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2014年4月18日 (金)

産後の便秘予防と解消にはアロエがいいのかな?

突然ですが、年配者から便秘予防に効果があるよとアロエジュースを服用するように勧められたことのあるお母さん、意外と多いのではないかと思います。
アロエの成分は複雑なのですが、その中のアロインという成分には強い緩下作用があるので、便秘予防と解消のためということなのでしょうね。
ちなみに成人のアロエエキス(←アロエそのものではなく、アロエ抽出分のこと)の基準摂取量は、50〜300mg/日とされています。
(余談ですがこの基準摂取量に相当するのは、キダチアロエであれは15g程度、アロエベラ生葉であれば20g程度だそうです。)
アロエエキスを高濃度(≒50%以上)含有したアロエジュ―スやアロエジェルにはアロインという成分も沢山含まれているので、母乳育児中のお母さんは、できるだけ避けた方がいいです。

何故かと申しますと、母乳育児中のお母さんが基準摂取量内のアロエエキスであっても服用すると、赤ちゃんの10〜33%にうんちの回数が増えたという報告があるからです。
しかも、疝痛(せんつう・・・刺し込むような強い痛み)を伴う下痢を起こすことがあるそうですから、このアロインという成分は、かなり母乳に移行するのでしょうね。

早とちりしないでいただきたいのですが、市販されているアロエ入りヨーグルトなどに含まれるアロエ加工食品には、これらの症状を惹き起す可能性のある、アロインはほぼ含まれていないので、心配には及ばないでしょう。
アロエの薬効は多岐にわたり素晴らしいと思いますが、こと、母乳育児中のお母さんがアロエエキスを高濃度(≒50%以上)含有したアロエジュ―スやアロエジェルを摂取されることは、赤ちゃんへの影響を考えると、できるだけ避けた方がいいと思います。

あっ、言わずもがなですが、アロエエキスを高濃度(≒50%以上)含有したアロエジュ―スやアロエジェルの摂取は、妊婦さんや乳幼児は必ず避けてくださいね。

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