ファミリ―サポートセンターって知っていますか?
ファミリーサポートセンター(通称or略称ファミサポ)ってご存知ですか?
今年の元旦の記事をお読みいただいた読者のみなさんはご存知でしょうが、実はSOLANINは、2013年12月の一斉改選で民生児童委員に委嘱されたわけなのですが、「こんにちは赤ちゃん」訪問事業でもご紹介させていただいています。
ファミサポとは、地域に於いて育児や介護で援助を受けたい方(名称は「おねがい会員」・「依頼会員」等)と援助をしてあげたい方(同じく「まかせて会員」・「援助会員」等)が各々に又は両方に会員登録をされ、助け合い精神で成り立つ相互援助組織を指します。
ファミサポはですね、昨日今日に始まった組織ではないですよ。
省庁再編が始まる前の厚労省がまだ厚生省と労働省に分かれていた頃の労働省が構想して設立に至ったもので、確か今春には10年目を迎える筈です。(それなりに歴史があるってことです。)
ファミサポの設立運営は、市区町村が行っています。
設立時期には多少のばらつきはありますが、今ではほぼ日本全国津々浦々にあるってことです。
具体的に、どんなことをお願いできるかと申しますと、例えば赤ちゃんが生まれてから、上の子さんを保育園・幼稚園まで送迎をしてくれます。(産後直ぐは、お母さんは身動きが取れませんからね。)
保育園の開始前や終了後の時間帯に子どもを預かってくれます。
お父さんやお母さんが怪我や病気や急用(免許の更新とかお葬式に参列しなくてはいけないとか)の際に子どもを預かってくれます。
上の子の学校行事の際に、下の子を預かってくれます。
買い物などの外出の際に子どもを預かってくれます。
地域にもよるかもしれませんが、いわゆる病児・病後児の預かりや早朝夜間でも緊急時の子どもの預かりをしてくれるところもあるようです。
昔だったら、おじいちゃんやおばあちゃん、仲の良いご近所さんにお願いしていた“子どもの預かり”系に関することが、低価格でお世話になれるのです。
おじいちゃんやおばあちゃんが近くに住んでいない、住んでいるが仕事が忙しくて到底頼めない、ご近所付き合いが出来ていなくて頼れる人が傍に居ない等の理由で、お願いできるのです。
平成23年には「おねがい会員」さんの登録が38万人超え&「まかせて会員」さんの登録が約13万人、「両方会員」さんが4万2千人超えというメジャーな活動が全国展開されています。
他人様に頼るのはどうも・・・と、抵抗感のある方もいらっしゃるかもしれませんが、「まかせて会員」・「援助会員」さんは安全講習やスキルアップ研修を定期的に受けていらっしゃいます。
また、年齢的にも殆どの自治体で65歳以下とされています。
まさに祖父母世代に相当する世代ですね。
しかも、健康体の方でないと登録できません。
また、万一の際に備え、ファミサポの補償保険や各種傷害保険などに加入されていますので事故対応も安心です。
ハッキリ言って相当ボランティア精神の強い方でないと、務まらないことをなさろうとされているわけですから、「まかせて会員」さんって凄いと思います。
間違っても「まかせて会員さんは、素人さんでしょ?」的な偏見なんかもったらバチが当りそうですよ。
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先日大阪の八尾市で五ヶ月くらいの赤ちゃんを一時間ファミサポに預けたら窒息死した、八尾市は対応してくれず。。というようなニュースがやっていました。
それを見て実際事故が起き子供の命が無くなっているのに間に入った市は解決に向けた対応をしてくれないことに驚いたし悲し過ぎるニュースでした。ファミサポの預かった人も話し合いになると体調が悪くなり話さなくなるということで、命が無くなったのにそれで良いんだと驚きました。
なので私はファミサポが怖く思えてしまっています。でも何かあったとき預かってくれる人がいたら便利だなと思いますが、ニュースで保育園で事故死とか見ると守れるのは親しかいないんだと思いました。難しい問題です。
投稿: さおり | 2014年2月 8日 (土) 03時08分