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2014年4月25日 (金)

子宮腺筋症と母乳育児。

子宮腺筋症・・・聞いたことがありますか?
子宮筋腫とは名前が似ていますが、全く別の病気です。
子宮腺筋症とは子宮筋層内にできた子宮内膜症です。
(過多月経や月経痛がハンパなく酷い等、症状もほぼ同じ。)
鎮痛薬でだましだましでは、病状は悪化していくので、しっかりと治療をしていかなくてはなりません。

治療方法としては手術もありますが、『リュープリン®』(月に1回するホルモンの皮下注射)や『スプレキュア®』や『ナサニ―ル®』(月経開始日~する点鼻薬)がありますが、いずれも授乳中は使用禁止です。

子宮動脈塞栓術(UAE)は健康保険が適用されませんし、入院が必要です。

集束超音波治療(FUS)というものもありますが、比較的新しい治療方法なので、詳細な治療データはまだ集まってはいません。
日帰り・ほぼ無侵襲というのがウリのようですが、3~5時間うつ伏せ姿勢を取らばくてはならず、しかも授乳中は適用しない(涙)となっています。
しかも、治療できる施設はまだ限られているようです。

低用量ピルの『トリキュラ―®』は大丈夫だろうか?というお問い合わせが先日あったのですが、国内の授乳中の症例を扱ったものは見つかりませんでした。
あるとしたら避妊方法としてでしたが、「母乳分泌が抑制される恐れがあるので・・・」という視点からだけで、赤ちゃんへの影響を示唆するような表現は見つかりませんでした。
海外の文献では、産後6ヶ月以降だったかは授乳中でも服用可との記載はありましたが、避妊方法としてのみの記載でした。

子宮腺筋症の治療に処方されるにしても、避妊目的に処方されるにしても、用法用量は同じようですが・・・
私もここ10日間くらい、『トリキュラー®』についての検索を必死に続けたのですが、なかなかこれというのが見つかりませんでした。

セカンドオピニオンとしてしかるべきところ(例:虎の○病院)とかにお問い合わせしていただいた方が良いかと思います。
お役に立てなくてごめんなさいね。

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