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2014年6月 9日 (月)

一応確認として、しておいた方が良いこと。

あまり神経質になるのはどうかと思いますが、順調な発育経過を辿っている(であろう)赤ちゃんであっても、最低1ヶ月に1回くらいは体重測定をしてみることをお勧めします。
新生児の頃は爆発的な勢いで体重増加をしている赤ちゃんであっても、月齢が進めば体重増加は徐々に落ち着いてきます。
しまいにはパーセンタイルグラフの下限エッジラインギリギリということも。
それでも、一応パーセンタイルグラフ内にとどまり、右肩上がりに増加していれば、気にしなくてもいいでしょう。

しかし、1日10回以上の頻回直母が大事な新生児期なのに、家庭訪問などに於ける㌧でもな保健指導を鵜呑みにして、意識して直母回数を2回以上/日のペースで減らしていくと、お母さんのおっぱい製造工場のリストラが始まります。
つまり、おっぱい分泌の勢いを削がれやすくなります。
当然ですが、体重増加度も急落します。

具体的には、退院時~2週間健診時の体重増加度が50g台以上/日だったのが、2週間健診~1ヶ月健診の体重増加度がその8割未満のペースに減衰したという場合です。
これは要注意、いや危険信号なのです。
順調だった発育ペースが、そのまま坂道を転げ落ちるようなことになりかねないのです。
特に、生まれた時の体格がさほど大きい方ではなく、分泌過多気味のおっぱいで、流し込みっぽい飲み方をしていた場合は、要注意です。

しかも、2ヶ月頃になれば、昼夜のリズムがついてきますから、夜間の授乳間隔が空いてきますので、日中の授乳を意識して増やさない限り、1日の授乳回数が減少しがちなので、ダブルパンチになります。

1ヶ月に1回くらいのペースで体重測定をしていれば、異変に気づくのが早くなりますから、母乳外来なり助産院なり母乳育児支援をしてくれる小児科なりを受診する機会を設けることができますから、早急に手を打つことは可能です。
間違っても4ヶ月健診で、周囲を見渡して、「ええっ、ウチの子全然大きくなってないよ!どうしよう?」ってなことにはならない筈です。

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