お母さんの事情は分からないではないけれど。
年々増加しているベビ待ちの治療者。
挙児希望なのに、特別な治療方法でなくては、どうしても授かれない方にとっては高度な治療は福音だと思います。
大昔とは異なり昨今は、いわゆる受精卵の段階で凍結保存することもできるようになっています。
この保存技術が確立されたことにより、理論上次の赤ちゃんをいつでも授かりたい時に授かることが可能になりました。
数ヶ月間、何度も母乳外来を受診され、アドバイスを受けながら、ようやっと搾乳生活から離脱できたり、リラクテーションのお手伝いをすることは、ホントに嬉しいことです。
ただ、艱難辛苦の末、完母になられても、ガックリきちゃうことがあります。
今抱っこしている赤ちゃんではなく、次の赤ちゃんのことに目が行ってしまっているお母さんです。
あっ、いや、先々のことを考えるのは、決して悪いことではないし、何年の間隔で何人の赤ちゃんを産みたいと思うかはご夫婦で決めたらいいことで、病産院サイドでどうのこうのと申す立場にはないと思います。
でも、まだ、離乳食も開始する前の月齢ですよ。(汗)
せめて離乳食がそこそこ食べられるようになり3回食に進んでいるなら、栄養の主体としては、徐々におっぱいは脇役になるので、言い聞かせ卒乳という選択肢もアリだと思います。
尚且つ、年齢的にアラフォーとか、授かりにくくなる年齢に差し掛かるというのであれば、検討に値するかもしれません。
そういったことはなく、それ以下の年代で、しかも離乳食が開始する前に、断乳の相談をされてもねぇ。
で、「ようやっと完母になれてよかったねぇ。」と、喜びを分かち合ったその日に断乳を切り出され、呆然とすることがしばしばあるのですな。
断乳の理由が、凍結受精卵の保管料が半年払いとか年払い制のため、高額(数万円?)だからという理由となると、「んん~、そうでっか、そうきますか・・・」としか。(涙)
SOLANINが代わりに保管料を払ってあげることはできないけれど、目の前の赤ちゃんのために、何とか思いとどまっていただけないかと、切に望んでしまいました。
「貴女の赤ちゃんは、まだまだおっぱいが飲みたいんだよ。」
「保管料のお支払いが1年ほど延長しても、明日から生活が出来なくなるわけじゃないよね?」
どうにか翻意してほしい心境です。
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