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2014年4月 7日 (月)

お母さんがド・ケルバン病(=狭窄性腱鞘炎)になってしまったら?

ド・ケルバン病・・・SOLANINよりも、整形外科領域で働く看護師さんか、現在罹患しているお母さんの方がお詳しいかと存じます。
甚だ僭越ではありますが、リクエストも有りましたので、記事化させていただきます。

ド・ケルバン病は腱鞘炎の一種です。
解剖学的な説明は・・・小難しくなるので、ここでは敢えて省きます。
腱鞘炎と言えば手指を長時間酷使する事務系のお仕事や編み物の先生、ピアニスト等の職業病のように思われるかもしれません。
かつて私が看護学生だった頃も講義ではそのように教えてもらいました。

しかし、助産師として働き始め、特に産科退院後のお母さんと出会う機会が増えてから、腱鞘炎になられるお母さんにちらほら遭遇することが今もなお続いています。
「何処が痛むのですか?」とお尋ねしたら、殆どの方が手首の親指側を押さえられます。
腫れてくることも有ります。
親指の使い過ぎ(過剰刺激とでも言いましょうか)でその部分腱鞘が肥厚したり傷が付いて、親指を使うと激痛が走ります。
親指を使った作業ではなくても、例えば親指を握りこんでグーを作って、手首を小指側に倒すと手首の親指側が「うっ!」と呻くような痛さを感じれば、ド・ケルバン病である疑惑があると思われます。

医学書によれば産前産後や更年期の女性に多く見られ、ホルモンバランスの変化で起こるとされています。
(個人的には産前から発症している方にはまだ遭遇したことがありませんが・・・)

症状の改善には一にも二にも患部の安静なのですが、産後は赤ちゃんのお世話が山ほどあり、なかなか患部の安静が困難な状況かと思います。
軽症の段階であれば、湿布を貼ったりサポーターで保護したりで凌げることも可能です。
ただ、一旦軽快しても再発し易いのがド・ケルバン病の難儀なトコロです。
「おかしいな?」と感じたら、早めに整形外科受診されることをお勧めします。
というのも、先にも述べましたようにド・ケルバン病の治療には安静第一なので、重症化すると、赤ちゃんのお世話ですらストップの指示が出されることさえあるからです。
現実問題として、赤ちゃんのお母さんとしてそれは不可能ですし、万一そんなことになったら大変です。
但し、内服薬でも湿布薬でも「おっぱいは止めましょう!」と断乳を迫る整形外科ドクターも中には居られますから、受診前に必ずカテゴリー「☆おっぱいとお薬」の記事や“お母さんが腱鞘炎になってしまったら?”の記事を熟読され、母乳育児を中断する必要性のないお薬を処方していただき、赤ちゃんのためにご自分のおっぱいを守りましょう。

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