« 赤ちゃんの耳掃除はどうすればいいの? | トップページ | お母さんが突発性難聴になってしまったら? »

2014年3月24日 (月)

急におっぱいが出なくなった!

かなり深刻なケースの方に出会ったので、お知らせします。
「最初は混合栄養だったけど、3か月過ぎ、赤ちゃんが満腹が判るようになって、それからは完母でした。なのに、離乳食が始まる頃になって、殆んど出なくなりました。」というAさん。
もう一人のBさんは、「出産してからずっと完母で、(SOLANINが最低体重の2倍になるのは100日目くらいで十分と言っていたのに)65日目に達成するくらい、おっぱいがたくさん出ていました。けれど、7か月目くらいに入ったら、枯れたかのように出なくなりました。」

・・・こんなこと、ありなんでしょうか?
このお二人はあくまでレアケースですから、自分がそうなるんじゃないかって心配はしないでね!

じゃ、何故こんなことに?
このお二人に共通していたのは、月齢が進んだら、授乳回数を落としていたことです。
それと、家庭内のあれこれで、お母さんに物凄くストレスがかかってたことです。
赤ちゃんが欲しがる意思表示が少なくなったというのもありますが、ある程度、作為的に授乳回数を落としていたんですね。
(変な育児書読んだのか、集団健診で医療者から何か言われたんでしょうね。授乳回数を落とすきっかけについては多くを語られなかったので、詳細は不明ですが・・・)

赤ちゃんががっつりとお母さんの乳頭・乳輪を刺激する飲み方をこまめにしてくれてこそ、脳下垂体前葉は刺激され、プロラクチンが分泌され、おっぱいが造られます。
おっぱいの製造がリセットされそうになったら、イライラせずに、夜間も必死におっぱいをあげてください。
イライラの元になる問題は出来るだけ、周りの人達にも協力してもらい、解決していくこと。
問題というのでなく、自分の気持ちを落ち着けるならアロマもいいですよ。
そして、基本に忠実にこまめにおっぱいをあげること。
それが元に戻る近道なんですね。

幸い、このお二人はその後ミルクは不要になっておっぱいとご飯で赤ちゃんを育てておられます。
万一、出が悪くなったら、そこで諦めるんじゃなくて、母乳外来とか助産院に出来るだけ早く行ってくださいね。
何とかなることだって、ありますから

ところで、バスケ漫画の金字塔と称されるスラムダンクってご存知でしょうか?
湘北高バスケ部監督のの安西センセイが膝を壊して不良化した元中学MVPの三井 寿((みつい ひさし)
君に「諦めたらそこで試合終了ですよ」というセリフがあるのですが、読者のみなさんは世代が違うから知らないかな~?
テレビ放映されていた当時、私は子どもとTVにかじりついて、夫に呆れられながら毎週ビデオに撮りながら観ていましたが・・・母乳育児も然りなんですね。

« 赤ちゃんの耳掃除はどうすればいいの? | トップページ | お母さんが突発性難聴になってしまったら? »

☆母乳分泌のメカニズム」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

カテゴリー

2022年2月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28          

アクセスカウンター

  • アクセスカウンター
    現在の閲覧者数: