夜中は腹持ちをよくするため、ミルクを足すといい?
おっぱいとミルクでは消化時間が異なることは、当ブログの読者のみなさんはよくご存知ですよね?
出生間もなくは赤ちゃんも胃が小さいし、おっぱいの消化時間はミルクの消化時間の半分強という速さです。
深夜帯も頻回直母では、お母さんが疲れるから、腹持ちをよくして授乳回数を減らしたらラクなんぢゃないか・・・という発想ですね。
う~ん、それってどうなんでしょうねぇ?
血中プロラクチン濃度が時間帯により変動することも、読者のみなさんは覚えていらっしゃいますよね?
そうです。
深夜帯の血中プロラクチン濃度は午後からの2倍くらいはあるのですね。
24時間のうちで、一番おっぱいがたくさん造られる時間帯が深夜帯ですね。
その時間帯に吸わせる回数をセーブしたら、どうなりますか。?
おっぱいが出にくくなっちゃうんですね。
それはまずいです。
おっぱい、ミルクに係わらず、お母さんが困るのは、飲ませても全然眠ってくれないこと。
抱っこしていたらおとなしいけど、置いたらギャ~ではたまりません。
要するにおっぱい、ミルクを飲んだら機嫌が直り、すんなり眠ってくれたら、さほど困りはしないと思います。
やはり、夜中であっても授乳のペースは、最初の1~2ヶ月は赤ちゃんに合わせてあげたほうが、おっぱいの分泌がパワーアップしますから、おっぱいだけで順調に育っておられるならば、ミルクの補足は考えないようにしましょう。
夜中ダラダラ飲みっぽいならば、夕方からは熟睡させなければいいだけですから。
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