ドクターの指示「安静にしてください。」の意味するトコロ。
妊婦検診では様々な検査が行われますが、切迫流早産と診断された際、産婦人科ドクターから「安静にしてください。」と指示が出されることがあります。
安静という指示を具体的にイメージすると、どんな感じでしょう?
勤労妊婦さんであれば、
「落ち着くまでお仕事をお休みすればいいのよね?」
「自宅で家事程度なら差支えないってことかな?」
今回の妊娠が2人目以降の専業主婦の方であれば、
「上の子の抱っこは控えなくちゃ!」
「重いものを持つことや、お布団の上げ下ろしとかを旦那さんにしてもらえば何とかなるでしょ?」
とゆうあたり(≒自宅安静)が殆んどでしょうか?
うう~ん、どれも違いますね。
基本的に産婦人科ドクターが「安静にしてください。」と仰ったら、「何もしちゃいけませんよ!」ってことです。
つまり、「妻として母として主婦としてという役割に求められる、あらゆることを放棄してください」と、言われたも同然ということです。
「ええっ、そんなこと言われたら、家の中しっちゃかめっちゃかになるじゃない!」
「そんなの現実問題として、無理よね?」
とゆう呟きが聞こえてきそうです。
でも、この期に及んで自己都合を前面に押し出すようでは、妊婦として自分に甘過ぎですな。
そこまで徹底しなきゃ、もうおなかの赤ちゃんの生命が守れない、ヤバい状態になってしまっていることを認識してください!
ユルいこと言ってる場合じゃないんです。
崖っぷちなんですよ!
勿論、切迫流早産の程度が軽ければ、自宅安静で済むかもしれません。
しかし、程度が重ければ、自宅安静の場合、役割の放棄が困難なので、「入院が必要です。」ということになってしまいます。
逆に入院すれば、「何もしちゃいけませんよ!」が実現可能ですからね。
おなかの赤ちゃんの生命を守るには、最適の選択肢となるわけです。
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コメント
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いつも拝読させていただいております。
さて、現在、妊娠三十五週で切迫早産で入院中です。第二子であり、上の子のことなど動きすぎた自己責任は多分にあります。
そんな状況ですが、一人目は一歳半までものすごいおっぱい星人で、卒乳後も出がよすぎてしんどい思いをし、三回ほどマッサージもお世話になりました。助産師さんに誉めて?いただける、出のよさでした。
前回を振り替えると、順調だったので二十週あたりからしっかりマッサージして準備し、緊急カイザー直後の五日くらいはなかなか軌道に乗れず涙しましたが、その後は息子とともに、トラブルもほぼないハッピーな授乳期間でした。
今回も、そんな風になれたらいいな、と思うのですが、準備、お手入れが全然できていないのが気がかりです。息子が夜、おっぱいをまさぐってくる卒業しきれない子だったので、少し圧迫すると滲みはするのですが…。このまま生まれるまで放置するしかないでしょうか。できることがあれば、ご教示ください。
投稿: みー | 2014年10月29日 (水) 05時49分