ぎっくり腰をラクにしてほしかっただけなのに。
現代人は腰が弱いと言われています。
産後ぎっくり腰になるお母さんがときどきおられます。
私は整体か鍼灸をお勧めしています。
母乳外来を受診された患者さんには、必ず「おっぱいをあげている時に何か困ったことがあれば、とりあえずSOLANINの勤務先の母乳外来に電話してね」と、念を押しています。
でも、病状によっては「相談しても仕方ない・・・」と思っちゃうんでしょうね
確かに私はぎっくり腰を治してあげられません。
だけど、そんな時どうしたらいいのか、情報提供することはできます
院内で何とかなることでしたら、他科のドクターにお願いすることもできます
そのお母さん、せめて、SOLANINの勤務先の産婦人科に罹ってくれたらよかったのですが、自宅近くの産婦人科を受診して、「ぎっくり腰になって、授乳はおろか、家事もできないし、先生何とかしてください」と言われたそうです。
そうしたら、その先生は「よし、分かった」と言って看護師さんに、お薬を持って来させ、「これを飲みなさい」と4錠のお薬とお水の入ったコップを渡されたそうです。
腰が痛くて堪らなかったので、言われるままに先生の面前で内服したそうです。
そうして、お薬のヒートシールは何気にポケットに入れて帰ったそうです。
「授乳はしばらく止めてミルクにしてね。」と、その先生に言われたそうです。
「なんで?」と思いながらそのお母さんは自宅に戻りネットで内服したお薬の素性を検索したそうです。
そうしたら、何と『カバサール®』だったのです。
えらいこっちゃ!
死産の方でさえ、1週間に1錠内服すれば効果のある、あの『カバサール®』です
内服したら最短でも24時間は授乳禁止です。
コトの重大性に気づいたお母さんはすぐ、母乳外来に電話して来られました。
お話を伺って私も言葉を失いました。
やっとの思いで「4錠ですか・・・」と言いました。
俄かには信じがたいのですが、その先生は乳緊をラクにしてあげたらいいと受け取ってしまったようです。
「もう、おっぱい出なくなってしまうんでしょうか」と、涙声のお母さん。
「とりあえず、母乳外来に連れて来てもらってね。どうしたらいいか、説明するから。」
と、私は答えました。
さて、SOLANINの対応とおっぱいの状況のつづきはこの後で。
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