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2014年3月19日 (水)

なんでこんなに出にくいのか?その2

(初経産を問わず)振り返ってみて、最終的にはおっぱいは出て来たのだけれど、いかんせん立ち上がりが遅い方がいらっしゃいます。
妊娠中から乳頭・乳輪のお手入れを励まれるか、上の子さんの授乳継続状態で、コンディションは良くて、正期産の時期に突入したにも拘らず、未分泌に近い状態か全くの未開通である時はヤバいです。
母乳育児推進の病院で出産し、それなりに手厚いケアを受けたのに、「なんでやのん?」と言いたくなるくらいの遅さです。

もちろん人それぞれ理由は様々ですが、「恐らくこのせいではないか?」という、引き金となる事象がいくつかあるので、それらを検証したいと思います。

その2:難産だった場合。

複数の産婦人科のドクターが仰るのを聞いたことがありますが、初産婦さんでいわゆる安産と言われる方の分娩所要時間は、12~16時間だとのことです。
それでも筋肉の疲労度に喩えると、富士山に登り降りて来るくらいに相当すると言われています。
分娩所要時間は、10分以内の間隔で規則的な陣痛が開始した時刻からカウントします。
ちなみにSOLANINの知る限りですが、分娩所要時間で最長の方は、161時間だったと記憶しています。
7泊8日だったかな?あっいえ、レンタル屋さんの返却期限でもハワイ旅行でもないですよ。
予定日を大幅に超過されていたのではなかったかなと思います。
筆舌に尽くし難い困難の末の赤ちゃん誕生でしたが、産婦さんはフラフラでした。

このように、お母さんのカラダのダメージが大きいと、リペアにエネルギーが使われるのか、おっぱいの立ち上がりは遅くなります。
これは致し方ないことです。
「ひにち薬」が必要なのですね。
それまでは、効果的な吸啜をしてもらいつつ、分泌の維持向上を目指すのも一案です。

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