予防接種要注意者とは?
先日の記事で、予防接種不適当者についてお話ししました。
予告通り、本日は、予防接種要注意者についてお話します。
どういう方が、要注意者になるのかは以下の通りです。
☆心臓血管疾患・腎臓疾患・肝臓疾患・血液疾患および発育障害等の基礎疾患がある方。(勿論、主治医の判断によるところは大ですが、例えば、慢性の心疾患の方はインフルエンザに感染した場合のリスクが高いので、接種が望ましいとされています。)
(無脾症候群の場合、肺炎球菌ワクチンの適用になります。)
(急性腎不全の方や免疫抑制剤を使用中の方は接種してはいけないとされています。
☆過去に予防接種を受けて2日以内に発熱・全身発疹等のアレルギーを疑われる症状を呈した方。(接種前に皮内テストを実施して、問題なければ接種できます。)
☆接種しようとする予防接種液成分に対してアレルギーを呈する恐れのある方。
(これも上記同様ですな。)
☆過去に免疫不全の診断がされている方および近親者に先天性免疫不全症の方がいらっしゃる方。(生ワクチンの場合、結果的にウィルス感染を呈することもあるので、当然ですが、治療中は避けることになります。)
☆過去に痙攣をおこしたことのある方。
(熱性痙攣であれば、事前にダイアップ座薬を挿肛しておけば、予防効果が期待できます。)
(てんかんの場合、コントロールが良好で、最終発作から2~3か月程度無事に経過されていたら、ワクチンの種類を問わず接種しても差し支えないとのことです。)
☆BCG接種にあたり、過去に結核患者さんとの長期接触がある方や結核に感染している疑いのある方。
・・・だそうです。
アレルギー体質(アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・ある種の蕁麻疹・気管支喘息等)だから、予防接種は全面的に無理と決めつけるのは早計なので、「ホントに接種しての大丈夫かしら?」と、気になる場合は、かかりつけの小児科ドクターに相談してくださいね。
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