困ってしまいました。/つづき の つづき
どうしたものでしょうか?
私はこの数日Nさんにどのように接したらいいのか悩んでいました。
おっぱいをあげること自体は本来プレッシャーになることではない筈。
何かが「おっぱい止めてしまいたい」のウラにあるんじゃないのかな?
でも、こんな止め方ってどう考えても変!
赤ちゃんへの視点が完全に欠落してる。
たかがおっぱい。されどおっぱい。
産後数日で断乳なんて、そりゃないよ。
赤ちゃんには『母乳権』があるんですよ!
だって、考えてみて。
現代でこそ、ミルクがあるけど、例えば縄文時代ならば、それは赤ちゃんの死に直結していることを意味するのですから。
ミルクといっても隣国ではメラミン混入云々の騒動がまだ記憶に新しいところですし。
おっぱいをあげたくてもあげられないお母さんの涙を知っている者としては、お節介でも言わずにいられません(いつもは飄々としているSOLANINですが、イザとなったらかなり熱いんです!!)
「Nさんは少なくとも今は乳腺炎にはなっていないんですよ。それに、赤ちゃんだってまだおっぱいのリズムができてなくて当然の時期でしょ?ホントに駄目かもしれない時に止めるのでも遅くないと思う。実際この間よりも乳緊は落ち着いているしね。Nさんのおっぱいは、赤ちゃんのもので、いい大人が駄々っ子みたいなことでどうするのよ?こんないいおっぱいをあっさり止めるなんて勿体ないでしょだいたい、詰りにくいよう乳質をコントロールすればいいんですから。」と言ったんです。
そうしたら、「えっどういうことですか?」とNさんの目の色が変わったんです。
で、「ごぼうし」のハナシをしたんです。実物を見せ、一粒渡して噛んでもらいました。
以前このブログで申し上げたとおりのゲロマズ味にNさんは悶絶しつつも、
「私、やれるところまでやってみます!もし駄目だったら助けてくれますか?」と言ってくれました。
来院までは「今日こそ先生に直談判してでも、カバサール処方してもらおう!!」と思っていたとか。
(カバサールとはおっぱいを止めるお薬の名前。死産の方など、特殊な場合に使うことがある)
時には泥臭くても患者さんとはガチンコでぶつかり合うことで、気持ちが伝わることもあるんだな。そういうことがあっていいのかもと感じました。
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コメント
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あたかた
投稿: さはら | 2014年5月 1日 (木) 15時20分
ごめんなさい(*_*)
子供がいじって、『あたかた』となった文章?が投稿されてるみたいです
止めたのですが、間に合いませんでした(*_*)
出来れば削除をお願いします。
素晴らしい記事なのに、邪魔をして申し訳ありません(*_*)
投稿: さはら | 2014年5月 1日 (木) 15時26分
はじめまして。
4歳の子と、1歳3ヶ月の子がいます。
二人には40週で死産した兄がいて、そういえば、赤いお薬(カバサール)飲んだなぁと思い出しました。
もともと母乳育児に興味がありましたが、新生児の頃はミルクを足しながらも二人をほぼ完母で育ててきたのは、前の記事にあった「あげたくてもあげられない事情」を体験してきたことが大きいです。
産後まもない頃おっぱいに吸い付く子を見て、まだ出が安定しないことは気になりつつもとても幸せな気持ちでした。
子供と母親がいて、おっぱいをあげられるだけで幸せなんです。
4歳の子は言い聞かせ卒乳するまでがっつり飲んでいましたし、1歳3ヶ月の子はまだまだ現役のおっぱい星人です。
(4歳の子は言い聞かせ卒乳のお陰で全く泣かずに卒乳できました!ありがとうございます!)
記事を読んで、Nさんがやる気を出してくれてよかった、今日も頑張っているかなと応援したくなりました^^
投稿: はる | 2014年5月 2日 (金) 10時03分