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2014年6月13日 (金)

耳瘻孔とは?

耳瘻孔は遺伝的な要因が関与していると言われています。
場所としては、その殆んどは耳の前側に見られます。
だいたいですが、2~3%の赤ちゃんに見られます。
穴の大きさとしては、ピンホール(小さめのピアスホール?)くらいです。
大抵の場合、普通に過ごしていれば何の症状もないので、特段の処置は不要です。
小児科ドクターも、「何の症状もなければ放置していいよ。」と言われることが多いと思います。

但し、この穴の下には袋が隠れています。
清潔にしないと、その袋に分泌物が溜まることがあり、それが原因となり、細菌感染することがあります。
そうすると、穴の部位に炎症所見が出てきます。
具体的には、穴の周囲がプクッと腫脹したり発熱や疼痛を伴うことがあります。
症状が重くなったり、感染を繰り返すようであれば手術適応になりますが、そこまで進行することは稀だとされています。

赤ちゃんのうちに炎症所見が出たという話は聞いたことが無いですが、行動範囲の拡がる1歳以降は、感染機会が増えることが想定されます。
仮におっぱい星人であれば、腫脹・発熱・疼痛が出現すると、おっぱいを飲みにくそうにしたり、飲みながら手で耳の前側を触りながら泣いたりするかもしれません。
耳瘻孔があるお子さんには、時々でいいですから、「大丈夫だよね?何ともないよね?」というスタンスで穴の部位をチェックしてあげるとよいでしょう。

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☆赤ちゃんの病気予防早期発見と対処法」カテゴリの記事

コメント

SOLANINさま
いつもためになる記事をありがとうございます。耳瘻孔、わたしもあります。そして一卵性の双子の息子たちにもあるんです。やっぱり遺伝的要素が強いんですね♪
一卵性なんですが、穴の数が違っていて、お兄ちゃんは片方の耳のみ、弟は両耳にあるんです。不思議ですよね。生まれたときはなかなか2人の区別がつかず、耳瘻孔の数で見分けていました(笑)。

腫れなど異常がないか毎日おっぱいあげながら診ています。

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