感覚を研ぎ澄ませば、哺乳が量的に充分か否かを知ることができる。
通常、哺乳量測定に使用する赤ちゃん用の体重計の目盛りは、理想を言えば2g単位が良いと思いますが、最大で10g単位が許容範囲だと思います。
入院中は、1回哺乳量は測定できますが、お家に帰宅されたらそんな細かしい目盛りの体重計がある家はほぼ皆無なので、「ホントに足りているのかな?」と、不安になることもあるかと思います。
その時のお母さんの分泌量にもよりますが、少なくとも過去記事で、2週間健診時の1回哺乳量が目安以上飲めていれば、乳房が柔らかくなった・軽くスッキリした感じがしますよ~とSOLANINは申しました。
逆に言えば、しっかり飲めていない場合は、乳房の一部が硬い、スッキリしない、重たい感じがする、搾ったらドンドン出るんじゃないか?等の感覚に見舞われます。
これは、お母さん自身の感覚というかセンサーの感知度にもよりますが、かなりのお鈍(にぶ)さんであっても、母乳育児を開始して1ヶ月も経てば、充分に哺乳ができたか否かは普通に体感できることです。
もしもですが、体感できなければ、しっかり飲んだのか、チャラい飲み方をしたのかという判別ができないということですから、これは由々しき問題です。
1ヶ月以降になっても、授乳前後で乳房の変化を「何も感じない。」という方は、正直言ってイタいです。
なんとか感覚を研ぎ澄ましていただきたいです。
飲みムラが大きくて、体重増加不良傾向の赤ちゃんのお母さんが、起死回生を図るには、この感覚を研ぎ澄ますことが重要です。
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