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2014年5月27日 (火)

へんてこりんな保健指導5(若干改訂版)

4ヶ月半で8620gもある大きな赤ちゃんのお母さんからご相談がありました。
健診で担当小児科ドクターに以下のようにアドバイスされたそうです。
①「(ここまで育っていたら)もうすぐ母乳は出なくなると思いますよ。」
②「離乳食を早めにスタートさせたらいいし、離乳食で足りない分はミルクあげたらいいし。」
③「これくらい(体格が)大きければ下痢しても哺乳しなくても、大丈夫。」

最初に申しておきますが、これらのアドバイスは全て㌧でもです。
この小児科ドクターの仰ることを真面目に受け止めないでね。
その理由について、述べてみましょう。
①ですが、おっぱいを吸わせるのを止めたら段々出なくなってはきます。
でも、授乳中のお母さんがそんな事されるわけないでしょう?
っていうか、ありえないですよね?
もしもうすぐ母乳が出なくなると言い張るならば一体何日後まで&何gまでならば出るっていうのでしょうか?
赤ちゃんの体重が大きくなったらおっぱいが出なくなるなんて、エビデンスがゼロですね。
②離乳食=固形食ですから当然固形食の方がおっぱいよりも、カロリーベースで高いのは小学生でも分かること。
赤ちゃんの内臓機能の発達段階を考えて離乳食を食べさせるのが筋なんです。
体重が大きいから早く離乳食スタートというのは大昔の考え方です。
③体格が大きくても小さくても下痢や哺乳力低下は大変です。
病気や体調不良は早く治してあげたいものです。
「下痢して一時的に体重が減っても大きな赤ちゃんだから神経質にならなくていいよ。」とお母さんを安心させるために言ったのかもしれないけど、完全に言葉足らずですな。
どんな意図があったにせよこのアドバイス内容は、小児科ドクターとしての見識を疑いますな。

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