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2014年5月26日 (月)

へんてこりんな保健指導4(改訂版)

新生児家庭訪問という事業があります。
2013年度からは、出生時体重による線引きは無くなり、事業は市区町村に移管されました。
一般的には、市区町村の保健センターの担当者(保健師さんや助産師)が、訪問依頼の葉書を出された方を中心に家庭訪問されています。
(初産婦さんには葉書無しでも訪問する市区町村や、葉書の有無を問わず初経産を問わず全戸訪問をされている市区町村もあり、事業の実態は様々です。)
無料で利用できる制度なので、良いことだと思います。

かつてSOLANINも自分の職業は伏せて長男と次男の出産後に家庭訪問を依頼したことがあります。
保健師さんの保健指導ってどんなだろう?って興味があったのと、義母に最近の子育ての常識を知ってほしかったから。(←これは長男の時)
私を担当してくれた保健師さんは年配の方でしたが、ちっとも高飛車ではなかったし、言葉も丁寧で分かりやすいし、来ていただいて勉強になりました。

SOLANINの知る症例として、明らかにミルクの補足を必要としている他院出産の新生児がいらっしゃいました。
私が対応させて頂いた段階(おそらく2週間前後)で500ml/日のミルクの補足をされていました。
その日に直母量測定したら8gで、分泌はジワジワと滲むくらいでした。
とてもじゃないですが、ミルクの補足を減量できる状況ではなかったです。

しかし、その2~3日後にやって来た新生児家庭訪問の担当者は、そのお母さんに対し碌におっぱいの分泌も見ていないのにも拘わらず、(たまたま体重増加が良かったのか、直母量測定してまずまずの結果だったのかもしれませんが)「今日からミルクは200mlに減量して直母を頑張るように。」と指導されたそうです。
その2日後に、㌧でも指導を遵守されてしまった赤ちゃんが脱水で発熱して休日に緊急入院となったという事件(?)がありました。

後日、一連の経過を聞いて私はぶっ飛びそうなくらいビックリしました。
一歩間違えば人命に関わることですよ。
母乳育児を推進するなら、訪問先のお母さんのおっぱいの分泌と赤ちゃんの哺乳力を見極めるのが最低限必要だと思います。
百歩譲って見極めたとして、ミルクの補足をこんな一気に減量するのは、ギャンブル性が高過ぎるというか、セオリー無視っていうか、あまりにも無茶苦茶です。

なおかつ、病産院や母乳外来で指導している内容を卓袱(ちゃぶ)台返しの如くひっくり返すのであれば、万一に備え、再訪問してフォローするのがスジってものです。
ちなみにこの担当者、言うだけ大賞ってヤツなのか、再訪問の約束なんて無かったそうです。
こんなことが罷り通るのは間違っています。

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