子育て支援の中心は、託児なのか?
巷では、ベビーシッター事件に関する発言として、乙武さんとムネオ先生のバトル(?)が話題になっています。
まぁ、この場でお二人のどちらを支持するのか(どちらとも支持しないのかも)についてコメントするのは、SOLANINとしましては差し控えますが、特に3歳未満児の保育園の入園待機解消はまだほど遠い現実や、働き方が多様化して休日夜間の保育が認可園では事実上対応困難であることからベビーシッターさんにすがるしかないお母さんがいらっしゃることについては充分に認識しています。
特に、あのような痛ましい事件が起こると、「何か手立てはなかったのか?」「再発防止のために何をしていけばいいのか?」とゆうことが話題になります。
法律や住民サービスその他至らない点は何なのかを話合い、早急に改善を図る必要があります。
勿論それには国会・地方を問わず議員さんや行政や様々な立ち位置から知恵を出し合い、少しでも漏れを少なくなるようにしていかなくてはなりません。
ただ、この手の話題の時、いつも違和感を憶えるのは、いわゆる子育て支援の中心って、昔も今も託児なんですかねぇ?
あっ、託児には大きな需要であり、一番充実させていかねばならない部門だということは、理解出来ますよ。
でも、上手く表現できないのですが、世間一般では託児さえ充実してあげたらお母さんは働ける・虐待しない・問題解決・将来はバラ色だぜ♪みたいな雰囲気が漂っているけれど、託児はあくまで子育て支援のひとつじゃないのでしょうか?
私はそれよりもっと土台的な母子の繋がりや絆、託児じゃなくて赤ちゃんと離れないで済むにはどうしたらいいかについて腐心しているので、ベクトルが逆のせいか、いつもモヤモヤしてしまいます。
ん~やっぱり助産師の端くれだからかなぁ?
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コメント
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初めてコメントします。アメブロから愛読しています。
次女が今は1歳3ヶ月、1日3回ほど授乳です。4月から仕事復帰で保育園なんですが、朝晩だけでも授乳をしたようと思えているのもこのブログのおかげです。ありがとうございます。
子育て支援は託児以外にもあるというご意見に賛成です。
投稿: りさ | 2014年3月30日 (日) 23時19分
こんばんはいつも勉強になる記事をありがとうございます。
どうなんでしょうかねぇ。子育て支援の中心が託児なのは女性の社会進出に重点をおいているからでしょうね。
SOLANINさんはフランスの子育て事情をご存知でしょうか?
きっとあり得ない!って思ってしまわれるかもしれませんね。
出産しても母乳で育てるか育てないか聞かれて育てないとなればホルモン剤ですぐに止めて、職場復帰も早く、ベビーシッターに預けて夫婦の時間を大切にする。産まれたときから別々の部屋で寝る。母親じゃなく女性としてを大切にするのだとか。
何となく日本もそう目指しているようですが、果たして日本人にそのような子育てはあうのかどうか…
また抱きグセがつくとかのなんとか博士の二の舞にならないか心配です。
お母さんのストレス発散は大切だとは思うのですが…
投稿: はる | 2014年4月 1日 (火) 19時23分
SOLANINさんの意図されること、分かる気がします。
私も働く母ですが、子育ての充実なしに、仕事含めてその他がいくらバラエティに富んでいたとしても、人生の充実はないと感じています。
「乳幼児を抱える身でも夜間勤務、長時間労働がしやすい社会」を目指されても嫌です。
「そもそも、無茶をしないと子育てと生活の両立ができない環境がおかしい」って発想はないのか?と思っています。
投稿: もにゅ | 2014年4月 2日 (水) 09時25分
こんにちは。
いつも為になる記事をありがとうございます。多分、はじめてコメントさせて頂きます。
私も同感、とゆうか、外国で日本語が通じる人に会ったような感動と安堵感を覚え、思わずコメントしています。
私は今、二歳三ヶ月の男児の母ですが、まだパイパイ?恥ずかしい〜もうカスだよ〜(笑)などの、息子を通しての私への暴言など、とかく生きにくい育児生活にもだんだん慣れ(笑)
投稿: めい | 2014年4月16日 (水) 17時26分
(すみません、続きです。)
華麗にスルーを目指しているのですが、
保育園まだ?かわいそう。はやく働いてはやく入れたら?の空気が強く、酸素吸入が欲しくなります。(もちろん、家計的には、働いたほうがいいのは確かですが。)普通の母子の愛着が、普通に出来ない時代に生きているんだ。と感じます。
でも、先日スキンシップとオキシトシンの関係のTVを見て、答え見つけたり!です。おかしいのは、託児が頼めない世の中ではなく、託児してもしなくてもいい体制になっていないこと、なんですよね。つまりは、子供がいる家庭には、せめて三歳まででもいい、その家庭が必要最低限暮らせる、年金のようなものが必要なのではないでしょうか?
と思って、毎日家事育児にいそしんでおる次第です。
投稿: めい | 2014年4月16日 (水) 17時40分