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2014年3月27日 (木)

時間を気にして飲ませていませんか?

保健師さんや栄養士さん、それに小児科のドクター・・・乳児の集団検診で出会う医療者はみな口裏を合わせているかのように、
「おっぱいの回数、多いですね。もう少し授乳間隔を空けて、時間を考えて飲ませてあげたらいかがですか?」とか「お母さん!もうねぇ、泣いたらおっぱいの時期ぢゃないんですよ。」などの指導を若干うんざりした口調で仰ることがしばしばあります。
(私も言われたクチなので、よ~く分かります。)

酷い指導になると、「貴女は赤ちゃんをあやすということを知らないのか!」というのもあります。
別に泣いた赤ちゃんの口封じにおっぱいをあげているわけではないのに、初対面の医療者にそこまで言われる筋合いはないのではないか?と憤慨されたお母さんも少なくないと思います。
それと同時に、「あ~。もしかしておっぱいが足りないから、泣くのかな?」「時間を決めてあげないと、赤ちゃんの発達に良くないのかな?」と不安になられることもあるかと思います。

この場合、SOLANINが確信を持って言えることは、「生後何ヶ月であっても赤ちゃんがグズッたらおむつを替えたり、抱っこしてあやしたり、ひとわたりのことはしてみたものの、何となくおっぱいを欲しがっているんぢゃないかな?と感じたら、時間や間隔はひとまず横に置いて目の前の赤ちゃんの要求に応えてあげてください。」・・・ということです。
間違っても「4ヶ月だからせめて3時間は授乳間隔は空けないと。」とか「3時間以内だと最近あまり乳房が張らないし、張らせた方がいっぱい出る気がするし、あと3時間までに22分(!)あるからそれまであやしてみようか?」などど調整をする必要は全くないということです。
お母さんが極端な分泌過多で苦しんであられるならともかく、そうではないなら変なセーブはしないことです。

生後3ヶ月以降、つまり満腹中枢が形成した以降に赤ちゃんの体重増加度が月齢相当から乖離するくらい少ない場合、原因となるモノが、昨今この変なセーブによるものであることが多いような印象が強いです。
母乳推進という病産院でも、そういうことを言う助産師がたまにいますから気をつけましょう。

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