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2014年7月 8日 (火)

断乳→妊娠を受け止める子の気持ちへの配慮とは?(2歳7ヶ月)

<ご相談内容>
まだこちらのブログに出会う前…子どもが1歳半の時に、O式で断乳をしました。
理由は、早く二人目を授かりたかったからです。
本当は自然卒乳を待つつもりでしたし、それまでに二人目を授かることができたらタンデムをするつもりでいました。
そして断乳後3ヶ月で月経が再開し、間もなく第二子を授かることができました。
現在妊娠32週です。

断乳後は根っからのおっぱい星人だったこともあり、寝る前に必ず触りながら眠りにつくのが習慣となっていました。
最近様子が変わったのです。
「○○ちゃん、きょうはおっぱい要らない!隠しておいて!」と言う日が出て来はじめました。
でも、口ではそう言いながらも目には涙が溢れているんです。
私に見られないように背を向けて、声を殺して泣いているんです。
よくよく話を聞いてみると、おっぱいは赤ちゃんのものになるから自分はもう要らないというようなことを言うのですが…
私がそうではないよということを言葉を尽くして説明しても、頑なになります。
ものすごく我慢しているのが伝わります。
 

断乳のことといい、眠る前のおっぱいに触る行為についてといい、自分の勝手な思いで子どもを振り回していることが不甲斐なくて申し訳なくて仕方ありません。
ちなみに毎日毎日そんな感じかというとそうでもなく、「やっぱりおっぱいほしい~!!」と寄ってくる日もあります。
でも、触る時間はすごく短くなりました。

長くなりましたが、今私は子どもの気持ちをどのように捉え受け止めればいいのか分からなくなってしまっていました。 

<SOLANINの回答>
O式の乳房治療手技はレベルが高く、素晴らしいと思いますが、個人的に受け入れ難い思想は、断乳を推奨されることです。
端的に言えば、手技をもってしても美味しさを維持出来ない時期(だいたい1歳半)以降のおっぱいは飲ませないってことですよね。
勿論、O式の断乳式を受け入れるお子さんもいらっしゃるのでしょうが、そうではないお子さんが少なからず存在することを耳にするたび、私は心が暗くなります。

相談者さんは挙児希望という事情があったのですが、お子さんはやはり自分の意思に反しておっぱいを断たれることが辛く、名残惜しかったのでしょうね。
それが分かっていたから、相談者さんは妊娠中に乳房を触られる不快感に耐えつつも、触ることを許しておられたのでしょうね。
 

2歳の子どもはしばしば、「魔の2歳児」と称されますが、お母さんとの絆がしっかり育まれていると、お母さんを思いやるという発想を持つことが見受けられます。
お母さんを困らせたくないという優しい気持ちが芽生えてきているものの、でもおっぱいが忘れられないという気持ちも残っていて、そういう葛藤がお子さんの涙に顕れているのだと推察します。
ただ、相談者さんのお子さんは、まだ気持ちが揺れているのが現状ですから、方針を決めるとかではなく、柔軟に気持ちの揺れに合わせてあげたらいいのではありませんか?
涙しつつも、頑なであれば、2歳児といえどもプライドもあるでしょうから、涙は見なかったことにする。
でも、「ちょっとだけ触っていい?」と2歳児のプライドを捨てて(?)甘えてきたら、「いいわよ~♪」と受け止めてあげる。
若しくは、妊娠中のおっぱいケアをする際に、ヘルプ依頼するのも一案です。
だって、お母さんのお役に立ちつつ、合法的(!)におっぱいを触れるわけですから、普段よりも抵抗感は少ないと思いますよ。
具体的には、「パパにやってもらったんだけど、ちょっと痛かったのよね。赤ちゃんがしっかりおっぱいが飲めるように、○○ちゃんが手伝ってくれたら、ママは助かるんだけど、ダメかな?」なぁんて声掛けしてみてはどうでしょう?
難しく考えず、行きつ戻りつしながら、次のステップに進んでいくのを見守れたらいいと思いますよ。

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