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2014年6月29日 (日)

ポジショニングは軌道に乗るまで勝手に変更しないでね。

飲み残しを作らないようにするには、普段から様々なポジショニングで飲ませてあげるのが理想です。
そうすることで、赤ちゃんの授乳テクニックが上達され、乳房トラブル発生時に効果的なポジショニングでの授乳がすんなり出来、改善に繋がることを私は過去記事でも書いてきました。
であれば、「この記事タイトルは矛盾しているのでは?」と思ってしまう方も居られるかもしれませんね。 

言葉足らずにならないように、私がこれからお伝えしたいのは、おっぱいが立ちあがり始める産後3日目から退院間際に授乳介助をしてくれた助産師から、「●●抱きが一番合うわね。」(若しくは「●●抱きにしてね!」)」とアドバイスを受けた方に対してなのです。
少なくとも「母乳育児を応援しています。」と、公言している病産院であれば、助産師が様々なポジショニングを日々教えてくれるかと思います。
その際、「●●抱きが良いかな~♪」というアドバイスと、「●●抱きが一番合うわね。」(若しくは「●●抱きにしてね!」)というアドバイスの意味は月とスッポンほどに違うのです。


「●●抱きが良いかな~♪」の意味は、「どのポジショニングでもOKだけど、乳房の張りやしこりの出来そうな位置を考えてより一層そうした方がいいですよ。」ということです。「ある程度お母さんにお任せしますよ。」というニュアンスですね。
極端に言えば、ポジショニングに関しては助産師は見守りだけで大丈夫と思える方に言う言葉なのですね。
反対に「●●抱きが一番合うわね。」(若しくは「●●抱きにしてね!」)の意味は、「入院中色々やってみたけれど、現段階では●●抱き以外の方法では、乳首を歪めたりつぶしたりのヘンな飲み方をしたり、哺乳量にならないから、おっぱいが軌道に乗るまでは、万全を期して、ポジショニングをいじったらダメだわ。」ということなのです。
「まだまだひとり立ちとは言い切れませんよ。」というニュアンスですね。
ビシッとモノ申す助産師であれば、「●●抱き以外はしないでね!」と、強く念を押されてしまうこともあります。
中には助産師の強圧的な言い方に気分を害されるお母さんも居られるのでしょうが、基礎(=その母子に最適なポジショニング)をマスターすることが最優先事項なので、悪く思わないでくださいね

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