には困難です。
大まかな目安ですが、少なくともコップやお椀で飲む分については1500mlはあった方が良いとは思います。
但し喉の渇きに任せて冷たい飲み物をガブガブと一気に大量に飲むことは避けましょう。
何故なら胃腸が冷えるからです。
胃腸の冷えはカラダの冷えに結びつきます。
カラダが冷えると乳管が詰まったり、おっぱいの分泌が低下し易くなります。
まぁ、碌なことがないのですね。
授乳中の水分摂取は温かい飲み物をゆっくりこまめに飲むことが望ましいです。
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