母乳育児のトリアージ?
いわゆるセレブ病産院と称されるトコロで勤務していた方から教えていただきました。
最近はかなり多くの病産院で出産前にバースプランって書くでしょう?
あれで、母乳育児に対する想いを尋ねる項目を設けている病産院は結構あると思いますが、その時の意思表示で、指導内容が変わるそうです。
そしてそれを院内のどのスタッフでも一目見て分かるように、お母さんのリストバンドと赤ちゃんの名札の色分けしているのだそうです。
例えば
「絶対に完母でいきたい。」方は青。
「できれば母乳で頑張りたい。」は黄。
「母乳かミルクかは拘らない。」は赤。
お母さんの希望によって、指導の中身と対応をガラリと変えるそうです。
う~む。
一見合理的だけど、そんなんでいいんですかね?
途中でお母さんの気が変わったら、それなりに対応変えるらしいけど、もしもコロコロ変節されるお母さんだったら周囲みんなが振り回されるし、大変だよ。
それにこれって、おっぱいもミルクも混合も一見平等に扱ってるようですが、ホントにそうなんでしょうか?
赤ちゃんには母乳権(おっぱいを飲む権利)があるのを全く無視しているのですから、こういう対応は赤ちゃんに対してかなり差別的ではないでしょうかねぇ?
あげたいのにあげられないのと、あげられるのにあげようともしないのは、あげないという結果が同じでも、内容は天と地ほど違います。
某セレブ病産院の母乳育児指導はこの程度なんですね。(涙)
何だかガックリしました。
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コメント
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山内先生の提唱される「母乳権」の理念、私も素敵だな〜と思っています。
ですが、法でもなんでもない母乳権という考え方を、全ての人に強要するのはおかしいです。
お母さんに栄養方法を選択する権利がある、という他人の考え方を否定する権利はSOLANINさんにはありません。
私は母乳育児をしたくてSOLANINさんのブログにずいぶん助けられてきましたし、とても感謝していますが、時折不遜な物言いが気になります。
もう少し多様性を認めることはできませんか?
SOLANINさんの正義に反するものは悪ではありません。
貶めるような書き方をして他人を闇雲に傷つけることに何の意味がありますか?
読者さんが感化され、コメント欄で他のお母さんを否定するようなやりとりを散見します。
すごく悪影響を与えているんですよ。
赤ちゃんのため、赤ちゃんはこう思ってる、という書き方をよくされますが、それって全ての赤ちゃんに間違いなくそうなのでしょうか?
そんなに赤ちゃんって簡単なものなのでしょうか?
もう少し柔軟に、優しくなれませんか?
投稿: ジューンベリー | 2014年5月 9日 (金) 09時17分
私もジューンベリーさんに同意です。
“体型が崩れるから”“おっぱいは面倒くさい”なんてお母さんは言語道断ですが、
ほとんどのお母さんは悩みながら一生懸命です。
私は出過ぎ&詰まりまくりのおっぱいに毎日泣き、このブログに助けられた一人ですが、
ブログの記事に時折、ちょっと重いな、苦しいな、と思う時もありました。
母乳権、素敵な言葉ですが、中にはおっぱい以外完全に受け付けず、お母さんが血尿を出したり、メニエール病になったりと、
苦しんでいた方を知っています。
それでも母乳権が優先でしょうか。
母子共に健康で笑顔でいられるのが一番なはず。
全ての方に受け入れられる記事にする必要はないと思いますが、
苦しんでいるお母さんに優しい記事にしてほしいです。
そういえば、過去記事におっぱいに異様に執着する赤ちゃんについてはなかったかもしれません。
私の知り合いの方のような方に向けて、もし事例があれば記事にして頂けると嬉しいですね。
投稿: ちゃー | 2014年5月 9日 (金) 19時09分
こんにちは。最強母乳外来をバイブルに完母で卒乳することができた者です。
この記事を読んで思い出したことがあります。
妊娠中の病院の母親学級しかも母乳育児の講座の場で、講義を行う助産師さんが最初に
“母乳で赤ちゃんを育てようと思ってる方”と問いかけました。10人くらいいた中で手を挙げたのは私だけでした。そしてそのあとに“うちは母乳推進の産院ではないので”と言われました。
なんかいけないことしたような気がしてとても恥ずかしかった記憶があります。
無事出産したのですが、息子は口が小さく上手く吸えず、入院中は即ミルクミルクで泣きそうでした。退院してから完母にすべく夢中で取り組み、完母にし、一歳4ヶ月で卒乳するまでおっぱいライフしてきました。
長くなりましたが、最強母乳外来のおかげです。ありがとうございました。
投稿: さあす | 2014年5月28日 (水) 13時29分
赤ちゃん第一、赤ちゃんの権利を守ろうという姿勢はご立派ですが、
母体も社会的都合上にも、性格上も、さまざまな都合があることも事実です。
最初から完璧を目指すことが「逆効果」になる人もいますし、
母体側の「私はこういうタイプですよ」ということに対応している
そのセレブ産院は母体のストレスを軽減するという意味で、
赤ちゃんに貢献していると思います。
ソラニンさんが最近、極端すぎてみていて切なくなります・・・
いいブログを書いてらっしゃるんですが、あまりに独善的で、バランスにかけていると思いますよ・・・
投稿: ねこ | 2014年11月15日 (土) 09時36分