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2014年5月27日 (火)

流し込み直母にご用心!

通常、効果的な乳頭刺激が無ければ、おっぱい生産の起動スイッチは入りません。
しかし、ごくたまに、最初から「何故こんなにおっぱいの出がいいんだろう?」と、いうくらい、おっぱいがジャカジャカ出てくるラッキーなお母さんがいらっしゃいます。

赤ちゃんの吸啜刺激はまだ大したこと無いレベルだし、どう考えても辻褄が合わないというか嬉しい誤算でおっぱいがジャカジャカ出る・・・現役おっぱい星人のお母さん&助産師のみなさん、そういうご経験はおありになりませんか?
産褥入院中、つまり、新生児ちゃんの吸啜力は発展途上ですから、特に流し込み直母の疑いが濃厚であればあるほど、フィンガーテストをしても舌の巻き付けや歯茎の扱き方が覚束ない状態です。
流し込み直母の疑いが濃厚な新生児ちゃんの場合、吸啜というよりも出てきたおっぱいをゴックンと嚥下しているだけであることが多いのです。
早産児や低出生体重児であれば、尚更です。

それでもまぁ、量は確実に飲めているわけですから、赤ちゃんの体重はぐんぐん増えます。
早産児や低出生体重児であれば、当初の入院予定よりも何日も早く退院の目途が立ちます。
大変おめでたいことです。
おっぱいが沢山出ることにケチを付ける気は毛頭ございません。
しかし、花の命は短いように、流し込み直母が実践できる期間は、さほど長くはないのですね。
SOLANINの知る限りでは、短いと2週間、長くて3ヶ月ってトコロです。

そして、注意していただきたいのは、軽度の流し込み直母(≒浅飲み)であれば、乳頭損傷が長期化しますし、重度の流し込み直母であれば、仮性陥没や扁平や短小乳頭のような直母確立に難易度の高い乳頭であるのに、不気味なくらい乳頭損傷が皆無ということもありえます。

流し込み直母はそもそも乳頭刺激が極端に少ない状態ですから、その期間を過ぎれば、ダダ~ンと分泌低下が起きます。
赤ちゃんの体重増加度も、錐揉み状態で急降下することが予測されます。

そうならないためにはどうしたらいいのか?
まずは、助産師が目の前の新生児ちゃんが流し込み直母していないかどうか、見極めてあげてください。
状況証拠的にブラックに近いグレーだったら、ご面倒でも毎回の直母前に、乳頭刺激を与えるように教えてあげてください。
その赤ちゃんがまともに吸啜できるようになるまでは、地道に用手で乳頭刺激するしかありません。
目先の哺乳量の多さに惑わされないようにしましょう。

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