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2014年5月 8日 (木)

病産院選びと母乳育児。

生後57日目の二人目の赤ちゃんをとある母子異室の産院で出産されたお母さんがSOLANINの勤務先の母乳外来を受診されました。
2200g台の低出生体重児だったので、入院中は直母1分1クール以上は「赤ちゃんが疲れるから。」という理由で、させてもらえなかったそうです。
1回だけ看護師さんが忙しそうにしていた時、ゲリラ的に3分1クールでおっぱいをあげてたら、ちゃんと吸い付いていたのに、担当看護師さんに赤ちゃんの頭を持たれて、もぎ取るようにして引き離されたそうです。
挙句「赤ちゃんがしんどくなって、ミルクが飲めなくなったら体重が増えないわよ。そうしたら退院が遅れるんだからね。」とメッチャ怒られたそうです。
こりゃ、いわれなき恫喝ですな。(まるで「地獄に落ちるわよ。」と言い放つので有名な某占い師さんのようですね。)
酷い話です。

おっぱいをあげるのに唯一許されたのは、「搾乳」でした。
その産院では小さめの赤ちゃんでもラクに飲めるからと「搾乳」を推奨されていたそうです。
授乳室では毎回時間との戦いで、授乳時間内に飲み切れなさそうなら、問答無用で赤ちゃんを看護師さんに返却して飲ませてもらわれなくてはならなくなるので、トロいヤツだと思われないように必死だったそうです。
入院中は1回60mlの搾乳を1日7~8回はしては、ゲボゲボ吐く赤ちゃんに無理くり飲ませていたそうです。

退院後1週間くらいは1回80~100mの搾乳を必死に飲ませていたそうですが、上の子さんが病気になったり、旦那さんが長期出張になったり、なのに実家に帰れないという事情もあり、搾乳は止めてほぼ完ミだったそうです。

「このまま完ミかなぁ~。でも、上の子の時は完母だったし、搾乳は良く出てたから、どうにか復活できないかなぁ~。完母にするには、直母させないとなぁ~。」ということで、ブランクほぼ2カ月状態で受診されたのです。
受診3日前から直母4回/日はしていたそうですが、乳房はフニャフニャで、10回位刺激しても滲むかどうかのレベルです。
試しに直母1回量を測ったら見事にゼロ!(だろうなぁ・・・受診遅過ぎだっちゅうの)

ただ、完ミだったのに赤ちゃんが乳頭混乱をきたしていなかったことと、おっぱいが何となく温かいので、「もしかしてこれは?」と閃くものがあり、「今から新生児期にタイムスリップしたと思ってズボラをせずに頻回直母出来ますか?夜中もおっぱい頑張れますか?」と尋ねましたら「はい。頑張ります。」と力強く答えてくれたので、産婦人科のドクターに『プリンペラン®』を処方してもらい1週間後に再診となりました。

さて、1週間後、まずはミルクの補足ですが、前回800ml/日のから700ml/日に減量したのに体重増加度はそれ以前から大幅アップしていました。
28g/日だったのが40g/日になっていたのです。
直母1回量も38gも飲めていていたのです。
イェイ☆奇跡の復活です!

さらにミルクを600ml/日に減量し、復活作業を続けることに合意してくれました。

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