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2014年5月25日 (日)

へんてこりんな保健指導3

先日の記事に読者さんからのコメントで、びっくりすることがありましたので、記事にさせていただきます。
生後1ヶ月の赤ちゃん健診で、医療者から「ビタミンKの補給にたまにミルクをあげてね。」という指導があったそうです。

ビタミンKは赤ちゃんの体内では合成されません。
母乳に不足している唯一の栄養素とも言えます。
なので、生後1日目と退院前(通常生後4日目~6日目頃)、そうして生後1ヶ月健診の計3回にわたりシロップのカタチで投与します。
(NICU入院中の小さい赤ちゃんには、注射のカタチで投与されることもあります。)
確実な投与をすれば、新生児の消化管出血(いわゆるメレナ)や頭蓋内出血を予防できます。
ビタミンKは母乳に不足しているものの、この3回の投与を受ければまず安心です。
また、お母さんが納豆やキャベツ、小松菜やほうれん草などを積極的に食べられると、おっぱいにビタミンKが出てきます。
それで事足ります。

なのに、「ビタミンKの補給にたまにミルクをあげてね。」・・・とはどういうこっちゃ?
おかしいやないの!
お母さんが何も知らないだろうということで、こんな悪質な指導をするのですね。
医療者に言われたら、驚きつつも真に受ける方だっておられることでしょう。
どういった職種の医療者だったかは詳細は不明ですが、可能性が大有りなのはミルク屋さんから派遣されて健診室の一角に鎮座している栄養士さん。(もちろん、自社製品のセールスウーマンですな。)
もしくは、担当の小児科のドクター。(ミルク屋さんから〇〇を頂戴されていて、赤ちゃんのお母さんにミルクを勧めることを使命としておられるのですな。)
WHO/ユニセフでは「医学的必要がないのに、母乳以外のもの(=糖水やミルク)を与えないようにしましょう。」と、10か条で表明しています。
「ビタミンKの補給に。」・・・という一見もっともらしい言い草に惑わされてはいけませんぞ。
賢いお母さんになってくださいね。

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コメント

2人目をベルギーで出産しました。現在4ヶ月です。
こちらでは生後3ヶ月までビタミンKのシロップを週に一度飲ませるように言われました。
更にビタミンDのシロップは6歳になるまで毎日です。
日照時間が少なかったり、母乳は頑張って3週間は続けてっと言われたり
日本と違うことが多いけれど
1人目から母乳育児はこちらのブログでお世話になってます。
これからかも自信をもって母乳育児楽しみたいです。

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