前クロス式のおんぶ紐の正しい使い方。
いわゆる(後ろ)おんぶ紐は、赤ちゃんの頸が据わったら使用できるようになります。
前クロス式のおんぶ紐の代表選手は昔ながらのおんぶ紐です。
おばあちゃん・ひいおばあちゃん世代は愛用された方も少なくないと思います。
最近流行のエ○ゴなどに比べて軽く、取り扱いも簡単なので、若いお母さん世代でも見直されているようですね。
前クロス式のおんぶ紐を使用する際に気をつけていただきたいことは、ズバリ「普通の前クロスをしないように装着してほしい。」ということです。
・・・むむっ?意味が分かりませんか?
当たり前ですが、普通の前クロスをすると、乳房基底部に近い内側~上側にかけての部位をおんぶ紐で持続的に圧迫することになります。
赤ちゃんは日々発育されますし、家事を捗らせたい時や寝かしつけにおんぶをされるお母さんにとって、その部位を圧迫する負荷は相当なものとなります。
分かり易く言えば、普通の前クロスをしておんぶ紐を装着すると、添い乳を多用している方と同じような乳房コンディションになってしまうのですね。
つまり、乳房基底部に近い内側~上側にかけて飲み残しが累積していくような感じで、硬結(=しこり)を形成し易くなるからです。
ですので、前クロス式のおんぶ紐愛用者の方は、おっぱいトラブルを回避するために前クロスのやり方にひと工夫していただきたいのです。
具体的には、俳優の中○彬さんは、昔からスカーフやネクタイをグルグルに捻っておられますが、前クロス式のおんぶ紐を鎖骨のすぐ下あたりでから捻り始め、乳房の下縁から拳骨一つ分下の位置まで捻ってから固定してください。
そうすれば、乳房基底部の内側~上側にかけての部位の圧迫は免れますので、快適に装着できます。
母乳育児中のお母さんは、是非そのようにしてくださいね。
ちなみにおばあちゃんは、母乳育児については過去完了形なので、装着につきましてはバッテンでもなんでも構いませんです。
また、余談ですが、前クロス式おんぶ紐を愛用されるお母さんは、普段から月齢にかかわらず授乳時はフットボール抱きを多用されることも推奨します。
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