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2014年5月31日 (土)

初めて助産院や母乳外来を受診する際の注意点。

大したことじゃないです。
あくまで一般常識的なことなのですが、最近その一般常識が通じない方がちょくちょくいらっしゃるので、広く知っていただくために、書かせていただきます。

①診察は予約制・・・フリーで受けているトコロはほぼ無いと思います。
だって、普通に考えて、Aさんの乳房マッサージをしている最中に、いきなりBさんが、「おっぱいを診て下さい。」なんて乱入してきても、助産師ひとりでは対応できません。
「ちょっと病産院に来たついでに、相談したいことがあって・・・」とかの口実を言う方もありますが、助産師は予約制で計画的に仕事をしています。
そういうのは、相手の都合を全く考えていないので迷惑です。
特に、出産が何人も同時進行していたり、学生さんの実習指導をすることもありますから、アポ無し受診は論外です。

②予約時間よりも早めに来院する・・・病産院の母乳外来でも助産院でも、初診であれば診察券の発行や、カルテの作成は必要です。
電話予約の可能なトコロであっても、その時そういう説明を受けなかったとしても、大人だったら普通に考えて分かりそうなことです。
問診表を書いてくださいと言われることもあります。
母子健康手帳を見せてくださいと言われることもあります。
病産院によっては、先に医師の診察があることも想定されます。
時間ギリギリに来て、そういうことが、限られた時間枠の中で出来ますか?
出来ませんよね!
次の方の対応開始時刻が大幅に遅れてしまい、業務に支障が出ます。
「自分さえ良ければ。」的な心理が透けて見えて、不快です。

③お子さんを連れて来てもいいか確認しておく・・・病産院の母乳外来や助産院には、基本、子守要員は居ません。
乳房マッサージをする際に、ギャン泣きのお子さんを放置するのは忍びなく、かといって、助産師が子守をしていたのでは、乳房マッサージは出来ません。
付き添いの方と来院してくださいといわれることもあります。
お子さんはどなたかに預けてきてくださいと言われることもあります。
お子さんを連れて来てもOKな病産院の母乳外来や助産院もありますが、感染る病気のお子さんを連れて来るのはマナー違反です。
感染る病気のお子さんが行くべきは、小児科外来です。
また、お母さんの都合優先で、断乳を強行された場合、お子さんはおっぱいに未練たっぷりなので、1回目の乳房マッサージの日に連れて来るのは、母として有り得ないと思います。
SOLANINは、お子さんに対しデリカシーの無さ過ぎるお母さんに対しては、大いに叱責し、乳房マッサージ中止で帰っていただいたこともあります。

・・・まぁ、せめてこの3項目くらいは、受診予約時に念頭に置いてくださいね。

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