« 2014年6月 | トップページ | 2014年8月 »

2014年7月の記事

2014年7月31日 (木)

お勧めしたい書籍『離乳食のすすめ方』

こちらは日本母乳の会発行しているA6判のブックレットシリーズの第5弾ですが、第1弾の「離乳食」と比較して、より実践的な内容になっています。
勿論、厚労省が提唱する「授乳・離乳の支援ガイド」に準拠しています。

唯一難点があるとしたら、購入方法が限られていることです。
この記事を書いた時点では、街の書店様や密林や日本最大級のネットショッピングサイトであるR
市場が運営する書店などでは、殆どご購入頂けないようです。
頼みの綱の仮面ライダーメテオも第4弾までしかお取扱いしていないです。。
直接、日本母乳の会に購入希望の旨ご連絡されるのがスタンダードですかねぇ。
でも、送料が必要ですからね。(汗)
それでも(≒手間と時間と送料を要してでも)、このブックレットは、ご購入される値打ちがあると思います。

Photo_3
気になる価格は800円+消費税とお手頃ですよ。

そうそう、明日からSOLANINは第23回母乳育児シンポジウム(8月2~3日)出席のため、昨秋以来、人生2度目の熊本入りします♪
今回は前泊させてもらえるので、もしかしたらちょこっとだけでも熊本城見学に行けるかな?
何処かでくまモンに出会えるかな?(昨秋に熊本入りした際は、街の至る所にくまモンを見つけ、興奮しながら写真撮影しまくっていました。
明日以降は、さすがに防毒マスクは被りませんが、7人くらいで行動しているグループを見かけたら、その中に混じっていると思います。(笑)

記事とは全く関係ありませんが、熊本の読者のみなさん(or熊本にご縁のある方も!)に恒例の質問です。
地元の方が召し上がって、美味しいと思えるお土産って何ですか?
参考までにお聞かせください。
できれば、熊本市内で街中や駅などの分かり易い場所で取り扱っているものが有り難いです。
お土産購入のために、遠方まで足を延ばすことはできないので。
よろしくお願いします!

追記:沢山の有益な熊本お土産情報コメントに感謝します。

大きなお世話かもしれませんが。

些細なことではありますが、日本人の読者のみなさんは、「左前」「縦結び」ってご存知でしょうか?
お亡くなりになった方に、いわゆる死装束を着せる際、和式のキモノだったら、通常(つまり生きている方)とは逆に、着る本人から見て右身頃を上にすることを「左前」といいます。
「縦結び」も死装束ならではの紐結びです。

病産院で新生児に着せるレンタルのキモノって、和式のトコロがまだ多いようですが、SOLANINの勤務先でも、年を追う毎に特に女の子のお母さんの掛け合わせを間違える件数が増えているのが気懸りです。
洋服のボタンの掛け合わせは、着る本人から見て男性は左身頃が上に、女性は右身頃が上にくるようになっています。
恐らくは、それに準じているのだと思われますが、和式のキモノの掛け合わせに男性女性の違いは無いですからね。
多分ですが、間違える方は、浴衣を着るのもひとりでは無理で、案山子(かかし)になって誰かに着せてもらっているからではないかと思います。
もしかしたら、間違える方は、縦結びも、通常(つまり生きている方)であれば、普通の蝶々結びですが、両者の違いを意識したことがないのかもしれません。
 

でも、考えてみたら、生まれたての我が子に対し死装束と同じ掛け合わせや紐結びをするなんて縁起でもないことですよね?
万一祖父母が病産院に面会に来て、元気に生まれた筈の孫が「左前」&「縦結び」にキモノを着せられて居るのを見たら冷水を浴びせられたかのようにギョッと仰天すると思いますよ。
これから先、子どもが大きくなったら、甚平や浴衣を着せて夏祭りに出掛けることもあるかと思いますし、オトナの一般常識として、通常(つまり生きている方)は、「左前」&「縦結び」はNGということだけは、知っていて欲しいなと思います。

追記:非常に残念なことに、2014年に入ってから、初産婦さんで元看護師さん(しかも終末期看護の病棟勤務経験者!)や経産婦さんで現役看護師・保健師さんの方などで、「左前」&「縦結び」をされる方に、複数名遭遇しています。
しかも、愛する我が子が女の子であろうとなかろうと・・・です。
「もしかして看護教育がなってないのかな?いやいや医療関係の専門職でこれはないだろう!世も末か?」と嘆いてしまいました。(2014年7月31日12時00分00秒)

冷蔵庫教に改宗?

その昔、おっぱい星人だったウチの長女H1は、おっぱいが欲しい時は、私に向かって深々とお辞儀をして、小さな手を合わせて祈りを捧げてくれたものでした。
H1にとって、おっぱいは信仰の対象であり、神のような存在だったかもしれません。
そして当然ですが、おっぱい星人のうちは、冷たいモノが苦手でした。

断乳をして、2週間くらい経つと、H1は急に冷たいモノが大好きになりました。 

昔はおよそ10ヶ月~1歳迄に、どんな手を使ってでも、断乳しなくてはならなかったのですよ。
乳首にカラシを塗り、乳房に赤チンを塗りたくり、お化けの絵を描いたり・・・無茶苦茶ですわ。
子どもの声がガラガラになって、何時間も泣き叫んでも、完全無視しなくてはなりませんでした。
1歳を過ぎてもおっぱいをあげ続けることは、母親の趣味か、母親の意思が弱いためと決めつけられていました。
1歳を過ぎてもおっぱいをあげていた私などは、その当時の育児の常識では異端の極みであり、おっぱいをあげていることを公言すれば、刺すような視線や蔭口などの茨の道が待っていました。

長女の好きな冷たいモノは冷蔵庫に入っています。
冷たいモノが欲しい時は、周囲の大人の誰かを捕まえて、手を引いて冷蔵庫前に誘導し、冷蔵庫に向かい深々とお辞儀をして、小さな手を合わせて祈りをささげるようになりました。
 

そうです。
おっぱい星人はおっぱいを飲まなくなると、自分の好物を貰うために、祈りをささげる対象を変更しますよ。
まるで改宗したみたいでした・・・今日からゾロアスター教です・・・って感じでした。(笑)

2014年7月30日 (水)

リラクテーションを目指すにあたり必要な3つの「あ」とは?

リラクテーションという用語をご存知でしょうか?
簡単に申し上げますと、混合栄養のお母さんが完母に移行していくことです。
こういうことを書くと、言葉尻を捉えて、SOLANINは「混合栄養がいけないと思っているのか?」とか、「混合栄養のお母さんは何とかして完母にしていくべきだと思っているのか?」とか、そういうリアクションをされる方(大抵は一見さんか覗き見さんで、捨てIDを取得してでも他人のブログを荒らしたり、炎上させることに秘かな喜びを感じているであろう方)がほぼ必ずいらっしゃいますが、そうではないことは、当ブログのいつも記事をしっかり読みこなしていらっしゃる読者のみなさんであれば、分かっていただけますよね?

で、分かっていただけるとの前提で記事を書かせていただきます。
リラクテーションをするにあたり、してはいけないことは、自己流のミルク減量です。
完母になりたいばかりに、赤ちゃんに無理をさせてはいけません。
必ず、母乳育児に明るい小児科ドクターや助産師に相談し、確認を取りながら進めていくことが必要不可欠です。
 

そして、お母さんの気持ちも重要です。
どんな時も「自分なんかどうせダメなんだ。」という思い込みは捨ててください。
★焦らない・・・早くしなければと思い、イライラすること、気を揉むこと、落着きを失うことはNGです。
気持ちは逸るでしょうが、物事には段階や順序があります。
一足飛びにいかないのは、仕方のないこともあるのです。
★慌てない・・・想定外のことに遭遇して普段の落ち着きを失いこと、うろたえること、急ぎ過ぎることもNGです。
恐らく妊娠中からお母さんはおっぱいケア等を充分に準備をされてきたのでしょうが、母乳育児は、お母さんと赤ちゃんの共同作業です。
肝腎の赤ちゃんの条件やキャラによるところは無視できないウエイトです。
だけど決して赤ちゃんを責めないでくださいね。
★諦めない・・・もう希望や見込みが無いと思って早々に止めること、断念することはもちろんNGです。
中々先が見えないこともあるでしょうし、自分と赤ちゃんがどのあたりに居るのか分からなくて不安になって、気持ちがブレてくることもあるでしょう。
根気が必要なこともあるのです。
しかし、いかなる時も、混合栄養のお母さんがリラクテーションをしていくために必要不可欠なのは、母乳育児に明るいナビの存在だと思います。

月に1~2 回は信頼できる小児科ドクターの居られる外来や助産師の居る助産院や母乳外来を受診して、次の一手をどうするかについて、じっくり相談しましょう。
時間がどのくらいかかるかは、ケースバイケースですが、きっと道は拓けます。
ご自身のおっぱいを造り、出そうとするチカラと赤ちゃんが飲もうとするチカラ、そしてナビをする者の存在とアドバイスを信じて待ちましょう。

乳輪が潰瘍化しているけれどおっぱいを続けたい!

いいお産がしたいという強い意思を持ち、助産院で出産された10ヶ月児のお母さんがひょんなことからSOLANINの勤務先の母乳外来を受診されました。
「おっぱいトラブルなら、かかりつけの助産院に行かれたら良いのに、何でだろう。」と思いながら私はドアを開けました。

そのKさんというお母さんは「乳輪がかぶれて、汁が出てきてるんです。」とのこと。
「そんなんだったら、産婦人科外来を受診すればいいのに・・・」と思いました。
 

患部を診せてもらうと、何箇所か噛み傷があります。
浸出液が母乳パッドに付着しています。
潰瘍化しているトコロがあります。
「何だろう。何かに感染しているような・・・」という印象を受けました。

「10日前に子供が口唇ヘルペスになって、小児科でアラセナ®軟膏を貰ったんです。」
とKさん。
「あぁ、これってヘルペスなのかなぁ。Kさんの口角にもヘルペスの痕があるし・・・」と思い、
「だったら、皮膚科か産婦人科に受診され、早く治したほうがいいですよ。」と言いました。
そしたら、Kさんは「私、今更おっぱいを止めたくないんです。そりゃ今まで乳腺炎になったり、子供の離乳食が進まないことや、アレルギーのこととか、心配なことは色々ありました。でも、お薬を使うと・・・」と、とても悲しそうな表情で一気に喋られました。
私は「お薬を使ったら、おっぱいは飲ませられないと思っておられるのですね。それが心配で、何処にも受診出来ずにおられたのですね。でも、痛くて痒くてどうにもならなくて、思い切ってここに来られたのですね。」と尋ねました。
 

そこから1時間以上(Kさんは最終枠なので、時間に余裕がある。)かけてお話を伺い、アドバイスしました。
最後にKさんはとても晴れやかなお顔になられました。
思うに、助産院といえばほぼ例外なく母乳育児に熱心ではありますが、エビデンスに基づいた詳しい説明をしておられないトコロもあるのかなぁと感じました。
SOLANINの勤務先の母乳外来やこの《最強母乳外来》の読者さんならば、「知ってるよ♪」ということを、殆んどご存知ないことがお話を通して分かったからです。
 

最後に産婦人科外来で、乳輪の病変の診断をしてもらい、処方をしていただけるよう、ドクターに連絡しました。

2014年7月29日 (火)

がっちり把持したら、赤ちゃんが痛がる?

世の中には、生まれて間もない赤ちゃんを抱っこしたり支えたりする時は、そろりそろりorふわりふわりしていないと痛みを与えるからダメだと思い込んでいるお母さんが少なからずいらっしゃいます。

先日の記事にもアップした『浅飲みでないと赤ちゃんが窒息すると思い込んでいるお母さん。』もそうですが、此処、正しい知識を身に付けてほしいなと思うことが続きます。

SOLANINがしつこいくらい言い続けているフレーズのひとつである、いわゆる直母の際の後頸部の把持ですが、生卵を手掌で包み込むような感じで赤ちゃんの後頭部を持ってしまい、頸が前掲し、「それじゃダメなんだってば!」という現場にしょっちゅう遭遇します。

沐浴を自分一人でした経験のあるお母さんだったら分かると思いますが、後頸部をがっちり把持しないと、赤ちゃんはドボンしちゃいますよね?
仮に沐浴の実技指導時に、お母さんがそろりそろりorふわりふわりな把持なんかしちゃった日には、SOLANINは、「赤ちゃんに潜水訓練でもさせるおつもりですか?」と、ツッコミを入れちゃいますよ!

痛くないかですって?
がっちり把持しても赤ちゃんは泣いたりしませんよ。
別に赤ちゃんにラリアットするわけじゃないし、爪立てて引っ掻くわけでもないし、ただ単に直母の際に後頸部をがっちり把持することを躊躇ってどうするの?
逆に頸が据わっていない赤ちゃんはがっちり把持しないと安定しないから、カラダがとても辛いんですよ。
そりゃぁまぁ、赤ちゃんに良かれと思っていたことに対し、いきなりダメ出しされたらショックだとは思いますが、是非早急にアタマを切り替えていただき、赤ちゃんにとって本当によいことを取り入れてくださいね♪

子どもが混乱するようなタイミングで謝るでないっ!(怒)

釈然としないことがあります。
予防注射や治療に必要な手術の際に、お子さんに平謝りしている親御さん。
おかしいですよ。

そりゃあ、注射も手術も痛い目に遭わせることだから、恐らく平謝りしている親御さんはお子さんの気持ちに共感しているつもりなのでしょうが・・・
でも、それってどう考えても違いますよ。

だってね、予防注射は、病気にならないようにするために受けるものでしょう?
手術は、それをしないと生命にかかわったり、日常生活に支障をきたしたりするから、その改善のために受けるわけでしょう?
親御さんとして当然のことをしたまでですよ。
なのに、「ごめんね、こんな痛い目に遭わせて・・・」って・・・違う!違う!
そうじゃないでしょ?

こういう時は、「痛かったね、でもこれは、病気にならないようにするため(病気を治すため)にしたんだよ。偉かったね。頑張ったね。」ですやん!
謝るんじゃなくて、褒めるんですよ。
そうでないと、「お母さんやお父さんは僕(私)を痛い目に遭わせる怪しからん奴だな。いっちょう大暴れ&長時間ギャン泣きして懲らしめてやるか!」となっちゃうのです。
ええ、決して大袈裟ではなくマジで。
だから、お子さんを勘違いさせないためにも、ヘンなトコロで弱腰のいならないでね!

ロックアウトにご用心!その4

次男T2には散々ロックアウトされた私ですが、ご多分に漏れず車外ロックアウト(T2が車中で、車の鍵も車中で、私は車外で、全てのドアがロック状態)もされたことが2回ほどあります。(泣)
そういうわけで子ども達、特にT2を車に乗降させる時は、常に油断ならないものでした。
当時はT2と長女H1を連れて一緒に移動することが多かったので、H1が鍵に興味を持ち始めた頃から、あらゆる鍵の開け閉めを教えることにしました。
ベランダ然り、玄関然り、WC然り、車然り、おもちゃの金庫も然り、普段使わない南京錠も然り・・・T2はパニックになり易かったので、なかなか解錠を教え込むことが難しく(←教えてその場では解錠出来ても、イザという時には泣いて出来ない・・・)、こうなりゃ年の近いH1に教えればいいのでは?という、なかばヤケッパチな発想でしたが、これが見事当たったのです。

あの頃の愛車は、パワーウィンドウや集中ドアロックではなかったのですが、平時にドアロックを摘まみ上げて解除したり、ハンドルをグルグル廻して窓を開ける練習を、遊び感覚で日課のようにすることにしました。
ある程度確実にできるようになったら、車外から私がゼスチュアして、その指示に従うというやり方に変えました。(もちろん練習ですから、安全性を考え、車の鍵は車外の私が持っています。)
言い聞かせもしました。
 

或る日、私は不覚にも3回目の車外ロックアウトをされたのですが、その日、練習の成果が発揮されました。
T2は相変わらず泣いていましたが、H1が座っている側の窓の外から例のゼスチュアをしたら、H1は何事も無かったように、すぐに窓をスルスルと開けてくれたので、私は難なくドアロックを外すことが出来ました。
H1は当時1 歳7ヶ月だったと思います。
危機管理(←ちょっと大層な表現ですが)に関することは、掛け捨て保険のニュアンスで、年齢に関係なく同じことを兄弟姉妹に教えておくことは、有意義かもしれないと実感しました。

2014年7月28日 (月)

躾のダシに注射を使うでないっ!(怒)

医療関係者だったら、一度は遭遇し、思いっきり不快になるフレーズってありますよね?
「言うことを聞かない悪い子には、お医者さん(看護師さん)に注射してもらいますからねっ!!」ってヤツです。

注射は病気の予防や治療に必要なもので、聞き分けの悪い子に恐怖感を与えたり、服従させるためにするものではありません。
真っ当なオトナであれば言うべきセリフではないです。
 

こんな当たり前のことが、分かってない人が未だに居るのですからビックリです。
そんなセリフを口走ってしまったことを恥だと思わないのかな?
残念ながら、思わないのでしょうね・・・

そもそも、医療者が患児をお仕置きするために注射するなんて有り得ないでしょ?
それって大嘘つきですやん!
別のアングルから見てみましょう。
注射をされるのが嫌だから言うこと聞くようにというルールを通したらどうなりますか?
注射をされなければ自分は困らないから、何やっても自由だよね・・・
ってことになっちゃいますよ。
イイんですか?そんなルール作っても。
イイ筈がないですよね?
 

当ブログの読者のみなさんには、そういう意識の低い人はいらっしゃらないと信じていますが、世間一般には未だに居るのですよ。
そういう人にはお近づきになりたくないですな。
私には無理です。

ロックアウトにご用心!その3

通常、ロックアウトは締め出しの時に使う言葉ですが、今日お話しする次男T2の場合、逆ロックアウトというヤツかもしれません。

逆ロックアウトなんて聞いたことがない言葉ですか?
そりゃあそうです。
今、この記事を書こうとして、SOLANINの頭の中に浮かんだ言葉ですから。(爆)
で、実際に合った話なのですが、或る日家族そろってリフレッシュのため、まちの温泉施設に行ったときのことです。
長男T1は旦那に男湯に連れて行ってもらったのですが、T2と長女H1は私が女湯で入れることになったのですね。
子ども達を裸にして、当時2歳のT2を脱衣所に設置してあるWCに行かせました。私も服を脱ぎ、H1を抱っこしてT2に「出てきなさいよ~。」と、声掛けしながらWCのドアノブを廻そうとしたら、鍵が掛かっているではありませんか!
 

「えっ?T2め、またやりよったんか!」
生協さんの仕分けの時の記憶がフラッシュバックしました。
でも、温泉施設のWCの鍵なんて、私は持っていませんから、さて、どうしたものか?
たまたまそこに、脱衣所の掃除の方が来られたので、事情を話し、何とかドアを開けてもらえないかと頼みましたが、「それはお母さんが呼びかけてあげないと。そうすれば、出てくるんじゃないですか?」とのこと。
あ、いえ、ウチのT2は立て籠もり犯ではないのですがね。(汗)
当然ながら、何回呼びかけても泣き叫ぶばかりで、一向にドアを開けやしません。
埒が明かないので、私とH1は脱いだ服を着て受付に行き、事情を話しました。
そしたら、ようやく親身な対応をしていただけました。
直ぐに大きな脚立を持った方が来てくださり、ドアの上からWCに入って解錠して、T2を出してくれました。
T2がロックアウトした時から、35分が経過していました。
リフレッシュのための温泉だったのに、入る前に逆ロックアウトで足止めを喰らうなんて・・・旦那と風呂上がりの待ち合わせの時間が決まっていたので、急いで乳幼児2人をゴシゴシと洗い、さっさと上がって来ました。
もっとゆっくり温泉に浸かりたかったのに・・・やれやれ。(涙)
鍵を触りたがる2歳児には要注意です。(To be continued)

2014年7月27日 (日)

浅飲みをしないと赤ちゃんが窒息すると思い込んでいるお母さん。

勤務の都合で、入院中のお母さんの授乳のお手伝いをすることがあります。
ざっくりですが、お母さんが10人いらっしゃったら、少なくともその半分はラッチオンが浅いように見えるので、その都度修正させていただいています。
時々、何度申し上げても頑として自分を曲げないというか、なのに浅飲みを続けて「乳首が痛い。」と顔をしかめている方がいらっしゃって困惑していました。

なんでやねん?
意味が解りません。
「今の咥えさせ方では、乳首を痛めるだけですし、赤ちゃんの哺乳量も伸びないですよ。」と、申し上げているにも拘わらず・・・です。
最近はハンズオフといって、直接お母さんや赤ちゃんにタッチしないタイプの授乳介助が流行していますが、「ダメだこりゃ。」な状況だったので、ハンズオンで授乳介助しました。
赤ちゃんの後頸部を把持して、「えいやっ!」と咥えさせました。
瞬間、お母さんが後ろに身を引こうとするので、「動かないで!そのまま!」と、声掛けしました。
お母さん、ビクッとされ、若干お顔を引きつらせています。
「痛いですか?深く咥えさせられたので、大丈夫ですよね?」と、確認したら、「痛くないですけど、こんなに深く咥えさせたら、赤ちゃんが窒息しそうで怖いんです。」と仰いました。

あ~なるほどね。
深く咥えたら、赤ちゃんの鼻が塞がって窒息するかと心配で、怖くてできなかったんだね。
だから、浅飲みだったわけか!

SOLANINは、赤ちゃんの鼻腔の構造のお話をして、後頸部のがっちりした把持が出来ていれば、深く咥えても決して赤ちゃんは鼻が塞がったりしないことをお話しました。
そして、がっちりした把持はどうすれば実行できるのか、その場でお母さんにカラダで憶えていただきました。
勿論、NGな把持の仕方もやってみて、違いを体感していただいたことは、申すまでもありません。

カンガルーケアは本当に危険なのか?

~いつになく、シビアな長文です。気合と根性を入れてお読みください。~
生まれて間もなくの赤ちゃんを、お母さんの胸に抱いて肌と肌が触れ合うカンガルーケア。
あの至福の体験をされた読者さんも大勢いらっしゃるかと存じます。
一方、そのカンガルーケア中に、呼吸停止や重度のチアノーゼを来たし、発見が遅れて重い障害を受けたり、お亡くなりになった赤ちゃんもおられ、複数の裁判が始まっているという現実があります。
当該の赤ちゃん達のお母さんやお父さんのお気持ちはいかばかりかとお察しします。

当該の赤ちゃん達はカンガルーケア中に生命の危機に瀕しているわけですから、この部分だけを切り取ると、カンガルーケアさえしなければ、生命に関わる事象は発生しなかったのではないか?となります。
マスメディアの記者さんはおしなべて文系が多いし、センセーショナルな見出しを付ければ、それだけ人の目にとまりやすいから、「カンガルーケア=危険」
という紋切り型の表現をなさいます。
そして、残念なことに思考停止している方達は、その文言を鵜呑みにされ、「カンガルーケア=危険」ら
しいですから、私は出産の時のカンガルーケアは止めようと思います。・・・なんてことをシレっと仰るようですね。
けど、そもそもカンガルーケアなんて、医療者から妊婦さんに強要するものでもないですから、今後は医療者だって面倒に巻き込まれたくないという心理が働くでしょうから、「あ、そうですか。じゃ、止めましょう。」という展開になりがちでしょうね。
双方納得の上で止めるのですから、それで良いっちゃあ良いのでしょうが、SOLANINは、なんか違うんじゃないかと思います。
 

何故なら、物事の半分しか見ていないからです。
カンガルーケア中に生命の危機に瀕した。…のは、紛れもない事実です。
しかし、カンガルーケアさえしなければ、生命に関わる事象は発生しなかった…のは、果たして事実とは断言できるのか?
事実であるかもしれませんが、そうではないこともあるからです。

生まれたての赤ちゃんが胎外生活に適応するには、一般の方が想像される以上に遥かに時間がかかります。
紛うことなき正常新生児で、おぎゃ~と元気よく泣いて、真っ赤になってグイグイとおっぱいに吸いついても、生まれてから2~6時間くらいは、決して大袈裟ではなく、赤ちゃんの身に何が起こるか分からない時間帯なのです。
それは、カンガルーケアなんてしていない時代から、周産期領域の医療者だったら周知のことです。
読者さんには聞き慣れない言葉でしょうが、コットデス(←赤ちゃんを寝かせる小さなベッドがコット。生まれて間もないうちに、そこで亡くなってしまうこと。)ということは、昔からあります。
カンガルーケアをしなくても、生まれてすぐに新生児室にお預かりしていても、お亡くなりになる赤ちゃんはゼロではないのです。
元気に生まれてきた筈の赤ちゃんがお亡くなりになるのは、あまりにも痛ましい出来事です。
我が国の昔のグリーフケアでは、お亡くなりになる赤ちゃんとお母さんの対面はご法度で、赤ちゃんの死はタブーとして封印されてきた歴史があります。
近年はそうではなく、真相究明を大事にしようという考え方が主流となってきたこともあり、赤ちゃんの死がマスメディアで取り上げられる頻度も高まったのでしょうね。
 

SOLANINは、裁判になっている全ての事例の詳細を知っているわけではありませんが、この胎外生活に適応するまでの時間帯の観察が、今一つ行き届いていないことが、急変発見の遅れと取り返しのつかない事態の発生ではないかと睨んでいます。
「あ~、元気に生まれてきてくれた。良かった。これでやれやれだわ・・・」ではないのです。

これからカンガルーケアを継続していくには、今まで以上に医療者が「この赤ちゃんはカンガルーケアをしても大丈夫かしら?」という判断力を磨いていかねばならなくなるでしょうね。
例えば、産声は超元気でアプガ―スコアもOKだったとしても、羊水が混濁していたとか、心音が低下している時間がかなりあったとか、分娩時間がとても長かったとか、お母さんが酸素吸入していらしたという場合は、そうではない場合よりも赤ちゃん呼吸状態が不安定になりがちです。
そういう場合、その赤ちゃんはカンガルーケアをしてもいいのか止めておくのかという判断力を身に付けなくてはなりません。(それを磨く時間が無ければ、細密な基準を作らねばならないでしょう。)
複数の安全対策を講じることが求められるでしょう。
また、カンガルーケアをするのかしないのか、予め妊婦さんから同意書を取らせていただくこともも必要になるでしょう。
 

しかし、分娩受け入れ施設の集約化で、人手不足の病産院は少なくなく、常にお母さんと赤ちゃんの真横にドクターや助産師や看護師さんが張り付いていることは事実上不可能です。
ですので、安全対策として、決してお母さんと赤ちゃんのふたりぼっちにしないことと、忙しいならせめて器械片付けや次の器械の準備をしながら、お母さんと赤ちゃんの気配を察しつつ、時間を見計らってこまめに観察することや、赤ちゃん全例にSPO2モニターを装着して、お母さんだけではなく、お家の方にもきちんSPO2モニターの説明をして、「何か変だな?」と思ったら、迷わずにナースコールしてもらうことを徹底し、急変発見時に迅速に対応できるような救急蘇生キットの常備をしていくことで、不幸な事態は相当防ぐことができるのではないかと考えます。
カンガルーケアとはどういうものなのか、どうしていけばいいのか、他人任せにせず、よ~く考えて決断していきましょう。

追記:最近は出生直後の行為はカンガルーケアとは表記しません。
STS(Skin To Skin contact)と表記します。
元来NICUでされてきた行為をカンガルーケアと表記しています。
(2014年7月27日12時00分00秒)

ロックアウトにご用心!その2

ロックアウトされたお母さんはちょくちょくいらっしゃるようですが、かくいうSOLANINも、やられたことがあります。
次男T2に・・・です。

昔団地暮らしで生協さんをしていた時、いつも共同購入品の仕分けを我が家の玄関前の階段下でしていました。
実はその前の週、ウチのT2はご近所さんの購入された平飼い卵を勝手に触り、落とし、割ってしまいました。
さらにその前の週は、ご近所さんの購入されたお菓子を勝手に開けて食べようとしました。
いくら2歳児でもやっていいことと、いけないことがあります。
長女H1をおんぶしながら仕分けをする母の目を掠めて、碌でもないことを繰り返し、その度に叱り、ご近所さんに平謝りして・・・が連続したので、さすがに私もうんざりで、玄関で靴を履こうとしているT2を置いて、仕分けのためにさっと外に出たのですね。
T2の泣き声がしましたが、これ以上ご近所に迷惑をかけたくないし、その週は注文品が少なかったから、チャッチャとして、直ぐに家に入れば5分以内で済むので、T2を外に出しませんでした。
玄関のドアをバンバン叩く音がしましたが、ホントに直ぐに済んだので、「ごめんごめん、もう終わったから開けてあげるね。」と、言いながらドアノブを回そうとしたら・・・ドアが開かないのです。
T2、泣きながらドアをバンバン叩いていましたが、何かの拍子にドアの鍵をカチャンと廻してしまったようです。
はい、H1をおんぶしたSOLANINは、玄関の鍵を持っていません。
見事にロックアウトされてしまいました。(汗)
この仕打ちは、外に出してもらえなかったことの逆恨みか?
T2め、やりよったな。(怒)
 

けれども、幸い我が家は1階でした。
キッチンの小窓を換気のために開けていたので、ご近所さんにH1を抱っこしてもらい、脚立を借りて、小窓を2枚とも外し、入りましたよ、そこから。
ご近所さん曰く、空き巣の犯行現場にしか見えない、怪しい光景だったとか。(スカートでなくてよかった。)

その時T2は、何をしていたかといえば、すっかり泣き止み、小窓を外して入ってくる母をニヤニヤ笑いしながら、出迎えてくれました。
母をロックアウトした反省ですか?
あの表情は・・・多分してなかったと思いますよ。
 

この時から、私はちょっとした外出でも、必ず鍵を持ち歩くようになったのは言うまでもありません。
しかし、T2のロックアウトはこれだけにとどまりませんでした。(To be continued)

2014年7月26日 (土)

ATLのワクチン、臨床研究もうすぐ始まる?

2012年1月20日過ぎから新聞各紙やネットの情報サイトで書いてあったことですので読者のみなさんもご存知かと思います。
大阪大学免疫学フロンティア研究センターと大阪大学病院が来月学内の倫理委員会に申請し、ウィルスが原因で発症する成人T細胞白血病(以下ATLと表記します)をワクチンで治療する臨床研究を始める予定らしいです。

ATLを発症した場合、効果的な治療方法として骨髄移植があります。
(でも、骨髄移植には年齢制限があるし、そもそも型の合うドナーがいなければどうにもならないものです。)

骨髄移植待機の場合は抗がん剤が投与されることになります。
ATLは感染=発症ではありません。
感染された方が発症する確率は5%前後と言われ、発症までに50年前後の期間があるものの、発症したら急速に悪化するため治療の難しい白血病でもあります。

ちなみに、ATLに感染しているかどうかは、大抵は妊娠初期の検査で判るようになっています。(公費負担や検査のルーチン化が拡がってきています。)
ATLの感染経路の主なものは母乳とされていますから、赤ちゃんが生まれたら好きなだけ&欲しがる間はずっとおっぱいをあげたい・・・と希望しても、ATLに感染している方は涙をのんで断念されているという重い事実を知って欲しいです。

これから臨床研究に参加される対象者さんの治療効果次第ですが、我が国にはおよそ100万人のATL感染者の方がいらっしゃいますので、実際にこのワクチンに副作用が無く、治療や発症予防に効果があることが立証されれば、実用化に向かい大きな希望の光になるでしょう。
「どうかこの臨床研究が成功しますように。」と、心から祈リたいと思います。

ロックアウトにご用心!その1

既に先日、次男T2の脱出劇を書きましたが、今週は、私と同じ団地に住んでいた知人のエピソードを、書かせていただきます。

或る日の午前10時過ぎ、外出しようとしていた私は、高い所から、「誰か、助けてください!」という声が聞こえてくるのを察知しました。
最初はよく分からなかったのですが、目を凝らすと高層階の知人が、ベランダで叫んでいます。
「どうしたの?」と聞いたら、「●●(お子さんの名前・2歳児)にロックアウトされちゃったんです!」とのこと。
「ロックアウトって、ベランダに出てるだけじゃん。大層な・・・」と思ってしまいましたが、知人は必死の形相です。
 

その団地のベランダは、ドア式になっていました。
その日は風が強かったから、知人は●●ちゃんがベランダに出ないようにと、わざとドアを閉めて、洗濯物を干していたそうです。
そしたら、●●ちゃんは、お母さんが鍵を掛けたかと勘違いして、ドアの鍵をを開けようとして、ガチャガチャしているうちに、お母さんをベランダにロックアウトさせてしまったらしいのです。
そして、●●ちゃんは、完全にパニックになってしまい、開けてとお願いしても泣き叫ぶばかりで、どうにもならなかったそうです。

私は、「それじゃあ玄関から入って開けてあげる!」と言って知人の家のある階まで上がって来たものの、肝腎の玄関の鍵が掛かっていて入れません。。
「ひゃ~、どないしょう?」と、逆戻りした私は、知人に、「玄関は閉まっていて入れなかったわ。どうしたらいい?」と聞きました。
知人は、「悪いけど、旦那に電話してもらえませんか?頼みます。」と言ったので、電話番号を聞き出して、速攻で知人の旦那さんに連絡しました。
 

旦那さんは、事情を説明すると、一瞬絶句していましたが、上司に頼んで帰宅させてもらい、玄関の鍵を開けて、奥さんを救出してくれました。
読者のみなさんもお子さんにロックアウトされないようにご注意くださいね。
2歳児は、何かの拍子に鍵を掛けるかもしれませんが、解除してくれるかどうかは分かりませんので・・・(汗)(To be continued)

2014年7月25日 (金)

ジョッキで生ビールを一気飲みしているおっちゃんみたい?

助産師を含む読者のみなさんの中で、直母している間じゅう、ジョッキで生ビールを一気飲みしているおっちゃんのようにゴキュゴキュと激しく喉を鳴らしている赤ちゃんに遭遇したことはありませんか?
SOLANINはちょくちょくあります。
「どんだけ沢山飲んだのかしら?」と、内心期待しながら哺乳量測定するも、ゼロとか一桁で、「あらっ?あの音はなんだったの?」とズッコケそうになった経験はありませんか?
SOLANINも昔はそれを知らなくて、お母さんと一緒に「おかしいなぁ、ちゃんと飲めてるっぽかったのにね。」と、首を傾げていたものです。
今は理由が解るので首を傾げたりしませんが、ポーカーフェイスの下では、「あ~これはヤバいぞ!」「えらいこちゃ、どないしよう?」と心の中で冷や汗を掻きまくっています。

あのゴキュゴキュとゆう音の正体はですね、唾液を飲んでいる音なんですよ。
残念なことに。(泣)
あまり知られていないようですが、浅飲みの変則バージョンみたいなものと捉えて頂いたら、間違いないと思います。
一般的な浅飲みは、ペチャペチャorツコンツコンですから、全然違う音ですが。

鑑別方法としては、「産後間もない頃orお母さんのおっぱいの分泌がじわじわ~ぽたりぽたり程度の段階(搾乳してもカップに底溜り程度~10ml前後)なのに、唾液を飲む度に派手に音を立てていること」「どんだけゴキュゴキュ言わしても、口の端からおっぱいが溢れたりしないし、噎せないこと」ですかね。
直母が量にならないわけですから。
念のため哺乳中に頬っぺたを耳側に引いても、口角から舌は見えません。(汗)
このような赤ちゃんの場合、直母で飲ませることに拘ったり、焦ってもしょうがないのです。
辛いでしょうが割り切って、とにかく搾乳で分泌を維持して、体重増加を待つしかないのです。
搾乳の補足は市販されている哺乳瓶を使ってはダメですよ。
現状に輪を掛けて、解決への道が遠くなるだけですから。
更に舌が引っ込んだ下手っぴな飲み方を助長するだけですから。
必ずシリンジと指でトレーニングすることをお勧めします。

こんにちは赤ちゃん事業にモノ申す!

厚労省が提唱する、「こんにちは赤ちゃん事業」(正式には乳児家庭全戸訪問事業)ってきいたことがありますか?
2012年度から、いよいよ地方の小さな市町村でもやることになってきているようですね。
全戸訪問は大変でしょうが、母子のために・・・という取り組みは今まで非常に少なかったので、それ自体は悪くはないと思います。
「産後ウツ」と「乳児虐待の兆候」の早期発見という目的も素晴らしいと思います。

ただねぇ。
一応の講習を受けられるとのことですが、実動部隊が民生委員さんなんですよね。
その地域の名士的存在の方がなられるという、民生委員さんです。
人格や人柄には問題ないでしょう。
民生委員さん自体にイチャモンを付ける気は毛頭ございません。
だけど、民生委員さんは、イコールで保健師さんや助産師ではないのです。(もちろん、民生委員さんの中でも、たまたま元保健師さんや元助産師の方もいらっしゃるかもしれませんが、確率的にはかなり低いでしょうね。)
しかも、民生委員さんは性別や出産・子育て経験を問わないので、男性や出産・子育て経験のない女性がされている地域もあります。
 

それって、どう思われます?
産後のメンタル面でデリケートな時期で、お家の中がシッチャカメッチャカな状態の日に、ご近所のおじさまやお子さんを生み育てた経験の無いおばさまが、民生委員の名のもとに、「どないですか?」って来られたら。
失礼ながら、果たして民生委員さんは、「産後ウツ」や「乳児虐待の兆候」を察知できるのでしょうか?
失礼な言動を重ねて恐縮ですが、ちょこっと講習を受けられたくらいで、仮に子育てのご経験がおありであっても、赤ちゃんのことやおっぱいのことで、ホントに実のあるアドバイスをしていただけるのでしょうか?
そういうお立場の方に、お母さんは腹を割って何か相談されるのでしょうか?
ご近所さんであれば、却って相談し辛いことだってあるのではないでしょうか?

実際、SOLANINは、訪問する立場の民生委員さんの知人数名から、「エライことになってしまってねぇ。正直言って、困ってるんだよね。」「これはホントに民生委員の仕事なのかなぁ?」という、愚痴(?)を聞かされていますからねぇ。 

赤ちゃんのお母さんにとっても、民生委員さんにとっても、良くないことにしか思えないのですが、これってSOLANINの杞憂なんでしょうかねぇ?
家庭訪問するんだったら、地域で活躍する開業助産師に、きちんとした講習を受けてもらった上で、お願いするのなら分かりますが。
(あっ、もちろん、適正な報酬をすることは言うまでもありませんよ。)
訪問を受ける立場の読者のみなさん、忌憚(きたん)のないご意見を頂けますか?

助産師ってどんなお仕事?(幼児期のH1がイメージしたもの)

昔話です。
私がまだT病院に勤務して、次男T2と長女H1を保育園に預けて働いていた頃のことです。
T病院では、他部署への一時的な応援も含め色々な業務をさせていただきましたが、9割方は、もちろん産婦人科病棟か産婦人科外来の業務でした。
「お仕事」というものに興味心津々のH1から毎日のように、「お母さん、今日も赤ちゃんおっぱいたくさん飲んでくれた?美味しそうに飲んでくれた?」というようなことを聞かれていました。
それ自体は幼児期の子どもの質問として、なんら問題は無いのですが、T病院で勤務してから1年以上経った或る日、H1が私の仕事内容を誤解していることが発覚しました。

 私が助産師で、新生児ちゃんやそのお母さんのためにお仕事しているというイメージには間違い無いのですが、どうやらH1は、自分の母親が、自らの乳房を新生児たちに差し出し、直母をしていると思い込んでいたのです。
つまり、SOLANINが、乳母のような仕事をしていると思っていたらしいのです。
私にしてみたら「え゛ぇ〜っ!」って叫びそうなくらい、衝撃的でした。
 

思わず、「違うよ〜、それは無いよ。新生児ちゃん達はそれぞれのお母さんのおっぱいを飲むんだよ。(汗)」と説明したら、それ以外の私の仕事内容は想像もつかないようで、「だったら、お母さん、1日病院で何しているの?」と不思議そうに尋ねられました。
・・・決して、油を売ったりせず、至って真面目にお仕事していたのですけれどね。

ところで医療者以外の読者のみなさんは、ご出産前から助産師の仕事について、どんな仕事をする人たちなのか?という知識がおありでしたか?

2014年7月24日 (木)

スイマーバ®事故報道で感じたこと。

あくまで個人的に思うことです。
スイマーバ®という赤ちゃんの首にはめる浮輪があります。
遊具でもあり、赤ちゃんと一緒にお風呂に入る際のアイテムとしても活用されている商品ですが、このところ赤ちゃんが溺れたり、窒息する事故が4件発生したとの報告がありました。

日本小児科学会や消費者庁などから注意喚起を促すお知らせがありますので、ご一読をお勧めします。
↓     ↓     ↓

http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120727kouhyou_1.pdf

まず事故に遭われた赤ちゃんとご家族の方には、お見舞い申し上げます。
さぞかしご心配で、大変だったと思います。
幸いにも赤ちゃんの生命に別条は無かったことは不幸中の幸いでした。

今回報道された事故は、現在販売されている型とは異なる型で起こったとのこと情報もあるようですが、それはひとまず置いといて、事故の経緯について報道内容を検証することが大事だと思います。
それによると、浮き輪でありながら「空気を充分に入れていなかった」「(2か所ある)安全ベルトを止めていなかった」「浮き輪の端にきちんと赤ちゃんの顎が乗っていなかった」という、正しい使い方を逸脱していた事例もあったそうです。実験でも正しい使い方をしないと事故に繋がりやすいと裏付けされたそうです。
また、使い方の状況として、「親御さんがちょっと目を離した隙に起こった」とのことです。
 

スイマーバ®は事故が4件も起こったので危険だから排除するべきものと頭から決めつけたり、ヒステリックになるのではなく、どんな遊具・道具でもそうですが、便利であっても正しい使い方をしなければ事故に繋がるので、それを踏まえた上で、最終的に使うか否かは親御さんが決めていくものではないかと思います。

※私は第2弾書籍で個人的にオススメの出産準備品として、スイマーバ®を入れた手前、報道で感じたことをお伝えするのが、注意喚起を促すことになり、望ましいのではないかと思い記事化した次第です。
ただ、この記事関するに読者のみなさんからのコメントをいただくつもりはありませんので、ご了解願います。

私はこの4件の事故の全てを知るわけではありませんし、関係者でも無いので、知り得た情報から感じたことを述べさせていただきます。  

10ヶ月健診の思い出(H1編)(若干改訂版)

この年になっても子どもの健診のことは不思議とよく憶えています。

なんとなく、振り返りたくなったので、長女H1のことから書いてみます。
3人共、運動機能の発達は早く順調でしたが、群を抜いていたのがH1です。
10ヶ月の時の移動手段は「トコトコ歩く」で、既に「はいはい」はしなくなりました。
物おじしない性格でしたが、男の人が超苦手で、抱っこされようものなら号泣していました。
「マンマ」「あーちゃん」などの単語も出てきました。
公園から帰る時はお友達に「バイバイ」していました。

さて、10ヶ月健診の時は小さいものを指先でつまむというチェック項目があります。
チェック項目は問診表だけではなく、保健師さんの前で実演しなくてはなりません。
いつもなら簡単に出来るし、褒めると繰り返しいつまでもやって見せますが、健診は寝起き直後でした。
生憎(あいにく)、H1は寝起きの悪い子で、その時もムスっとして反応が悪く、面識のない保健師さんを睨みつけています。
(因みに長男T1と次男T2の時は、小さい鈴を透明のガラス瓶に入れるやり方でした。)
とても小さいものを指先でつまむ芸当など出来そうにもありません。

それで、私も困ったなと思っていたら、保健師さんは徐(おもむろ)にお懐紙の上にコロコロとボーロを出されました。
そして、「どうぞ。」と、H1に勧めてくれたのです。
当時、ボーロが好物だったH1は保健師さんをガン見していたのに豹変し、にっこりしながらいつも通りに指先でつまんで、口にボーロを入れました。
しかも、愛想笑いをして暗に「もっとちょうだい。」と目で訴えていました。

保健師さんの前での実演による発達チェックは無事クリアーしました。
でも我が子ながら、何て現金な奴だろうかとも思いました。(笑)

追記:健診などでチェックされる項目というのは、基本的に「お手本を見せて,真似をさせる。」というやり方です。
従って、お手本を見たことが無いと、チェックの意図が分からず、実施困難なため判定不能となります。
また、その日その時の機嫌も重要です。
保健師さんも一見(いちげん)状態で、「する能力に欠ける。」のか、「チェックの意図が分からず出来なかった。」のか、「恥ずかしかったり、乗り気じゃなかったから断固拒否した。」のかを判定するのは難しいこともあるそうです。
であれば、健診でチェックされること(≒予め想定されること)を日々の遊びの中で練習させては如何でしょう?
勿論、嫌がらない程度に1ヶ月くらい前からボチボチのペースで。
お子さんの月齢相当の能力を順当に引き出してあげるために。
お子さんが健診当日に実力が発揮できるように。
老婆心ながら申し添えさせていただきます。
(2014年7月24日0時00分00秒)

2014年7月23日 (水)

直ぐに眠りこけちゃう赤ちゃんに好適なポジショニングは?

1にも2にも縦抱きだと思います。
不眠症を患う方などの例外を除き、元来人間は横たわると老若男女問わず、自然に眠りそうになるものです。
仮にですが、眠いのに起きていなくてはならないとして、座っている方が横たわっているよりも、起きていられますからね。

只でさえ、眠り王子や眠り姫を覚醒させおっぱいに吸いつかせるのは容易なことではありません。
縦抱きは起きてくれる確率が高いので、ラッチオンさえが上手くいけば、短時間でも直母で飲んでくれることでしょう。
起こさなきゃ頻回直母ができないのに、横たわらせて眠りに誘うようなことしたら、ミスマッチだと思いますよ。
なので、眠り王子や眠り姫に対し、横抱きやフットボール抱き中心で進めるのは、あまり合わないと思います。

逆に縦抱きにして、足裏などを指圧して起こすのを促してもクタクタちゃんで、舌が上がっている場合は、タイミング的に直母は難しいです。
その時はさっさと直母に見切りをつけて搾乳しちゃいましょう。
で、1時間後に縦抱きで再チャレンジしてみましょう。

この対極にあるスタミナちゃんで、ひたすらガツガツ飲みたがる場合、寝かしつけには横抱きやフットボール抱きや添い乳なんかが合っていると思います。

ペットは母子分離のリスクを法律で配慮されるのに。

《《動物愛護法巡り、意見10万件超殺到》》
《《生後間もないペット販売禁止へ》》
ペットとして販売する仔犬や仔猫をどの位の日数で親から引き離すのか等を盛り込む動物愛保護方改正をめぐり環境省が一般の意見を募ったところ、予想をはるかに超える意見が殺到した。
最大の争点は、ペット販売業者は、「大きくなったら売れ行きが悪くなる。」「餌代等の経費が高騰する。」として、早く売るため生後6週間からとしているのに対し、動物愛護団体は、「親から早く離すと社会性が身につきにくくなる。」「咬み癖がついたり無駄吠えが多くなったり躾がしにくくなる。」等の理由で国際基準の8週間にすべきと真っ向から対立している。(2011年秋:各社新聞記事要旨)

・・・この記事に対し、大阪市立十三市民病院小児科の平林 円ドクターは、「動物の赤ちゃんは母子分離をしないようにと法律で守られる方向なのにヒトの赤ちゃんはどうなのでしょう?」と問うていらっしゃいます。

そうですよね。
SOLANINも全く同感です。
 

もちろん、赤ちゃんの救命のため、止むなく設備の整ったNICUに搬送されて、母子分離ということはあるでしょう。
お母さんの病状で全身麻酔で帝王切開をすることになり、お母さんは手術後ICU管理で、母子分離ということもあるでしょう。

そういう止むに止まれない理由は何も無いのに、安易に「お母さんは出産でお疲れでしょうから、ゆっくり休んでください。」「赤ちゃんにはこちらで適宜ミルクをあげておきますから、お母さんが授乳室に来て頂くのは、明日以降で結構ですよ。」みたいなセリフを病産院のスタッフから聞かされて、「これ幸い。」と唯々諾々と受け入れたり、「それっておかしくないか?」という感覚がまるで無いのは、個人的には如何なものか?と思います。
みなさんはどう思われますか?

気の毒なお母さん。

里帰りで他院出産のお母さんが来院されました。
赤ちゃんは3ヶ月でした。
赤ちゃんは増え過ぎるくらいの勢いで体重が増えていました。
夜中も2~3時間毎ですが、おっぱいを飲んだらほどなく眠ってくれるそうです。
客観的に見ると、大きな問題はなさそうです。
もちろん、乳腺炎にもなっていません。
でも、お母さんは、泣きそうな表情です。

「何を困っておられるのだろうか。」とちょっと想像がつきませんでした。
「どうされたのですか。お話いただけますか。」と尋ねましたら・・・
 

「夫が赤ちゃんにミルクを足せと怒鳴りながら言うんです。私が違うと言っても無理やり作って飲ませます。すると赤ちゃんは飲みますから、「ほらやっぱり言った通りじゃないか。」と勝ち誇ったように言うんです。一事が万事この調子で、ふた言目には「お前は赤ちゃんの気持ちが分かっていないから、俺の言った通りにすりゃいいんだ。」と言われます。私はおっぱいで育てたいし、産院は母乳育児に熱心なトコロでしたから、おっぱいの出方も十分だと言われてきたし、心配ないのです。でも・・・」と一気に仰いました。

困った旦那さんです。
赤ちゃんはその日の最後の授乳の時にグズるので、その時ミルク100ml飲ませているとか・・・
赤ちゃんの泣き声に平気な人はあまりおられないでしょうが、それにしても・・・
もう少し探ると、どうも義母さんのアドバイスを鵜呑みにしておられるようでした。
あぁ、マザコン息子と母に翻弄されちゃってるのね。
 

旦那さんが平日御休みの日を狙って親子3人で再診してもらい、私からお話した方がよさそうですな。
いつぞやもこのような方がおられましたが、実力行使をしておられるので、さらに厄介です。
これってDVに近いパワハラかなぁ。 

精神的に限界に近い口ぶりでしたから、強行突破でもう1回ご実家に帰られ、お灸を据えてみてもいいのではないかなという気もいたしました。
現在再診待ちです。

2014年7月22日 (火)

どんなに輝かしいご経歴であっても。

当ブログの女性読者さんの中にも、周囲の人々から常に注目されたり、尊敬の眼差しで見つめられる方がいらっしゃるかと存じます。
どんなに輝かしいご経歴をお持ちであっても、特に初産婦さんであれば、妊娠経過・出産にまつわること・新生児のこと・おっぱいに関することは、ハッキリ言って専門外=ド素人
だと思います。
" なんちゃあ分かっていない"訳ですから、入院された病産院で偉そうなことをのたまうのは、人として傲慢だと思います。

もちろん入院された病産院で、ご自身よりも年の若い助産師や、年上でもユルキャラ代表のようなSOLANINみたいな助産師に何やかやを指導されるのは、どうにもプライドが許さない方もいらっしゃるかもしれません。 

但し、私たちが指導する項目は、無事にご出産していただけるための手段や、お母さんとして赤ちゃんのために一渡りのことが出来るようになって退院するために必要な知識とスキルです。
身に付けなくては困ることばかりです。

上から目線でお話をする気は毛頭ないですが、ご出産で入院された折は、どうかその輝かしいご経歴は、目につかない所に仕舞い込んでくださいな。
「あなた私を誰だと思っているんですか。私は●●なんですよ。」
「この(優秀な)私が○○しなくちゃならないんですか。(そういうことは、もっと不出来な方のすることでしょう?)」的なリアクションをされると・・・さすがにげんなりします。
 

どんなに輝かしいご経歴をお持ちの方であっても、お母さん歴はその赤ちゃんの日齢(月齢)だとSOLANINは思います。

入院に際し、助産師に変にお気遣いいただく必要はございませんが、自分の知らないことをこれから学ぶ人間としての謙虚さ、素直さ、可愛らしさを忘れてほしくないですね。

最初のボタンを掛け違えると。

母子異室の病産院でご出産され、ミルク寄りの混合栄養をされているお母さんが、たまたまSOLANINの勤務先の母乳外来を受診されることは、しばしばあります。
そして、いつもなかなかに難儀なことになります。
ご相談の殆どは、「おっぱいの量を増やしたい。(ゆくゆくは完母になりたいを含む。)」「搾乳の瓶哺乳ばかりので、直母が出来るようになりたい。」というようなことが殆どですが、そもそも、「母乳はどうやって作られて出てくるのか?」ということに始まり、「授乳回数や間隔をどう考えるか?」から、赤ちゃんの基本的な生理に関する知識、例えば「おなかいっぱいに粉ミルクを飲んでも泣くこともあるのですよ。」「眠りこける子は育たないですよ。」に至るまで、ほぼ無知に近い状況の中で、総論各論交えながら、「母乳育児とはどういうものなのか?」迄お話しなくてはなりません。(汗)
一人の方に対応できる時間は45分間なのに、てんこ盛りでお話しを聞いてもらわねばならず、とてもじゃないけれど時間内の対応終了は無理です。(涙)
たまに中途半端に知識がある方は、屁理屈を捏ね、「ああ言えば、こう言う。」なので、どっと疲れます。
次回再診時も、注意事項は半分くらいしか守ってくれず、そのくせ「なんで上手くいかないのでしょうか?」と本気で嘆かれるので、気持ちが萎えます。
「指導されたことはきちんと守っていただかないと、困りますね。」と、注意しても、「助産師さんって、けっこう神経質なんですね。そこまでしなくちゃならないのですか?」みたいな質問返しをされ、キレそうになるのを必死で堪えながら、「決して神経質じゃないけれど、私は最低限のことしか言いませんからね。それを守って頂けないなら、良くなるものも良くならないですね。」くらいの切り返しはするようにしています。

最初のボタンを掛け違えると、そこから軌道修正するのは艱難辛苦(かんなんしんく)です。
お母さんも助産師も心の汗や血を流すことになります。
お互いにとって、そして何よりも赤ちゃんにとって、不利益になることだけはしてほしくないので、SOLANINも厳しい態度を取らざるを得ない今日此頃です。

2014年7月21日 (月)

レイバック抱きの注意点。

最近(ここ2~3年?)、IBCLCの先生方が仰るところの比較的新しめのポジショニングです。
リクライニングのソファに凭(もた)れかかり、赤ちゃんを斜めのカンガルーケアみたいに縦抱きっぽく抱きます。
あっ、勿論赤ちゃんのお尻が擦り下がらないようにお母さんの片手で下から支えますよ。
特に頸の座っていない月齢の赤ちゃん(←新生児を含む)なんかは頸がグラグラですから、鼻腔が乳房に埋もれないように後頸部をしっかり把持するのは申すまでもありません。
この授乳方法をレイバック抱きというそうです。


どんなメリットがあるのでしょうか?
それはですね、舌が短くて前に出にくい赤ちゃんに適しているということです。
赤ちゃんのお顔が若干下向きっぽくなるので、重力の加減で下顎が下がり、尚且つ舌が前に出易いらしいです。
舌が短い赤ちゃんは、怒りっぽくて、眠り王子や眠り姫が多いですから、SOLANINも縦抱きっぽい抱き方は適していると思いますな。(舌の短い赤ちゃんに横抱きなんかした日にゃあ、咥えて数口で寝落ちしますからな。しかも、若干浅飲みがちになっちゃうし。)

これでしっかり咥えてくれたら、まさに福音ですな。(嬉)
おっぱいの分泌は良いのに、直母に大きな飲みムラがあったり、直母が量にならない(≒入院中だったら1回哺乳量を測定しても0~1桁、多くてもせいぜい10g台)場合は試してみる価値ありそうですな。

注意点があるとしたら、整体関係の方からの情報ですが、骨盤周辺にはあまりよろしくない姿勢だとか。(腰が痛くなったり、緩み易いのかな?)
整体関係にお詳しい方、出来ましたら記事の補足をお願いします。

ミルク育児推進病産院では、ドクターはこう仰います。

まず、WHO/ユニセフの『母乳育児成功のための10カ条』は、完全無視されます。
変な期待をしない方が良いです。
入院中にミルク屋さんの調乳指導を必修で聞かされます。
最初から「おっぱいの後はミルクをあげるのが当り前。」と指導されるので、「私は大しておっぱいが出ない。」と思い込まされてしまいます。

それでも、当ブログに辿り着かれたり、近隣の母乳外来や助産院のサポートを受けられて、完母を目指そうという意欲のあるお母さんが、1ヶ月健診の際などに、「私はもっとおっぱいが出るようになって欲しいので、どうすればいいのか、教えてください。」「頑張る気持はあるので、完母になりたいんです。」と、ドクターにお尋ねしても、「最近のミルクはとても品質が良いから、おっぱいに拘ることはおかしいのですよ。」「子育てはそれだけで大変なのですよ。完母になろうと頑張れば、頻回授乳になるから、それでは却ってストレス増えますよ。今のままで良いんじゃないですか!」と、決めつけてしまわれます。

そもそも、おっぱいをあげることが難行・苦行だけだったら、おっぱいを続けようというお母さんは存在しないと思います。
また、おっぱいを通して、子どもの成長が感じられたり、楽しいことがあるから、長く続けようというお母さんが少しずつ増えてきているのではないかと思います。
価値観が違い過ぎるドクターとお話をしても、実のあるアドバイスを頂けるかどうかは、甚だ疑問です。

産まれた赤ちゃんにおっぱいをあげたいという気持ちは、お母さんとして、何も特別なモノではなく自然で尊い気持ちです。
ドクターとお話をしても一向に埒が明かない場合は、新しい罹りつけを確保する必要がありますね。

相手の気持ちを考えて言葉を選ばねば!

SOLANINの主なお仕事は母乳外来です。
勤務先では、大抵の健常新生児のお母さんは、完母で退院されます。
赤ちゃんの体重増加が不振でミルク補足を若干でもしなくてはならない状態で退院日を迎える方は平均して月に1人居られるかどうかです。

そういう赤ちゃんは生後4日目になっても体重がダダ下がりで、最低体重減少率も11〜13%と大幅です。(例えば出生時3000gだったら、2670〜2610gにまで減ってしまっているということです。おしっこは碌に出てくれないし、肌もカサカサで、グズグズ泣いてばかりで、明らかにおっぱいが飲めていないということです。)
なので、どうしても止むを得ずのミルク補足なのですね。
 

SOLANINの勤務先では新生児の体重測定は午前9時〜11時の間に行います。
体重はカルテにもお母さんが記入される授乳表にも記載します。
赤ちゃんの体重が一向に増えないと、どのお母さんでも心配されます。
私がたまに休日勤務等で、体重がダダ下がりの新生児のお母さんにお話しする際は、「赤ちゃんは生まれる前にお母さんに持たせて貰った水筒とお弁当があるのですけど、今朝で完食しちゃったみたいです。ここからは自力で頑張っていく時期なので、念のためしっかり飲めているかどうかということと、おっぱいの出口が詰まっていないか診させてくださいね。状況によってはおっぱいを飲む時にお手伝いさせていただいたり、詰まりを取るマッサージをさせていただきますね。」という風に、わりかしやんわりとした物言いを心掛けています。
おっぱいの分泌はお母さんにはとてもナイーブな問題なので、一切話しません。

実は、この間2週間健診で出会ったOさんの赤ちゃんは、まさに月に1人居られるかどうかの退院日までミルク補足が必要な正常新生児でした。
(補足量は20ml×4回/日と、決して大量ではありませんでしたが。)
Oさんとお話しして直ぐに気が付いたのですが、Oさんはおっぱいに対する自己評価が異様に低く、殆ど卑屈と言ってもいいくらいでした。
しかも、他人と比べてばかり。
なんかヘンだなぁ、どうしてこんなに卑屈なんだろう?と思いながら会話が続き・・・
あっ、コレだっ!とピンと来たのは、産後4日目に某助産師から「今朝はどの赤ちゃんもおっぱいがしっかり飲めて体重がグングン増えているのに、Oさんの赤ちゃんだけが、ガクンと減ってたんですよ。Oさんの赤ちゃんだけ要注意です。」と言われたと仰った瞬間でした。
同じ日や次の日にに出産された経産婦さん達のおっぱいの分泌がすこぶる良好なため、只でさえおっぱいの出方に不安があるのに、そういう物言いをされて目の前が真っ暗になったそうです。
 

うわぁ〜、デリカシー無さ過ぎ。
こんな物言いをする助産師が同僚に居たなんて、めっちゃショックです。
確かに体重がガクンと減ったのが事実でも、「Oさんの赤ちゃんだけ。」は余計です。
そもそもおっぱいは誰かと比較しても意味が無いものですからね。
ましてOさんは初産婦で、微弱陣痛のため分娩所要時間も34時間で、出血量も700g台と出血多量だし、おしもも痛い状態でした。
対する経産婦さん達は、上のお子さんの時も当院でご出産&完母で、分娩所要時間も4時間未満と安産で、出血量も100g台と少なかったし、裂傷も切開も無い状態でした。
百歩譲ってどうしても比較したいなら、条件的に不利なOさんにハンデあげないと不公平になってしまいます。
新生児の体重がダダ下がりするには何か理由がある筈。
その理由が何かを探り、見極め、どう対処するかを考えるのが助産師の役割。

私自身、お母さんにキツいことを言うこともありますが、それはいつまで経っても赤ちゃんのことはさて置きで、自分優先ばかり主張されるお母さんに対してです。
不安を抱え一生懸命やっていても、中々上手くいかないお母さんに、ダメージを与えるようなことだけは言うまいと自戒しています。
 

さて、いつ・どのタイミングで、注意しておこうかしら?
どう言えば、デリカシー無さ過ぎ発言したことに気が付いてくれるかな?

追記:この記事のコメントに質問があったので回答します。
文中のミルクとあるのは、人工乳を指します。
搾母乳ではありません。(2015年6月1日0時00分00秒)

2014年7月20日 (日)

お母さんが笑顔で育児に取り組むことも大事です。

ある程度月齢が進めば、ベビーサインという方法でコミュニケーションを取ることも可能でしょうが・・・
生まれて間もない赤ちゃんはまだ言葉を上手く使えません。

産後はちょっとした周囲の言動にイラついたり、涙が止まらなくなったり、不安になったりしがちですし、それはちっともおかしいことではありません。 

特に完母で頑張っているのに、赤ちゃんの体重が増えにくい場合や、毎回おっぱいだけでは中々赤ちゃんが満足してくれず、乳首を咥えながら泣かれることが続くと、自分の気持ちを抱えきれなくなって、泣きながら赤ちゃんにおっぱいをあげたお母さんも少なからず居られるかと思います。
こんな風にSOLANINが言うのもナンですが、おっぱいを大切にしてほしいのは山々ですが、赤ちゃんに笑顔で接してあげられることは、同じように大事なことです。
もしも、赤ちゃんの成長を考えてミルクを補足することで、お母さんに笑顔が戻るのであれば、それは意味のあるミルクの補足だと思います。
お母さんの笑顔は赤ちゃんの心の栄養ですからね。
お母さんが笑顔で居てくれると、きっと赤ちゃんも嬉しいと思いますよ。

SOLANINの勤務先でのタンデム授乳に対するスタンスとは?

授乳回数が少なくなったり、月齢が進むと月経が再来します。(卵巣機能が鉄壁のディフェンスですと、一向に再来しないこともありますが・・・)

月経が再来すると、排卵して次の赤ちゃんを授かる可能性が出てきます。 

そうなってきたら、現在授乳中の方は、どうすればいいかという問題が出てきます。
「これは大変!」とと、断乳に踏み切る方もおられるでしょうが、そんな必要はまずもってないとお考えくださいね。
何か余程、ハイリスクな妊娠だったらば、どうしてもだめなこともあるかもしれません。
けれども、「いやぁ~。私ってフツーの妊婦だと思います。」ならば、妊娠中におっぱいを続けても差し支えありません。

SOLANINの勤務先では平均して毎月50人前後の方が出産されますが、だいたい、経産婦さんが30人くらいなんですね。
でもって、そのなかで、10人弱の方が妊娠中も授乳を続けられています。
もちろん、言い聞かせ納得してもらっての卒乳にしていくべく・・・の方もおられます。
でも、そのまま出産までGO!GO!GO!の方もおられるのですね。
産後もタンデムでおっぱいを飲む上の子さんは3~5人です。
“究極”のというか、“筋金入り”のおっぱい星人はいるのですね。
この間なんか、陣痛室でおっぱいを吸ってる2歳4ヶ月児に遭遇いたしました。
「赤ちゃん生まれるまでママが吸っていいって言った。」とその子は私に教えてくれました。
私が退室する時にその子はVサインしてくれました。
 

産婦人科のドクターも正常に経過しておられる妊婦さんには「気にしなくていいわよ。」
(里帰り前のドクターが生憎妊娠中授乳厳禁派だったら)「こっそりあげればいいじゃない。(笑)」とお茶目なコメントを出されます。
外来の看護師さんも「妊娠中のおっぱいのお手入れは不要ね。(爆)」というスタンスです。
小児科のドクターも「新生児の上前を撥ねなければいいですよ。」
「お兄ちゃん、お姉ちゃんの情緒の安定になるしね。」と鷹揚に構えています。

お母さんの妊娠経過さえ問題なければ、別に気にしなくたっていいのです。

2014年7月19日 (土)

よく泣くが、おっぱいを咥えたら直ぐに眠るの繰り返し。

新生児、いいえ場合によっては生後3ヶ月頃までは、記事タイトルのような赤ちゃんがしばしばいらっしゃいます。
その多くは舌小帯短縮症の場合です。(そうでない赤ちゃんもいらっしゃいますが、数的には少ない印象です。)
くたびれ易いのでおっぱいを咥えたら直ぐに眠り、でもおなかが空くので直ぐに目覚めて泣き出すのを日々何度も繰り返す傾向があります。

おっぱいが沢山出ていたとしても、SOLANIN的な目安としては、入院期間中だと搾乳すれば量的にはかなり良好《20~30g/回はイケる》なのに、直母で哺乳できるのは、入院期間中だと《2~10g/回、多くて10g台/回》・《1ヶ月までだとほぼ30g台/回止まり》と、1回哺乳量が少ないからだと思われます。
ポジショニングやラッチオンを工夫していても、乳頭に傷が出来て痛い場合も多いです。
このタイプの赤ちゃんを順当に発育させるには、1にも2にも頻回直母しかありません。
実質的に3分1クールが体力の限界ですから、回数を稼ぐしかないのです。
それに加えて、搾乳を補足します。
(搾乳が取れないお母さんの場合は、ミルクを補足することになります。)
とにかく赤ちゃんの体重を大きくするしか、テクニックを磨き、スタミナを増強する手段は無いようです。
かといって、安易なタイプの市販の某哺乳瓶でジャンジャン補足してブロイラー並に促成肥育すればいいってものじゃありません。
SOLANINはシリンジで補足をすることで、テクニックとスタミナを向上させた方がイイ結果につながる例を数多く見ていますので。

初期の過去記事にも書いた憶えがありますが、このタイプの赤ちゃんは4800gを超えると、かなりテクニックもスタミナも向上しますので、搾乳補足により実質的な哺乳量を賄っていた場合は、搾乳の量を減量できたり、ゼロにすることも可能です。

舌小帯短縮症の赤ちゃんの場合、スポ根アニメorドラマみたいなキツい授乳生活になります。
ん~そうですねぇ、場合によっちゃ100日間くらいかかるかもしれないけれど、そうすれば記事タイトルの状態から離脱できるパターンになるかと思われます。

「レメディ」を投与され、死亡された赤ちゃんについて。

世の中には色々なものを信奉する人達がいます。
2010年7月9日に新聞各紙上を賑わした山口県のとある助産師が起こした事件の裁判の元凶となったホメオパシーについて、あの日から色々調べたり、考えたりしました。

念のためホメオパシーとは何か?を簡潔に申しますと、代替医療の一種として、ドイツ人医師サムエル・ハ-ネマンによって、19世紀初頭に提唱されました。
ホメオパシ―とは、後述する「レメディ」という物凄く希釈された毒をを服用することで、カラダの抵抗力を高め、自己治癒力を高め、病気の根本から治療し、健康増進を図る・・・という考え方を実践するものです。
こう書くと、一見もっともらしいのですが、科学的に実証されているかと言えば、それを裏付けるものはありません。
医学専門誌として第一級ランクの『ランセット』が2005年8月号に於いて、多くの検証をしたものの、ホメオパシーはプラセボと同等と結論を出しています。
 

正直言って、私はホメオパシーなるものが存在することは知ってはいましたが、詳しくは知っていませんでした。
私が知ったきっかけはここ何年かの間、助産師関係の雑誌に、頻繁にセミナーのお誘いが掲載されていたから、「これってもしかして、日本助産師会が推奨しているのかな?」と感じたことがきっかけです。
実際、都道府県単位の助産師会でも会員相手の講演会等の開催をしていたそうです。(後で知りましたが、京都・千葉・神奈川・兵庫・広島・大分・東京・茨城・あたりは、そこそこ熱心な活動を展開していたそうです。)
山口県のとある助産師も、話の経緯からすればこのホメオパシーの信者さんで、医学的な根拠が全く無いビタミンKの「レメディ」なるものをK2シロップの代わりに、お母さんに無断で投与し、しかも、、母子健康手帳には「K2シロップ投与」という虚偽の記載をしていたのです。

結果、生後2ヶ月の赤ちゃんがビタミンK欠乏を来たし死亡され、損害賠償請求訴訟が山口地裁に起こされました。
新生児にビタミンKを投与する必要性は看護学生ですら周知の事実。
それをビタミンKの「レメディ」にて代替し、それで善しとした事実は、到底容認しがたいものです。
 

ちなみにご存知ない方のために「レメディ」とは何なのか?を、かいつまんで説明しますと、病気のもとになる毒素のようなもの1 mlに対し、水99mlを加えて混ぜ合わせ、それをまた1ml取って99mlの水と混ぜる作業を30回繰り返し、(つまり病気の素になる毒素のようなものは、計算上、最終的に10の60乗倍に薄めることになります。)最後には元の物質はほぼゼロに等しいくらいにまで薄められた水溶液を震盪することで、治癒エネルギーを増強し、この団体が作った砂糖粒に垂らしたもの・・・のことをそう言います。

私も助産師の端くれですから、これまでに、何人かの新生児が真性メレナと判明し、K2シロップを投与され、救命された赤ちゃんに出会ってます。
ですので、新生児にK2シロップをハナっから投与しないなんて、どう考えても正気の沙汰ではないのです。
しかも、母子健康手帳に虚偽の記載をしているし。
百歩譲って、赤ちゃんのご両親もホメオパシーの信者さんで、「ウチの子にはビタミンKのレメディを投与するので、K2シロップの投与は止めてください。」と頼まれても、「それだけはいかん!」と、必死に説得するだろうなぁ。
 

この山口県のとある助産師、同業他者の私から見ても、裁かれて当然だし、罪を償うことも人として当然だと思います。(赤ちゃんを死なせているのだから、キツいようですが申し開きの仕様が無いと思います。)
それでも戻ってこない赤ちゃんの命を思うと、ホメオパシーなるものを普及させようとした当時の助産師会を始め、その関連団体に激しい怒りを感じます。
(勿論、今ではホメオパシーの「ホ」の字が出ることすら皆無ですが。)

日本人は欧米のセレブに弱いから。
ホメオパシーは欧米のセレブの嗜み・・・みたいにハイソなイメージで宣伝されてたものだから、コロッと騙されちゃったのでしょうね。
生命を落とされた赤ちゃんのご冥福をお祈りするとともに、正しいものを見極める目を養うことの重要性を改めて肝に銘じる事件でした。

じゃがいも湿布にクレームが付いた!

これまでも『じゃがいも湿布が効かない!』と造り方こそSOLANINの勤務先で習ったお母さんからの又聞きでしたが当て方がなってなくて、怒りの電話が掛かってきたことはありました。(近隣の方でしたので来院していただいたところ、じゃがいも湿布の素をビニール袋に入れて乳房に当てておられました。(大汗)正しい当て方を教えてさしあげて機嫌を直してお帰りいただいたことがありました。2日後に『よくなった!』とのお電話での報告をいただきました。(汗)たはは。)

今回は勤務中に最近じゃがいも湿布を勧めた方からお電話があり「何じゃろうか?」と訝りつつ電話に出ましたところ、『じゃがいもの灰汁のせいか、ブラジャーに染みが出来てしまった。どうしてくれる!』というものでした。 

・・・みなさん、どう思われます?
一応、『言った、言わない』にならないように予めパンフレットを渡してます。
生地が緩すぎたら服が汚れるし、固過ぎたら伸びないから注意してと記載しております。
正直言って内心かなりムッとしてしまいました。
その日は特に仕事がクソ忙しく、猫の手も借りたいくらいだったので、師長さんと内々に母乳外来中の電話相談でSOLANINを指名するのはNGで、電話相談があれば他の助産師が肩代わりしてくれることになっていた筈でした。(それでもどうしてもとの事だったので、電話を取り次がれたのですが・・・)

まぁ、確かにじゃがいも湿布をお勧めしたのは私ですが。
でも、ブラジャーに染みが付いたら、フツー主婦ならば自分で染み抜きしませんか?
お酢を使うとか、酸素系漂白剤を使うとか、自分なりにちょっと考えられないですかね?
だいたい私はお洗濯屋さんではないですし。
でも、そのお母さんにしてみたら、「お前が言った通りにしてやったのに、こんなことになったじゃないか!どうしてくれる?」ってなトコロなんでしょうねぇ。
 

なんか、どっと疲れました。
仙豆をいつもの2倍量内服しようかな?
早寝したいけど、家でも忙しいから全然早寝出来ないのよね。(涙)
そういう電話を掛けてくる神経が理解出来ないです。

2014年7月18日 (金)

2010年5月5日付の日経新聞の記事について。

雨風呂時代の読者さんのたらの芽さんから教えていただきました。
以下、記事の要旨を抜粋します。

「出産後入院4日に短縮も」
利点:ベット数不足補う
(2008年に出産可能な病産院は全国に2567施設まで激減している。)
出産後の母子の入院を4日以内に短縮する医療機関が出てきた。中には24時間後に退院させる例もある。
病院からしてみれば、入院期間を短縮することにより、出産の受け入れを1カ月あたり、3割強増やすことができたトコロもあるという。
ただ、早期退院の場合後の母子のフォロー体制整備は不可欠」と病院ではくぎを刺す。
⇒助産師、退院後の支援を拡充「早期
退院母子のフォローアップスキルを磨く修会」を行う。(記事のコメント)
⇒入院日数を短縮すれば、妊産褥婦さんの回転はそりゃあ↑するでしょう。
病産院も儲かるでしょう。
もちろん私だって産婦人科のドクターは減少し、分娩可能施設が集約化していることは充分知っています。
けど、助産師は現状の入院期間をフルに活用し、退院後育児がスムーズにスタート出来るよう(つまり、赤ちゃんを産んだ女性がお母さんとしてひとわたりのことを自分でやっていけるレベルまで育児スキルのアップを図っていくために)ケアや保健指導に取り組んでいるのです。
あのね~、赤ちゃんを産ませたら終わりぢゃないんですよ、産科入院というモノは。
この記事は産婦人科ドクターの視点からしか見ていないねぇ。
助産師は仕事量もマンパワーも現状で手一杯なんですよ。
大多数のお母さんが育児スキル習熟的に無理であろうという段階(3日目)であっても退院日になったらトコロテン式にお母さんを追い出すってことですか?
退院後の支援拡充はアイデアとして良いのですが、何処の助産師がいつその研修会に参加して、退院された母子を家庭訪問してフォローするんですかね?
病産院の助産師は難しいでしょう。
その間、病産院では助産師が一人以上居なくなるのですから、勤務体制的に無理。
地域の開業助産師にフォローしてもらえばいいって?
だったら、開業助産師が居ないエリアはどうするの?(SOLANINのコメント)


懸念:新生児の健康状態の確認が手薄になる。
「早期退院では、黄疸や脱水症状で赤ちゃんの再入院率が高くなる」と言う大学教授(北海道大学の水上教授・日本産婦人科学会ガイドライン作成委員長)もいる。

⇒新生児の生理液体重減少は初産婦さんの赤ちゃんであれば、3日は続くことが殆どです。
おっぱいの立ち上がりには3日間は見ておかなきゃいけません。
赤ちゃんの体重がズルズル減っていて先の見えない時期に退院したいですか?
また、生後3日目ころから黄疸値が高くなってきます。
病的な高ビリルビン血症か否かの診断はは採血しないと判りませんし、測定には専門の機械が必要です。
光線療法等の治療は当然再入院となりますよ。
また、先天的な心疾患の発見は生後2~3日経たないと、兆候すら発見出来ないものもあります。
例えば生後3日目が土日祝日になれば、兆候発見し要精検であっても、マンパワーの関係から精密検査が出来ないと思いますよ。
退院後精密検査のために来院させるのですか?
もし赤ちゃんに万一の場合、自宅では迅速な対応が出来ないのでは?(SOLANINのコメント)

「母子を分離退院の試みも」
母親は4日以内の退院に問題はないが、新生児の健康状態把握には時間をかけるべきだとの意見が根強い。
六甲アイランド病院(神戸市東灘区)は、母子の退院を切り離す独自の試みをしている。母親は産後3日目から退院可能だが、新生児は「健康状態を慎重に見極める必要がある」として、生後5日目以降の退院しか認めない。

⇒分離退院の際の、授乳についてはこの記事には一切書かれていませんでした。
母子を別々に退院させてその間、授乳はどうするのか気になって仕方ありません。
産後入院中に母子同室で頻回授乳しないでどうするんだ・・・、とびっくりしました。

(たらの芽さんのコメント)
⇒今よりも明らかに後退するやり方で、母乳育児は上手くいかないと思います。
母子分離退院を考えている医療者は「母乳育児」なんてハナッから考えたことがないのは明白でしょう。
「母乳育児」を希望しないお母さんだったらいいのか?
でも、赤ちゃんには母乳権(おっぱいを飲む権利)があるんですよ。
赤ちゃんは無視ですか?

非常の際はここを破って隣戸に避難できます。

あれは次男T2が2歳前のことでした。
T2は外遊びが好きなので、朝起きて直ぐに玄関に行き、家から出してくれと喚いていましたが、長女H1をおんぶして家事をこなす私にそんな余裕は無く、悪いけど次男を無視していました。
諦めたT2は、開け放っていたベランダに出て、柵を両手で掴みながら、次々と歌を歌っていました。

そして、30分くらい経った頃、私は洗濯物を干すついでに、少しはT2に構ってやらねばとベランダに出ました。
そしたら何と、T2が消えていたのです!
当時の我が家は、集合住宅の1階でしたが、ベランダに置いてあるのはエアコンの室外機だけで、それも壁側ですから、エアコンの室外機を踏み台にして外に出ることは不可能です。(ベランダの奥行も、柵の高さも各々1.2mあったので、2歳児では柵には飛びつけない。)
また、ベランダの柵の幅は10cmくらいですから、柵の隙間から脱出することも不可能です。
どう考えてもベランダの外に転落する筈はなく、なのにT2は煙のように消えてしまったのです。
この状況で何処に消えちゃったの?神隠しじゃないよね?と焦り丸出しの裏返った声で、「○○ちゃ~ん!」とT2の名前を連呼していたら、お隣の独身のお兄さんの、「お前何処から入って来たんや?」という声が聞こえました。
 

そうなんです。
T2は、「非常の際は、ここを破って隣戸に避難できます。」と書かれた石膏ボードの下の隙間(20cm弱の高さ)からお隣のベランダに侵入したのです。
非常の際ではなかったから、破らずに身をよじりながら・・・です。
そして、座敷わらしみたいに、お隣のベランダに忽然と現れていた模様です。

なんちゅうやっちゃ。
そこまでして、家の外に出たいんかいっ?
はぁぁぁ~(←溜息)きっと出たかったんでしょうね・・・
 

いわゆる集合住宅(団地や社宅)にお住まいの方で2歳児(以下)のお母さん、気をつけてくださいね。
外遊びが好きな子は、家の外に出るためだったら、何でもやってしまうバイタリティーがありますから。

2014年7月17日 (木)

デジタルスケールを持っているから?

2週間健診を担当していると、様々なお母さんに遭遇します。
完母で退院されていて、体重増加度的にはまずまず(30g以上/日)で、受診日(概ね10~15日目)に生下時体重に戻っていれば、まぁ善しとしましょう・・・と言いたいところですが、来院直前に哺乳したわけでもないのに1回哺乳量を測定してしたら少ない(概ね40g以下)場合、SOLANINは再診すべきだと考えます。

でも、これに異を唱えるお母さんがいらっしゃるわけで。(汗)
「ウチにはデジタルスケールがあるから、体重くらい測定できるし、何故わざわざ受診しなくちゃいけないんですか?」と。
遠方の方だったり、交通アクセスが悪い方が受診したいけれどどうしよう?というのは、まだ理解できますが、病院と目と鼻の先、ナンだったら赤ちゃん抱っこして歩いて来れそうな方でデジタルスケールがあるからという理由で受診を渋られると困惑します。

そりゃあ、デジタルスケールがあれば、自宅で赤ちゃんの体重は測定できるでしょうよ。
哺乳量だって測定できるでしょうよ。
でも、それをどう評価するのか?
ホントにこのまま完母でいけるのか?
補足が必要なのか?
補足が必要だとしたらいくらなのか?
そもそも乳管開通は問題ないのか?
ポジショニングやラッチオンに変な癖が出て自己流のなんちゃって授乳になっていないか?そういうことって産後1ヶ月以内のお母さん自身には、よくわからないと思います。
SOLANINが心配なのは、そういうことなんです。
受診していただけたら、そういうことを把握できて適切な助言が出来ます。
デジタルスケールを所持するのがいけないとは申しませんが、素直に助産師のアドバイスを聞いていただけない方には一抹の不安を感じるし、1ヶ月健診の結果が「ほら、言わんこっちゃない!」になることが多いので、本当に悩んでいます。
後になればなるほど、修復が困難になりますからね。

母親が新生児を殺めるのを防ぎたい。

マタニティーブルーは多くの褥婦さんが程度の差はあれ経験するものですが、大抵は2週間以内に収束します。
ただ、うつの既往歴のある方や、産後の生活にサポートが得られにくく、孤立化すると、産後うつに移行することもあります。
赤ちゃんが泣きやまない、おっぱいを飲まない、おっぱいが足りない、眠らない等が重なると、どうしていいか分からなくなってしまったり、無力感や絶望感に襲われたり、赤ちゃんと二人で過ごすことが耐え難い苦痛になったり、抱っこしてあやすことも出来なくなることさえあります。

周囲にSOSを発信することが出来れば、なにがしかの対応が出来るのでしょうが、そうでないと2011年にあった、横浜市の41歳の女性(初産)のように、冷水を張った浴槽に生後12日目の新生児を抱っこして入り、心中するつもりだったが、結果的に溺死させるというような痛ましい事件が発生することもあるのです。
「母乳の出が悪かったことを苦にしていた。」とか「哺乳瓶の洗い方が分からなかった。」とかイマイチ情報が錯綜している感じがしますが、不妊治療を受けていたそうですから、妊娠出産でいっぱいいっぱいで、産後の生活やおっぱいのことなんて想定外だったのかもしれませんね。(涙)
(そう言えば、昨年5月には川崎市で33歳の女性(恐らく初産)がショッピングセンターの女子トイレで生後9日目の新生児の首を手で絞死させたという事件もありましたよね。)
多くのお母さんがおっぱいが上手くいけば、子育てに自信が付いて、頑張っていけるという事実の積み重ねを知っているだけに、もしかして退院後の母乳育児支援が機能していれば、こんなことにはならなかったのかと、胸が苦しくなります。
個人情報の保護重視のため、病産院が保健所や保健センターへの情報提供をすることは、本人の同意なしでは進まないのが現状です。
しかし、既往歴や入院中の様子から、退院後孤立化したら、新生児の生命の危険が察知されるのであれば、無条件で情報提供出来るようにはならないのか、お節介かも知れないけれど、見守ったり育児サポートのための介入が出来ないのかと、悔しく悲しくなります。

双子ちゃんのお母さんとの交流。

SOLANINの勤務先では平均10組/年の双子ちゃんが生まれています。
現在のところ、おっぱい星人最年長ツインズは2歳3ヶ月の二卵性女児のHちゃんとMちゃんです。
生後1ヶ月からは一時混合栄養でしたし、離乳食が始まってしばらくはあまり食べてくれず、お母さんも悩んでおられましたが、8ヶ月頃からはおっぱいと離乳食のみで、ミルクは止められるようになりました。
お母さん自身は、上のお子さんを1歳半まで完母で育てたものの、事情があって断乳せざるを得ない状況だったそうです。(上のお子さんは他院出産)
なので、双子ちゃんたちには、短くても2歳まではおっぱいをあげたいし、出なくならないようにメンテを希望され、1~2ヶ月毎に母乳外来を受診してこられました。

おっぱいの分泌はまださほど衰えてはいません。
双子ちゃんは甲斐性があるので、勝手に服をめくっておっぱいに吸いつきます。
ひとりが飲み始めたら、もうひとりも負けじと飲みにくるそうです。

「毎日が大変だろうな、何か癒しになるようなことはしてあげられないかなぁ。」と考えてみました。
実は、2008年私は英国式のリフレクソロジーの初級の資格を取りました。
これでお金をいただくことは出来ませんが、日々の研鑽で子供たちやスタッフに施術したら、かなりの好評をいただけるレベルになってきました。
そこで、このお母さんにしてさしあげました。

そうしたらその日1日は、うっとりと優雅な気持ちになれたそうです。
「魔法の手ですね。」と、お褒めのお言葉をいただきました。

2014年7月16日 (水)

2010年1月28日号の週刊文春のコラムについて。

私の愛読書(愛読週刊誌?)のひとつに、週刊文春があります。
そう、あの有名なオジ週(=オジサン週刊誌)です。(笑)
2010年1月28日号を資源ごみに出す前に、もう一回読み直していると・・・
医療最前線というコラムで母乳に付いて記事があるではないですか!
私としたことが見落としてました。(汗)
京都の開業助産院の有名そうなO式のベテランの某センセイのお話が掲載されてました。(名前は特に秘します。個人攻撃をしたいわけではないので。)
お話の内容に「ふ~ん。」とうなずきながら目を通していたのですが・・・
百歩譲っても「ありゃりゃ?」な内容がありました。
一番気になったのはは「3~4か月になったら離乳食も始まるので・・・」って「ホンマでっか?」とツッコミを入れてしまいました。
他にもいくつか、気になる項目があったのですが、いちいち挙げるとキリが無いのでここでは止めます。
しかし、O式のベテランの某センセイだからこそ、「最新の正しい知識」を身につけてほしいし、「古い誤った知識」を発信してほしくないです。
(あっ、誤解のないように申し添えますが私は何も古い知識の全て誤っているとは申しません。念のため。)
インタビュアーの女性記者さんも、内容を検証してから掲載しなきゃ。
O式のベテランの某センセイの仰る有り難いお話しだからと、そのまま垂れ流しては記者さんとしてダメではないかな?

なにせオジ週だから、妊産婦やおばあちゃんが読まれることは稀なのでしょうが、旦那さんやおじいちゃんが読まれるかもしれません。
医療系コラムって案外人気があるから、「ほら、これ見てみぃ。離乳食は3~4ヶ月からOKって偉いセンセイが書いてるじゃないか。5~6ヶ月なんて悠長なこと言って、同じ頃に生まれた他所の赤ちゃんに比べてウチの●●ちゃんが万一発育が遅れたらどうするぢゃ?」
と、競争心丸出しで、赤ちゃんのお母さんを煽るような旦那さんやおじいちゃんが出現しないとは限りません。
確か週刊文春は良く売れる号は100万部近く売れるのでしょう?
その影響力、かなり大きいと思います。
デスクは当然男性なので、分からなかったんでしょうが・・・
週刊文春さん、訂正してくれないかな?

5年振りの出産をされたお母さん。

カンの強い赤ちゃんというのはある一定の割合で出現されるようです。
正確に計算はしていませんが、2~3割くらいは抱っこしなくては眠ってくれない赤ちゃんはおられます。
特に重症になると、お母さんが育児ノイローゼになってしまうくらいです。
5年前にも一人、そういう赤ちゃんがおられました。
僅か1か月で、おっぱいを止めてしまわれたお母さんがおられました。

その方が数日前に出産されました。
今度の赤ちゃんのキャラが気になりましたが、生憎(あいにく)母乳外来が忙しく、授乳室に行く時間が持てません。
昨日午後、ようやく授乳室に行けたので、暫く待っていたら、その方がコットを押して来られました。
「お久しぶりですね。赤ちゃんの飲みっぷりはいかがですか。」と私。
「わあ。覚えてくれていたんですか。あの時は大変でしたけど、今回は大丈夫なんです。」と表情も明るく答えてくれました。
どうも別キャラのようで、お母さんは育児ノイローゼとは一番遠いトコロにおられるようでした。良かったです。

追記:カンの強い赤ちゃんとは?
おおまかに表現すると「育てにくい赤ちゃん」のことです。
ご年配の方からは、「疳の虫が出ているのでは?」などと指摘されます。
例を挙げると以下のような感じですかね?
①一度泣いたらあやしても中々機嫌が直らない。
②おっぱいで宥めることが難しい。
③宥めるには乳首がふやけるくらい長時間吸わせ続けなくてはならない。
④寝つきが悪く、寝起きも悪い。
⑤キィキィ言う。
⑥反りくり返りが酷い。
などが重複すると、毎日の時間が過ぎるのが遅く感じ、ブルーな気分で過ごすしかないのです

(2014年7月16日0時00分00秒)

2014年7月15日 (火)

SOLANINが産後の乳頭ケアで動物性油脂を避けた方がイイという理由。

SOLANINは一昨日の記事で、「妊娠中の乳頭・乳輪ケアにはバーユを使うのはイイと考えるが、産後乳頭の傷のケアにバーユやラノリンなどの動物性油脂を使わない方がいい。お勧めしないです。」と、申し上げました。

事情はどうであれ、産後授乳開始してから乳頭に傷が出来てしまうのは、(妊娠中に乳頭・乳輪ケアをしっかりしていたとしても。していなかったら尚更ですが・・・)ポジショニングがしっかりとれていないor合わないものを選択していることと、ラッチオンがなってなくて、要は浅飲みになっているからです。
そこの修正がまず第一で、それなしでは根本的解決には至らないからです。

「でも、乳頭の傷がめっちゃ痛くて、(バーユやラノリンを塗布しないと)授乳タイムが恐怖タイムになっちゃうんですけど?」ってご意見はちょくちょく耳にします。
特にラノリンはねっとり感があるので、傷の保護としては優れモノだとは思います。
けれども、ある意味、これが曲者(くせもの)なのですよ。
傷の程度や個人の痛みの鋭鈍(←すみません、私が今作った造語です)感覚にもよりますが、下手に(?)というかその場凌ぎ(?)というか刹那的に(?)痛みがラクになるから、「ラノリン塗ったから、どうにか授乳できるぞ!」と、なってしまい、先程申し上げたように乳頭の傷の根本的解決の方向には至らないのです。

で、ズルズルと使用期間が長期化しやすい傾向が強いのです。
そして、この「使用期間が長期化する」というのが大きな問題で、大抵の場合、傷が重症化していくことを助長するリスクが高いのです。
そしてその傷に厄介な細菌感染を来たしたり、そこから逆行性に感染性(→化膿性)乳腺炎に至ることがあるのです。
以前、専門職の集まりでの研究発表会で難治性の乳頭の傷や乳腺炎で、培養検査をしたらGBSが検出されたとか、MRSAが検出されたとかの報告例も聞いたことがあります。
確認した研究者はまだ居ないようですが、もしかしたら動物性油脂の栄養分が、細菌の培地的な役割を果たしているのではないかという意見も出されていました。
避けた方がイイという理由は以上の通りです。

SOLANINはミルク育児をどう思うか?

先日ある方から「ミルク育児をどう思いますか?母親失格と思いますか?」と尋ねられました。

一概には言えないですね。
完母であっても「テレビ見ながら、メール打ちながらやっつけ仕事のようにおっぱいをあげる。」とか「毎日おっぱいが不味くなるものばかり食べて、トラブルをウィークリーで繰り返す。」とか「ドクターからお母さんはアレルギー除去食を依頼されているのに、全く無視する。」のはNGでしょう。
完ミに至った経過を見たら、「お母さんが酒やたばこを心おきなく楽しみたいから。」とか「夫婦平等で旦那に子どもの世話させるため。」とか「預ける時にラクだから。」とか「夜中にぐっすり眠れるのではないか?」とか「バストラインが崩れないらしいよ。」というのはもっての外でしょう。
赤ちゃんではなく自分勝手な下心丸出しというのでは、おっぱいかミルクかという栄養方法以前の問題で、赤ちゃんのお母さんになるということの適性を疑ってしまいます。
つまり、過去記事にも書きましたが、“赤ちゃんにおっぱいをあげられる筈なのに、お母さんの身勝手な都合が優先してあげようとしない、あげたくない。”のは、如何なものかということです。
おっぱいで育てることは免疫や栄養やアレルギー防止といった物質としてのおっぱいの利点だけでなくお母さんと赤ちゃんの絆つくりや、赤ちゃんが大好きなスキンシップを自然に行える精神的な面での恩恵が大きいから推奨するのです。
おっぱいをあげると子育てホルモンである、プロラクチンやオキシトシンがドンドン出ますから、意識しなくても赤ちゃんのお世話が苦痛でなくむしろ楽しんでできます。
また、おじいちゃんやおばあちゃんに懐くのはいいのですが、赤ちゃんの心の中のお母さんへの絶対性が薄らぐ懸念があり、母子関係が上手くいかない(=懐かない赤ちゃんを可愛く思えない。)という状態を誘発する恐れがあります。
完ミのお母さんはそこをよく把握して、意識して赤ちゃんとのスキンシップをしていく必要があります。
私は「医学的事情があっての完ミ」のお母さんを何人も知っています。
例えば「赤ちゃんがガラクトース血症(=おっぱい自体を飲んではいけない病気)等である。」とか「お母さんが両方の乳房を乳がんで喪っておられる。」とか「お母さんの精神疾患が増悪して、内服しているお薬のせいでおっぱいはあげてはいけない。」とか「お母さんがエイズである。」とか「出産時ヘルプ症候群になられ、一命を取り留めたものの、おっぱいが分泌しなくなった。」とか、他にも色々な理由がありますが、“赤ちゃんにおっぱいをあげたくてもあげることが不可能”な場合はどうしようもないではないかと思います。
そういうお母さんには「ミルクという名のおっぱいをあげているつもりで、抱き癖付けまくりで丁度なんですよ。」と母乳外来でお話ししています。
結果的に完ミであっても、それに至る事情・過程が全然違うことを同列に論じることはいけないのでないかということです。
混合栄養の方もそうです。
一生懸命頑張ってもできない方を責める気はありません。
何となく誤解され易いのですが、私は決して母乳原理主義者ではないんですよ。
 

ミルク育児=お母さん失格とかステレオタイプに区分け出来ないです。
育児ってそんな簡単に区分け出来ないと思います。

かつてSOLANINが魔法をかけたお母さんのその後

私がそのお母さんと出会ったのは3月3日のことでした。
過去の記事を読んでおられる読者さんは覚えておられますかな。
出産された産院で、母乳育児のスタートで躓いて転んだ方です。
家庭訪問の保健師さんに翻弄され、翌日の1か月健診で産院のドクターに酷いことを言われ、ウツになりそうだったあのお母さんです。
あれから、さらに2回受診されました。

現在はもちろんというか、完母です。
私が助言したことを続けてくれていました。
おっぱいの回数は10回前後/日くらいのペースで、左右1クールは確実に飲んでくれています。
うんちは出にくいのは相変わらずですが、肛門刺激して、1回/日は出るようにコントロールしているそうです。
添い乳も上手に咥えてくれるようになって、乳頭痛もなく、お昼間はフットボール抱きにしているから、添い乳しても飲み残しのできないようで、乳房にしこりもありませんでした。
もちろん、赤ちゃんの体重増加に不都合はありませんでした。
 

でも、私が一番嬉しく思ったのは、そのお母さんが大変ながらも自信を持って子育てし、おっぱいをあげることを楽しむ気持になってくれていることでした。
何か心配なことがあれば、いつでも再診してくださいと伝え、その日はにこにこ笑顔でお帰りになりました。

2014年7月14日 (月)

最近の助産師教育にモノ申す!

助産師教育というのはホントに手がかかるというか、座学も盛りだくさんですが、実習もハンパなく大変です。
その中で、「直接介助」という実習項目があります。
分かり易く言えば、「赤ちゃんをひとりで取り上げる」ということです。

あっ、誤解のないように申し添えますが、「ひとりで」というのは産婦さんと学生を二人きりにして、臨床指導者やドクターや助産師がいない訳ではありませんから、安心してね。

実習時間(というか、赤ちゃんを取り上げるために待機する時間も含めて)はある程度学校の裁量に任されています。
赤ちゃんはいつ生まれるか分かりませんから、まぁ、当然ですが。

で、法令的にはひとりの助産学生は10例のお産に「直接介助」することになっています。
私の出身校は、日本最古の産婆教習所が前身ですから、その辺は厳しくて何日も産直実習を続けて正味で10例に到達するまで、やり抜きました。
私の場合、10例に達するまでに実習開始(最初の1か月は日中だけの実習だったのですが。)から終了まで、6ヶ月半かかっています。
その間に講義はあるし、継続して受け持たせていただく妊婦さん2名に対する実習も込みです。
母性衛生学会への参加や、マタニティークラスの講師役の練習、国試の勉強もありますし、とにかく忙しくて暇がない状態でした。

今も出身校の実習は大筋では変わらないと思いますが、この間ある方から聞いたのですが、驚くべきことに某大学の助産学科は実習期間がたったの5週間しかないそうです。
「5週間で10例の直接介助なんてどうやってこなしていくの?」と私は尋ねました。
そうしたら、「実習は3人ひと組だから、間接介助とか、外回りとかそれなりに役割分担してるけど、3人が3例ずつ直接介助したら、(ほんとは違うけど)そこで9例直接介助したと計算してしまうわけよ。書類もそう仕上げるのね。だから、数合わせなんてどうにでもなるのよ。」という答えが返ってきたのです。

私ぶっとびました。
助産学生の教育の場でそこまで大きな不正が罷り通るなんて。
ということは、実数としてせいぜい3~4例の直接介助しかこなしていない学生が、国試受験資格をゲットして、ペーパー試験でミスらなければ、「助産師でござい~。」と就職してくることも有り得るということなんですね。

助産師として大事な「直接介助」の実習でこの有り様ですから、この某大学で行われている助産学生に対する教育内容は想像するのが怖いですね。

誤解のないように申し添えますが、これはごく一部の大学・学校だと思います。
ただ、殆どすべての助産学生は「直接介助」の座学と実習だけでで手一杯です。
そのためかどうかは知りませんが、座学・実習のカリキュラムでも母乳育児という項目が無いうえに、実習先によってはミルク至上主義の病産院もあるわけです。
母乳育児を学ぶことなく卒業して就職することは、自分が困るだけでなく赤ちゃんのお母さんにも迷惑かけちゃうんですよね。

母乳育児が教育の現場(助産学生はもちろん、医学生・看護学生はもとより、アタマの柔らかい小学生くらいから)でオプションでなく、必須となれば病産院での状況は好転するのかなと思いました。

小学生以下のお子さんのいるお母さん必見!夏休み自由研究決定版

私事ですが、夏休みの宿題で困るのは『自由研究』と『読書感想文』がツートップスでした。
特に、『自由研究』は何をするかというところから仕上げまで、ホント大変です。
私は両親から夏休みはおろか日々の宿題を手伝ってもらったことなどマジで1度もないのですが、ゆとり世代の私の子供たちはそのあたりもいけないみたいで、私にのしかかる負担は大きく、夏休みの度に憂鬱でした。

そこで・・・何かしなくちゃいけないけど、何をしたらいいのか考えるのも大変な場合にうってつけのテーマを最強母乳外来からプレゼンします。 

それはですね・・・生まれてから1歳のお誕生までの母子健康手帳の記録(4計測や左側の問診表はしっかりと書いてね。あと、育児日記か、そこまではなくても、いつどんな病気をして、どんなお薬を飲んだかなどの書き込みがあればOK.)と、赤ちゃん時代の写真が毎月分あれば事足ります。

そう、自分で、赤ちゃん時代の1年の様子を綴るのです。
1日に飲むおっぱいの回数、おしっこやうんちの回数、よく食べた離乳食のメニュー、好きだった遊び、どこかにお出かけしたこと、初めての予防注射、初節句やお食べ初めなどのイベントでのひとコマ等々何でもいいです。
インタビューもいくつか入れます。
お母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃん、おばちゃん、おじちゃん、兄弟姉妹がおられたら思い出に残るエピソードも聞き書きさせ、ありのままに、織り交ぜます。
 

写真は、プリントアウトでもカラーコピーでもいいから、自分で気に入ったのを切り貼りさせます。
写真の横の空欄にエピソードを書き込むと、分かりやすくていいですよ。

装丁は自由です。
大学ノートでもいいし、色画用紙でもいいし、製本してもいいし。
でも、あまりきっちりしたものよりも、子供の作業だから手作り感のある方がいいかもね。
赤ちゃんの1年間はとても大きなドラマチックな変化があります。
いい作品になること請け合いですよ。
もちろん、胎児期からのエコー写真からスタートしてもOK。
 

ああそれから、同じ母子健康手帳の1歳~6歳の記録も、綿密に記録しておけば、次の年同じやり方で、『自由研究』が出来るから、6年のうち、2年はこれでしのげますからね。
12歳までの子供たちが自分の生い立ちのうち6年間を振り返るのは、自分の半生を振り返ることを意味します。
自分という存在が、どんなに多くの方から深い愛情を持って育まれてきたのかということを強く心に焼き付ける大事な基点になるのです。
因みに私の長女H1は4年と5年の時にこのテーマで『自由研究』をしましたが、やりようによっては、2年生くらいからでも出来るのではないかと思います。
是非お勧めします。

2014年7月13日 (日)

直母前に乳頭清拭をする愚。

未だにですが、直母前に清浄綿で乳頭・乳輪の清拭をするもんだとお考えの方が少なからずいらっしゃいます。
出産準備用品として、ショップでも勧められたり、おばあちゃんから「あなた、買い忘れてるじゃない。全くもう・・・」的なコメントをされ、購入された方もいらっしゃるかと存じます。
イイ加減な指導をされたら困りますな。
妊娠中からしっかり乳頭・乳輪のお手入れをしていたにも拘らず&助産師からポジショニングやラッチオンの指導を受けバッチリな筈なのに、「乳頭に傷が出来て痛いです。」の状況になることがあるとしたら、原因はそれしかないですから。

乳頭・乳輪を清浄綿で清拭すると、乳頭表面のケラチン層を剥がしてしまうことになります。
つまり、清拭すればするほど、乳頭の傷による痛みも、傷の改善も、刻一刻と遅くなってしまうのですよ。

お薬を塗ったからという場合もあるでしょうが、基本的に赤ちゃんが舐めても差し支えないものしか、産婦人科ドクターは処方されませんよ。
万一清拭が必要なお薬を処方されたらその旨説明があって当然ですし、直接産婦人科ドクターとお話できない場合は、お薬を届けてくれた助産師や薬剤師さんに確認すれば間違いない筈です。

あと、SOLANINの個人的見解ですが、妊娠中の乳頭・乳輪ケアにバーユを使われることはイイと思いますが、産後、乳頭の傷ケアとして、動物系油脂(バーユやラノリンなど)を使われることは、避けられた方が無難だと思います。
えっ、その理由ですか?
知りたい方が多数いらっしゃれば、出来るだけ早く記事化しましょうかねぇ?

助産師になりたい男子看護学生。

男女雇用機会均等法という法律ができて20年以上になります。
それまで女性の職場だったところにも男性が進出してきています。(もちろんその逆もありますが・・・)

今のところ、男性の助産師は居ません。
っていうか、現行法令上養成出来ません。(厳密には数年前東邦大学というところが2名ほど養成しているらしいですが、実際に助産師として勤務しているかどうかは情報がないので不明です。)
 

SOLANINの勤務先も毎年看護学生が3校から、助産学生が2校から実習に来ます。
少し前に実習していた男子看護学生と実習について話をする機会がありました。
彼は母性看護の実習が楽しくて助産師になりたいが無理であることがとても残念だと言っていました。
そこでふと思ったんです。

男性の産婦人科のドクターはアリですね。
ならば男性の助産師がいてもアリなのか?
仕事する立場としては内診の際、男性の産婦人科のドクターですと、看護師さんか助産師が立ち会わなくてはならないことに決まっています。
女性の産婦人科のドクターや助産師は1人でも内診が出来ます。
(分娩の進行を把握するため内診は欠かせません。)
しかし、男性の助産師が出現すれば彼が内診をする度に他の誰かが手を止めて立ち会わなくてはなりません。
出産経験のある女性には周知の事実ですが、助産師と産婦人科のドクターとでは産婦さんへの関わり方は密度というか濃度が全く異なります。
 

もし男性の助産師がいたとして、自分が今まさに・・・というその時に分娩介助や新生児の処置、授乳介助や乳房マッサージや各種の保健指導をしてもらってもOKと思われますか?
ご意見をお聞かせくださいませ。

カルシウムの摂取・吸収率について。

カルシウムの補給と言えば、まず牛乳・乳製品が思い浮かびます。
従来より、牛乳・乳製品と比較すると、小魚や野菜のカルシウムは含有量や吸収率が悪いと言われてきました。

けれども、特に腸管からの吸収率は、野菜(例:小松菜・、チンゲン菜、キャベツ、レタスなど)でも、牛乳・乳製品と大差無いものもあるようですね。(グラム当たりの含有量は牛乳・乳製品よりは少なめですが・・・)
そもそもカルシウムの吸収率は、一定の数値ではなく、同じ個体であっても、人種・体調・ホルモンバランス・食べ合わせ・年齢・服薬の内容・日光浴の有無・運動の有無・ストレス等々の諸々の要素で変化するそうです。
現時点で判明しているカルシウムの吸収を高める物質は、乳糖・ビタミンD・マグネシウム・クエン酸・CPPです。
逆にカルシウムの吸収を低くする物質はシュウ酸・フィチン酸・“過剰な”リン・ナトリウム・たんぱく質・食物繊維(そして、妊産褥婦さんとはあまり縁がないでしょうが)アルコールです。
“過剰な”リン・ナトリウム・たんぱく質そしてアルコールの摂取は、カルシウムをおしっこに出してしまうのですね。
 

食物アレルギー等の事情があり、牛乳・乳製品の摂取が困難な方は、リン・ナトリウムの多い加工食品やスナック菓子を控え、主菜となるたんぱく質の量を適量にしつつ、豆発酵食品(例:味噌・納豆・ギンネム茶など)・海藻・小魚・シュウ酸の少ない野菜を組み合わせて摂取することで、カバーしていくのも一手ですね。

2014年7月12日 (土)

2009年8月31日の藤原紀香さんに関するニュースについて。

(雨風呂時代からの読者さんである)NOBRIANさんから8月31日~09月1日に話題になっているこの記事について教えてもらいました。
新聞各紙の記事(同じ内容)に付随するコメントについて先ほどまで延々と読んでいました。

で、記事の98%くらいは藤原紀香さんへの個人攻撃だと思いました。
個人攻撃されている方は、多分、藤原紀香さんが嫌いなので彼女についてのバッシングをしているということでしょう。
それについては割愛します。
藤原紀香さんが独身(バツイチと言うべきか?)で出産経験のない女性であるから母乳について語るのがおかしいという意見も、偏向していますから省略します。

強いて彼女の発言で気になった箇所は〇つです。
『めちゃくちゃいい液』・・・何が言いたいのか分からなくもないですが、液はないでしょう?おっぱいを物質としか捉えてないのかな?という印象を受けました。

『自分に子どもが生まれた時、母乳が出る体に恵まれたらあげたい。』・・・おっぱいは出ないかな~と受け身で待つものではなく、出していくぞ~と積極的に取り組むものです。「一応数日間頑張ってみますけど、ダメそうな時はあっさり止めちゃいますね。」と、予告しているみたいに私には受け取れました。
この場合、「赤ちゃんが生まれたらおっぱいで育てたいと思いました。」とシンプルな発言でいいのに、回りくどくて伏線張った発言にするから違和感を感じるのかな?
あとひとつ、これはコメントの多くがですが、おっぱいが上手くいかないお母さんがいかに多いか、受け皿になる母乳外来や助産院が少ないかということを改めて思い知らされました。

みなさんはどう感じられましたか?

予め入院することが分かっていたらしておくこと。(若干改訂版)

病気や怪我で入院加療が必要だと担当ドクターから伝えられ、入院の準備をしなくてはならなくなった場合、予めしておいた方がいいことがあります。

当ブログの読者さんは、(SOLANINの母のような一部の例外を除き)ほぼ70歳未満だと思いますので、「健康保険限度額適用認定証」というものを、全国健康保険協会○○支部(○○の部分は都道府県名が入ります。)に、請求しましょう。
電話でご自身の健康保険の記号番号と住所と氏名を伝えたら、まず、申請書が先方から送付されます。
申請書に必要事項を書いて、返送すれば、「健康保険限度額適用認定証」が自宅に送付されることになります。

 以前は、一旦医療費は全額病院に支払ってから還付を受ける仕組みでしたが、近年は入院前にこの手続きをしておけば、自己負担額のみを支払えばよいという風に変わりました。
適用区分があり、所得により限度額が設定されています。
例えば、低所得の方(=住民税非課税の方)は、公的機関での証明書が必要ですが、僅か35400円になります。
一番多い一般所得者の場合、例えば医療費が100万円かかたとしたら、3割負担ですから高額療養費の窓口での払い戻し分(この例であれば、212570円)が、医療機関の窓口で清算されますから、実際のお支払いは、87430円で済みます。(なので、もちろんその入院分の高額療養申請が不要となります。)
 

通常、この認定証の有効期限は、入院開始日の月初めから退院予定月の月末までとなります。
マタニティ関係で例を挙げれば、子宮頸管無力症とか、分娩が帝王切開とか、子宮頸部高度異形成で円錐切除術を受けるとか子宮筋腫や卵巣嚢腫の手術なんかも該当すると思います。

「健康保険限度額適用認定証」の手続きをしていたにもかかわらず同一世帯(=生計が同じ)の年間医療費が10万円を超えたら、超えた分が控除対象になるので、年度末(=3月15日まで)に税務署で確定申告しましょう。
なまじの節約よりも、沢山還付が受けられる可能性もありますよ。
 

それから、人間ドックは高額でも健康保険の適用にはなりませんが、受け渋りはよくないですよ。
なぜなら、万一人間ドックで病気が見つかり、お薬や別の検査や手術が必要になればそれはそれらは健康保険の適用になりますから。

何事も健康第一ですが、いざという時、慌てなくて済むようにこういう知識を持っておきましょうね。
医療者であっても、事務方でなければ、現場の看護師さんや技師さん達は意外とこういう知識をお持ちで無い方が多いのよね。
なので、ちょっと医療ジャーナリスト風に格好つけて記事化した次第です。(笑)
 

追記:コメント欄でやりとりがありましたように、若干、説明不足の点がありましたので、補足させていただきます。
国民健康保険や地方及び国家公務員等の共済組合の方が、「限度額適用認定証」の請求をする際は、全国健康保険協会ではなく、各々の保険者に請求してくださいね。(2012年1月8日21時34分)

2014年7月11日 (金)

聴覚障害者の方向けの赤ちゃんの泣き声対応アプリ。

聴覚障害者の方がご苦労されるのは、赤ちゃんの泣き声に即反応することが難しいことです。
どんなに可愛くても寝ずの番をするわけにはいきませんし、常に傍で監視しているわけにもいきませんからね。

何とかして早く察知してあげる方法を探っていましたら、ありましたね。
まず、i phone用のアプリです。
月額350円ほどの使用料金が必要ですが、その名は「アラートバード®」とゆうものです。
i phoneのマイク機能を活用し、赤ちゃんの泣き声を察知したら、予め設定しておいたメールアドレスに送信されるのです。
聴覚障害者の方は、一般的にメール着信時は、バイブレーション設定にされていますから、肌身離さずi phoneを持っていらっしゃれば、即対応が可能となります。

Android搭載スマホであれば、「赤ちゃんコール®」とゆうのもありますな。
こちらは、赤ちゃんの泣き声を感知したら、登録した電話番号にコールしてくれるアプリです。
同じく、電話着信時に普通のマナーモードなどにしておけば、ブルブルするから、直ぐに気がついてあげられますね。
こちらはまず無料版をお試しされ、制限部分を解除されたいならば、有料版に移行可能という段取りになっています。

もしかしたら、これ以外にも聴覚障害者の方向けの優良アプリがあるかもしれませんね。

いずれのアプリも、聴覚障害者の方で赤ちゃんのお世話をされる方には必須のアプリだと思います。
願わくば、こういうアプリこそ無料化されるか、屋内信号装置みたいに補助をされたら税金の有効活用ではないかなと個人的には思います。

納得出来ない母子保健事業。(税金の使い方)

みなさんは、母子健康手帳を交付された時、ひとわたり、ページをめくって中に何が書かれているか確認しましたか?
SOLANINが出産したP年前もそうでしたが、なにげに最近の母子健康手帳(もちろん患者さんの。マタニティークラス出席のハンコ押し作業の時。)を見て、「おりゃ~!まだ行政はこんなことやってるだか!」と呆れてしまいました。

それは生活の苦しい世帯の妊婦さん&産後のお母さんのみ対象の”母子栄養食品支給制度”です。
何を支給するかですって?
妊婦さんは牛乳だそうです。
牛乳ねぇ・・・ 
「三丁目の夕日の時代」ならマッチしていたでしょうが・・・
たんぱく質とカルシウムの補給とはいえ、2009年で牛乳はないでしょう。
特売なら1000mlで150円台で買えますよ。
そんなんだったら、妊娠初期に摂取すると神経管閉鎖障害の予防として有効な「葉酸」のサプリメントを支給する方がいいんじゃないかな?

そこまでは百歩譲りましょう。
でも、産後のお母さんにも支給制度があるのですが、それが選択性なのです。
何の選択かって?
牛乳 か、育児用粉ミルク のどちらかなんですね。
行政も母乳育児を勧めると言っておきながら、生活の苦しい世帯のお母さんに粉ミルク支給してどうするの!?
溢れるほどおっぱいが出ているお母さんにも「牛乳もあるけれど、粉ミルクにしておけば!?」と、勧めているのです。

不景気だし、生活の苦しい世帯のお母さんを支援するのはいいです。
でも、支援の方向性が違うんじゃないですか?
正直言って、こんな時代にマッチしない事業のために税金を使ってほしくないです。
だいたい、赤ちゃんを産もうというお母さんで、予めミルク育児を志向されたとして、赤ちゃんのための粉ミルク代すらないままに産もうとするほど無謀なことはないですよね!!
命を産み、育てるには最低限の親としての自覚・準備が必要ですよね。

ベビマに使うオイルについて。

当ブログの読者さんには、ベビマの先生やお教室に通っていらっしゃる方も大勢おられるので、釈迦に説法のようで恐縮ですが、ベビマ用キャリアオイルといえば、圧倒的にホホバオイルをお勧めされることが多いですが、その理由をご存知でしょうか?
えっ?「ホホバオイルはお高いからちょっと・・・」ですって?
いやいやいや。
ホホバオイルが何故ベビマに適しているのかを知っていただけたら、そんなことは二度と仰ることはないでしょうよ。

 ホホバオイルの構造式(平たく言えば、化学の授業時に見たことがあるかと思いますが、幾つも連なった亀の甲羅みたいなのに、脚が生えているヤツですな。)をみると、ヒトの皮脂に非常に近いことが分かります。
油質的にサラッとして軽く、肌馴染みが良いのですな。
同じベビマ用キャリアオイルとして選択されることもあるスイートアーモンドオイルや小麦胚芽オイルを差し置いて敢えてSOLANINがお勧めしないのは、特に寒い時期には油質的に重く感じられ、肌に載せてもホホバオイルみたいにスッと伸びないので、使い勝手が良くないからです。
 

それと、ホホバオイルはベビマ用キャリアオイルの中では、酸化による変質をし難いのが特徴です。
メーカーや開封後の取り出し方法にもよりますが、優に3ヶ月は桶ですな。
同じベビマ用キャリアオイルで、油質的にわりかしサラッとして軽いタイプのオイルで、お値段もホホバオイルよりもかなりお安いものでグレープシードオイルというものがありますが、これは、酸化するのがホホバオイルと比較して圧倒的に早く、開封後は1ヶ月がリミットですな。
グレープシードオイルはお安いからという理由で、うっかり業務用大ボトルなんかを買ってしまった日には、お得どころか、余らせて廃棄を余儀なくされることもあるわけです。(泣)
そういうこういうを冷静に検証してみると、ベビマ用キャリアオイルはホホバオイルがお勧めなのですな。
ご理解いただけましたでしょうか?

2014年7月10日 (木)

上の子を褒める時の着眼点。

昨日は上の子を叱る時の注意点ということで、記事をアップしました。
今日は上の子を褒める時の着眼点ということで、お話しをします。
褒めるタイミングは、勿論その時もいいのですが、家族揃っている時に改めてというものいいです。
また、傍聞き(かたえぎき)というのも、オツな味わいがあるようです。
この言葉は或る本を読んで知ったのですが、傍らに居て、噂を小耳に挟むかのように、聞くともなしに聞くことだそうです。

そうそう、叱る時は「名前」を呼んでと言いましたが、褒める時は、大なり小なり上の子の成長を感じるわけですから、「流石お兄ちゃん」or「流石お姉ちゃん」は大アリです。
特に、下の子さん(赤ちゃんでも)に対し、「(上の子さんが)凄いよね。」とか「大きくなったら(下の子さんも)できるようになると良いね。」と声掛けするのは、普段叱られがちな上の子さんをさりげなく立ててあげることになるし、下の子さんの上の子さんを見る目が少し変わるかもしれないし、プチ目標にもなるので、良いと思います。
 

また、叱る時は、クドクド言わずビシッと一言でと言いましたが、褒める時は、微に入り細に渡り、解説するのも大アリです。

勿論、「幼稚園(保育園)の先生にも報告しなくっちゃね。」とか「お父さんは何て言って褒めてくれるか楽しみだね。」と拡散方向で話を進めるのは桶ですよ。

赤ちゃんの泣き声を察知する方法はありますか?

 

<ご相談内容>
私は聴覚障害者で手帳を持っています。
現在妊娠7ヶ月で、夫婦で赤ちゃんの誕生を楽しみにしています。
(夫は聴覚障害者ではありません。)
今から一番心配なのは、入院中から退院後、私が眠りこけてしまったら、赤ちゃんの泣き声に気がつかないのでは?ということです。
相室だったら、他のお母さんや赤ちゃんにご迷惑がかかりそうだし、個室でも、赤ちゃんの泣き声に気がつくのが遅れたら赤ちゃんが可哀想です。
また、書籍『最強母乳外来』によれば、初産婦で個室は母乳育児には良くないと書いてありました。
私は私のおっぱいで赤ちゃんを育てたいのです。
また、退院後しばらく実家で過ごしたら自宅に戻る予定です。
狭いアパートなので、親子で川の字で眠ることになりますが、その際も私が赤ちゃんの泣き声に気がつくのが遅かったら、夫が睡眠不足になり、仕事に支障を来たすのではないかと心配です。
(夫の仕事は運送関係で大型車を運転しています。睡眠不足は大敵なのです。)

私は普段、補聴器を使用しているのですが、起きている間に装着するのが精一杯なのです。
以前に24時間装着にチャレンジしたことがあるのですが、なかなか寝付けず、その後数日間頭が痛くなったり、気持ちが悪くなって、とてもじゃないけれど無理でした。
視力の悪い人が眠る時はメガネやコンタクトを外されるように、補聴器は布団に入る時は外すことが習慣になっています。
(過ぎたことですが、つわりが酷い頃は、補聴器を装着するとしんどくて耐えられず、手話か口話の読み取りで、凌いでいたくらいです。)
でも、赤ちゃんはいつでも泣くでしょうし、私のような立場の者は一体どうすればいいのでしょうか?
<SOLANINの回答>
ご懐妊おめでとうございます。
ご自身が聞こえに障害があることで、産後の入院生活やおっぱいや退院後の育児について、不安を感じていらっしゃるのですね。 

SOLANINは聴覚障害者の方であっても補聴器を装着していらっしゃれば、赤ちゃんの泣き声は聞こえるから問題ないと考えていました。
安易に考えていたことが恥かしいです。

さて、ご心配な点につきまして、色々調べてみました。
パッとイメージしたのは、赤ちゃんの泣き声を感知したら、バイブレーションが起こる機械が無いかな?ということで、捜しました。
 

そしたら、あるんですねぇ。
「聴覚障害者用屋内信号装置」とゆうものが!

具体的には、電話(別売のアダプターを使用すればケータイでも可能)・FAX・玄関の訪問者・目覚まし時計のアラーム音・火災警報装置・侵入者警報装置・赤ちゃんの泣き声等の身の回りの情報を文字と振動でお知らせする装置が!
知りたい音の近くに送信機を設置して、音をキャッチしたら、腕時計型の受信機が文字と振動でお知らせしてくれるのですね♪

相談者さんは手帳をお持ちとのことですから、等級にも依りますが、2級以上であれば、恐らく市区役所・町村役場の福祉の窓口で、「日常生活用具の給付」で「聴覚障害者用屋内信号装置」を希望しますということで、申請されたら補助が出ると聞きました。
但し、給付対象の方であっても、申請よりも先に購入されてしまうと、支払いは全額自己負担で還付が不可能らしいので、まずは市区役所・町村役場の福祉の窓口に行って相談してみましょう!
私が調べたページでは、90,000円弱で販売(福祉機器なので購入時のお支払いは非課税対象)されていました。
それを出産までに入手されて、慣らし使用をされた上で、入院の際にご持参・ご活用されればバッチリではないかと思われます。
かなり高価なお品ではありますが、色々活用できる装置なので、赤ちゃんが大きくなっても使えるもののようですから、決して無駄にはならないと思います。

2014年7月 9日 (水)

ワンポイントリリーフとしての搾乳。

2週間健診で赤ちゃんの体重が激減していたら助産師もお母さんも大きなショックを受けます。
「どうしてだろう?」と理由を考えます。
例えば、乳汁分泌は決して悪くなく、でも直母量を測定したらせいぜい20g台止まりの場合、乳頭がやや扁平で乳輪コンディションが硬過ぎということはしばしばあることです。
直母量が今一歩であれば、助産師としてすべきことは、まずは乳房マッサージです。

その上で、お母さんに取り組んで頂くべきことは、搾乳です。
入院中に搾乳なんてまともにしていないであろうお母さんに搾縫
赤ちゃんの体重にもよりますが、上記の哺乳量の場合なら、搾乳の1回量としては、20ml程度(多くて30ml)/回×8回/日で充分です。
赤ちゃんが相当の下手っぴちゃんでない限り、7~⒑日後には好転していると思いますよ♪

上の子を叱る時の注意点。

経産婦さんになられ、兄弟姉妹のお母さんになると、子ども同士の喧嘩や躾で上の子さんへの関わり方に悩むこともあるかと思います。
我が子ですから、どの子もみな可愛いのですが、親の立場ではジジババのように甘い顔ばかりもしていられませんね。

特に、言語表現や体力的に弱い立場の下の子が一方的にヤラれている場合、その場を仲裁し、上の子を叱らねばなりません。
あまり感情的にはなりたくないし、人格を否定するような叱り方はしたくないし、叱り方って難しいですよね。

叱る基準はお母さんによって違うとは思いますが、叱る内容は、あくまで子どもが「しでかした行為」に限定してください。
「しでかした行為」の例としては、噛みついた・叩いた・蹴った・壊した・暴言を吐いた等です。
そして、叱る時は、必ず「名前」を呼んで叱りましょう。
意外にも、「名前」を呼ばれない限り、自分が叱られていると認知していない場合が少なくないです。
タイミング的には、やはり現行犯が一番です。
10分後とか、家に連れ帰ってからでは、十中八九、何のことか分からなくなっています。
人前で叱るのは・・・と、躊躇されるお母さんもいらっしゃいますが、クドクド言わなくてもいいのです。
自宅でもお外でも、場所を問わず、一言ビシッと「名前」+「しでかした行為」を叱る!でお願いします。

くれぐれも、「こんな悪い子はお医者さんに注射してもらいますからね。」とか「お父さんが帰って来たら叱ってもらいますからね。」のフレーズは何の教育的意味もありませんから止めておきましょう。

冷たいものの摂り過ぎは良くないよ。

蒸し暑くなってきました。
空梅雨かと思っていたら、7月に入ってから、雨模様の毎日です。
クーラー利かせて、薄着で裸足で、冷たいもの摂り過ぎてると、おっぱいが冷やっこくなります。
乳房トラブルに片足突っ込むきっかけが、お母さんのカラダを冷やすことだというのは、もはや定説と言っても差支えないです。

でも、赤ちゃんには「今日は暑いからおっぱいは”冷や”にしようね。」と、言っても納得してくれません。
”冷や”=不味いなんですね。
赤ちゃんは温かいおっぱいを美味しく感じるのです。
どうか、出来るだけお母さんのカラダを冷やさないようにしてくださいね。

2014年7月 8日 (火)

断乳→妊娠を受け止める子の気持ちへの配慮とは?(2歳7ヶ月)

<ご相談内容>
まだこちらのブログに出会う前…子どもが1歳半の時に、O式で断乳をしました。
理由は、早く二人目を授かりたかったからです。
本当は自然卒乳を待つつもりでしたし、それまでに二人目を授かることができたらタンデムをするつもりでいました。
そして断乳後3ヶ月で月経が再開し、間もなく第二子を授かることができました。
現在妊娠32週です。

断乳後は根っからのおっぱい星人だったこともあり、寝る前に必ず触りながら眠りにつくのが習慣となっていました。
最近様子が変わったのです。
「○○ちゃん、きょうはおっぱい要らない!隠しておいて!」と言う日が出て来はじめました。
でも、口ではそう言いながらも目には涙が溢れているんです。
私に見られないように背を向けて、声を殺して泣いているんです。
よくよく話を聞いてみると、おっぱいは赤ちゃんのものになるから自分はもう要らないというようなことを言うのですが…
私がそうではないよということを言葉を尽くして説明しても、頑なになります。
ものすごく我慢しているのが伝わります。
 

断乳のことといい、眠る前のおっぱいに触る行為についてといい、自分の勝手な思いで子どもを振り回していることが不甲斐なくて申し訳なくて仕方ありません。
ちなみに毎日毎日そんな感じかというとそうでもなく、「やっぱりおっぱいほしい~!!」と寄ってくる日もあります。
でも、触る時間はすごく短くなりました。

長くなりましたが、今私は子どもの気持ちをどのように捉え受け止めればいいのか分からなくなってしまっていました。 

<SOLANINの回答>
O式の乳房治療手技はレベルが高く、素晴らしいと思いますが、個人的に受け入れ難い思想は、断乳を推奨されることです。
端的に言えば、手技をもってしても美味しさを維持出来ない時期(だいたい1歳半)以降のおっぱいは飲ませないってことですよね。
勿論、O式の断乳式を受け入れるお子さんもいらっしゃるのでしょうが、そうではないお子さんが少なからず存在することを耳にするたび、私は心が暗くなります。

相談者さんは挙児希望という事情があったのですが、お子さんはやはり自分の意思に反しておっぱいを断たれることが辛く、名残惜しかったのでしょうね。
それが分かっていたから、相談者さんは妊娠中に乳房を触られる不快感に耐えつつも、触ることを許しておられたのでしょうね。
 

2歳の子どもはしばしば、「魔の2歳児」と称されますが、お母さんとの絆がしっかり育まれていると、お母さんを思いやるという発想を持つことが見受けられます。
お母さんを困らせたくないという優しい気持ちが芽生えてきているものの、でもおっぱいが忘れられないという気持ちも残っていて、そういう葛藤がお子さんの涙に顕れているのだと推察します。
ただ、相談者さんのお子さんは、まだ気持ちが揺れているのが現状ですから、方針を決めるとかではなく、柔軟に気持ちの揺れに合わせてあげたらいいのではありませんか?
涙しつつも、頑なであれば、2歳児といえどもプライドもあるでしょうから、涙は見なかったことにする。
でも、「ちょっとだけ触っていい?」と2歳児のプライドを捨てて(?)甘えてきたら、「いいわよ~♪」と受け止めてあげる。
若しくは、妊娠中のおっぱいケアをする際に、ヘルプ依頼するのも一案です。
だって、お母さんのお役に立ちつつ、合法的(!)におっぱいを触れるわけですから、普段よりも抵抗感は少ないと思いますよ。
具体的には、「パパにやってもらったんだけど、ちょっと痛かったのよね。赤ちゃんがしっかりおっぱいが飲めるように、○○ちゃんが手伝ってくれたら、ママは助かるんだけど、ダメかな?」なぁんて声掛けしてみてはどうでしょう?
難しく考えず、行きつ戻りつしながら、次のステップに進んでいくのを見守れたらいいと思いますよ。

言い聞かせに適している場所とは?

SOLANINが雨風呂時代に読者登録をしている方のうちのお一人で、PROLACTINさんという方がいらっしゃいます。
雨風呂で『最強母乳外来』消滅の際に、移転先のアナウンスを依頼させていただいたお方です。
PROLACTINさんは確か(SOLANINの記憶違いでなければ)2014年7月の時点で満5歳になられる現役おっぱい星人であるフェリンちゃんのお母さんでもある方です。
2011年10月20日に“いい聞かせをする時に、お勧めの場所は・・・”というタイトルの記事を書いていらっしゃいます。
きっと、みなさんの参考になると思います。

記事のURLをこの下に貼りますね。
↓         ↓         ↓

http://ameblo.jp/oishii-sotsunyu/entry-11053668180.html 

特にお母さんからお子さんにお願いしたいことがあって言い聞かせをする場合、効果を高めるには環境整備が大事です。
①おなかが満たされていて(おなかが空くと聞く耳を持ちませんよ)
②おむつも綺麗で(おむつが汚れていては、気持ちが悪いですよね)
③お母さんの気持ちにある程度ゆとりがあり(イラっとしているのはNG)
④お子さんと目わせて(お母さんが他に考えごとをしたり、用事をしながらではNG)
⑤落ち着けるようにお膝に抱っこ(1にも2にもスキンシップ♪)
・・・というのが基本です。

そして、今回PROLACTINさんは、更に効果を高めるために、シチュエーションとして、お風呂タイムを推奨していらっしゃいます。
お風呂はある意味、密室ですから、お子さんの気持ちが逸れにくいです。
乳頭混乱や、哺乳ストライキの解決に向けての突破口がお風呂タイムということを、過去記事にも書きましたが・・・そういうことなのですね。
(あっ、もちろん、お風呂用のおもちゃは片付けておいてくださいよ。)
あと、お返事作戦も!!
 

実際、SOLANINは勤務先の母乳外来で、PROLACTINさんが記事に書いていらっしゃることを何人かのお母さんにお話ししてみたところ、みなさんやはりかなり効果的だとご報告が上がってきました。
言い聞かせをするにあたり、どうすればいいのかと思案中の方は、試してみる価値はありますよ。

2014年7月 7日 (月)

妊娠性エプーリスとは?

妊娠性エプーリスってご存知でしょうか?
妊婦さんの歯茎に限局して出来ちゃうことのある瘤(こぶ)っていうか、正確には良性の腫瘍を指します。
何故こんなモノが出来てしまうのかと申しますと、妊娠により大量の女性ホルモンが分泌されるので、そのせいだと考えられています。

ですので、大抵の場合、妊娠の終了つまりは出産後に自然に消滅するので、手術による摘出とかは、ほぼ考えなくても大丈夫であろうとされています。

但し、出産後も残存して一向に消滅しそうにない場合、口腔内が辛気いのと審美的に問題(≒見た目がグロいことも・・・)があるので、手術をしましょうか?という話になることも、稀にあるそうです。

最近は妊婦さんも母子健康手帳交付時に、産婦人科での妊婦検診の公費負担券だけではなく、歯科での妊婦検診の公費負担券も受領されている方も増えていますので、その際に「もしやこの瘤は妊娠性エプーリス?」と気になる方は、歯科ドクターに確認されるといいのではないかと思います。

上の子にイライラする。褒めるところが無い。

今とは違う病院に勤務していた頃の大昔の話ですが、母乳外来を受診された経産婦さんから「上の子のすることなすことに、イライラしてしまってその気持ちを止められないのです。しょうもないことばかりしでかすので、褒めるところが無いのです。また、そんな風に思ってしまう自分が嫌です。どうしたらいいですか?」と、相談されました。

かつて私自身、そういう気持ちになったことが多々あり、イライラする毎日を過ごしていたので、その相談は、身につまされるものでした。
私の場合、いわゆる転勤族で、距離的に実家に帰ることは儘ならず、今とは違い子育て支援センターの類は皆無の時代で、ママ友作りをしようと思っても気軽に出かける場所も無く、悩んでいることを相談する相手が誰もいなかったので、このまま虐待をするのではないかと自分が怖くなることもありました。
ただ、目の前におられる経産婦さんとかつての私との決定的な違いは、その日、上の子さんを保育園の一時保育をされて、母乳外来を受診されていることでした。
 

「私もね、上の子を褒めるところが無くて、ホントに困っていたのね。イタズラ小僧だし、育て方間違えたのかな?って思うくらい何でも反抗して言うことを聞かないし、赤ちゃんには危険なことばかりしでかすから、目が離せないし。上の子が可愛いと思う余裕なんて全然なかったのよ。」
「でもね、ある時、そもそも小さな子どもに色々期待したり、要求したりするのは、どう考えても無理があるんじゃないかということに気がついたのね。本来ならば、旦那がもっと家事や子育てに協力してくれたら、一人でヒ―ヒ―言いながらてんてこ舞いしなくて済むのよね。」
「でも、ウチはそれが出来なかったから、上の子に対し、厳しく過剰な要求をしてしまい、それが叶わないから余計にイライラが募っていたのかな?と。そこで、上の子に最低限そうであってほしいことは何か?を考えたら、私の場合、毎日元気でいてくれることだったのね。」
「だってね、上の子さんが元気でいてくれないと、母乳外来なんて受診できないですよ。赤ちゃんがしっかり育っているのかを客観的にみてもらうことも出来ないし、乳房のコンディションに問題が無いかチェックしてもらうことも出来ないですよ。上の子さんの具合が悪いと、保育園でもご実家のお母さんでも、お世話になれないし。“今日も元気でいてくれてありがとうね。”って、声掛けするのは照れるし、当たり前過ぎるかもしれないけれど、それは立派な褒め言葉なのよね。そして、それは自分なりに頑張っている上の子への感謝の言葉でもあるのよね。○○さんに私の考え方を押しつける気持ちは無いけれど、そういうのもアリじゃないかって思うんだけどね。」と、言いました。
その経産婦さんは、私の話の後、ハッとした表情になり、「元気が一番かぁ。それはそうですよね。」

私の伝えたかったことを理解してもらえたようで、嬉しいなと思いました。

何故駄々っ子になっちゃうのか?

私が子ども達をおんぶに抱っこで育てていた頃、スーパーで時々、駄々を捏ねてお母さんを困らせている幼児に遭遇しました。
最近は、買い物時間が異なるせいか、私自身がそういう光景を見かけることも少なくなりましたが、スーパーに勤務されている方に聞きましたところ、今でも駄々を捏ねる幼児が皆無というわけではなさそうですね。

そもそも、駄々を捏ねるという現象は、幼児が自分の要求をお母さんに通したいがために行う儀式のようなものですが、当事者のお母さんにしてみたら、「まともな躾をしていないのでは?」「あんなに暴れて泣かせてみっともないわね。」という声なき声が、幻聴のように聞こえてきて、いたたまれない気持ちになるかとお察しします。

 その一方で、ほぼ駄々を捏ねることがない幼児もいるわけで、「これって性格なのかなぁ?(涙)」と、思わざるを得ないでしょうが、(もちろん個人差を否定するつもりはありませんが)どうも性格だけが要因であるとは断言できないようですね。
赤ちゃんの頃からの無条件のスキンシップを、毎日存分に満喫した経験のある幼児は、駄々を捏ねることがほぼ無いそうです。
赤ちゃんの時にう~んと甘えさせてもらえた子どもは、自己肯定感が育まれるので、一般的に情緒が安定し易いからです。

もしかしたら、当ブログの読者のみなさんの中にも、「実はウチには駄々っ子がいます。毎日手を焼いています。」と、お過ごしの方もいらっしゃるかと存じます。


この記事を読むことで、「赤ちゃんの頃からあんなに頑張って(スキンシップに努めて)いたのに、あれでは足りなかったのか?」と凹んでしまうかもしれません。
でも、私は決してみなさんを凹ませようと記事を書いているのではありません。
気を取り直し、「あっ、こんなトコロに大きな赤ちゃんが居ましたねぇ~!」と、発見(?)してあげて、兎に角抱っこしまくって、お子さんの心を癒してあげましょう。
赤ちゃん時代に無条件のスキンシップを毎日存分に満喫出来なかったことが駄々っ子になってしまう銃爪(ひきがね)なのかもしれないし、受け手となる子どもがどう捉えるかという視点はやはり大事だと思うのです。
もちろん、抱っこと言いましても、重量級の幼児のお母さんは、腰を痛める恐れがありますから、“お座り抱っこ”にしてくださいね。
 

赤ちゃんの子育て奮闘するさなか、祖父母や無責任な外野陣から、「抱き癖をつけては今後の子育てが大変だよ。止めておきなさい。」とか、「ちょっとくらい泣かせておけば、肺の運動になるよ。」等のアドバイスに従って、赤ちゃん時代に無条件のスキンシップを意識的に控えられていたばっかりに、幼児の子育てに苦戦している・・・というパターンが結構あるそうです。
気がつくのが遅いほど、挽回するのが大変です。
取り敢えずでもいいからスキンシップに努めて行きましょう。
(2011年8月30日6時40分一部加筆訂正)

2014年7月 6日 (日)

上の子のおっぱい返りが心配!

<ご相談内容>
2歳3ヶ月の上の子は完母でした。
二人目を出産し、おっぱいには問題ないのですが、上の子の赤ちゃん返りというかおっぱい返りがとても心配です。
っていうか、おっぱい頂戴状態に戻らないか必死です。

<SOLANINの回答>
程度の差はあれ、上の子さん(特に第一子)が赤ちゃん返りになるのは、ある意味致し方ないことです。
何処に居ても生まれてこのかた王子・王女とちやほやされてきたのです。
そこに現れしは、無垢な新生児。
久々の赤ちゃんに周囲の大人たちはテンションが上がります。
泣いても可愛い声にしか聞こえないし、抱っこしても軽いし、周囲の大人たちの視線は新生児に行くのは、自然の摂理。
だから、面白くないんです。
注目を浴びるためには、どんなことだってします。
お父さんやお母さんの気持ちを試そうとします。
 

中でも、かつて断乳を余儀なくされた上の子さんの場合、赤ちゃんがおっぱいを飲んでいるのを目にしたら、おっぱいが恋しくなってしまいます。
おっぱいを飲んでいる赤ちゃんが羨ましくなるのです。
じっと見ている子。
擦り寄ってくる子。
頂戴と言う子。

お母さんやお父さんをはじめ、周囲の大人たちは、上の子さんがおっぱいを再び飲むことは、それこそ退行現象のように思えるかもしれません。
一般的に退行現象は悪いことのように扱われます。
けれども、私は上の子さんに退行現象が見られても、悪いことだとはどうしても思えません。
上の子さんと言っても、平均すれば2~3歳ってトコロではありませんか?
2~3歳の子どもの心理状態は、成人と同一ではありません。
赤ちゃんに優しいお兄ちゃん・お姉ちゃんになるために必要な葛藤の時間というか通過儀礼のようなものだと考えます。
 

もちろん、お母さんにしてみたら、久しぶりの赤ちゃんは嬉しいものの、昼夜逆転などで体力的にしんどくなると、気持ちに余裕が無くなることでしょう。
そんな時、上の子さんに甘えられるだけでもイラッとしてしまいそうだから、おっぱいなんて㌧でもないって思っちゃうのかもしれませんね。


でもね、上の子さんの不安や嫉妬は、お母さんに赤ちゃんと同じことをしてもらうだけで、スーッと無くなるのです。(もちろん、不安や嫉妬はモグラ叩きのように、次々に浮かんできますが・・・)
妊娠中もおっぱいを続けていたお子さんでない限り、ブランクがあれば、赤ちゃんのように上手におっぱいには飲みつけません。(稀に何回かチャレンジしていくうちに思い出すこともありますが・・・)
どうしてもお母さん自身が、上の子さんにおっぱいを飲ませてあげることが嫌で嫌で堪らないならば、言い聞かせをしてお引き取り願うしかないかもしれません。
そうではなくて、ただ単に義父母が口煩いからとか、他人の目を気にしてという理由からならば、どうか上の子さんの気持ちを受け止めてあげて下さいな。
そして、おっぱいをあげる時は「○○ちゃんは赤ちゃんの時は▲▲だったんだよ。」と思い出を語りかけてあげてくださいね。
お母さんから大切にされていると思えたら、上の子さんは自ずと赤ちゃんに優しくなってくれますよ。(逆にお母さんから拒まれてばかりだと、気持ちが追いつめられるから、自分よりも弱い存在の赤ちゃんに意地悪をしてしまいがちになりますよ。)
差し出すことはないですが、拒まずってスタンスですかね。

泣き虫さんへ!小児科なんて怖くないよ。

具合が悪くなり、小児科受診されたことのある赤ちゃんや小さいお兄さんお姉さんをお持ちのお母さんにお知らせします。
小児科のドクターになる方は、赤ちゃんや子どもが好きでなっておられる、志の高い方が殆どです。
しかしながら、赤ちゃんにとっても小さいお兄さんやお姉さんにとっても、小児科のドクターは怖い人、痛いことをする人として認知されることが多いかと思います。
確かに最初の出会いから、予防注射や点滴や採血や髄液の検査等、されたくないことばかりで、一度二度痛い目に遭うと、憶えてしまって、診察室に入って、まだドクターが何もしていないのに、頭の中に警戒警報が鳴り響き、号泣することも珍しくはありません。

 非常識なお母さんになると、ご自分の躾が行き届かないのを棚に上げて、「言うこと聞かなかったら、注射してもらうからね。(怒)」と、医療者を悪者扱いにされ、自ら悪循環に突入される方さえ居られます。 

でも、大半のお母さんは、「何とか診察くらい、号泣せずに受けることは出来ないものか?」と、考えておいででしょう。
だって、考えてもみてください。
聴診器なんて何処に当てても痛くないですよね。
舌圧子も暴れるから押さえるのでおえっとなってしまうのです。

 私事ですが、医療者の子どもって小児科受診でひと際声を張り上げて泣く子が多いので、私は独身のうちから、「せめて通常の診察くらい、泣かずに受けられるようにしたいなぁ。」と、考えていました。 

そのためにはどうしたらいいのか、知恵を絞ったのですが、一番はやはり慣れだと思ったので、通販で安い聴診器やペアンやピンセットやスポイドや舌圧子や血圧計等を購入し、普段からおもちゃみたいに自由に使わせていたのです。(もちろん先の尖った機械は危ないので、真横で監視していましたが。)
また、私費で白衣を購入していたので、たまにお家でも白衣を着て、「もしもしごっこ」をしていました。
聴診も打診も、ドクターの癖というかやり方を憶えていたので、同じようにしていました。
そして、「これはちっとも怖くないし、痛くもないことなんだ。」ということを体感させたのです。
もちろん診察前は「今日はお医者さんにもしもしとあっかんべぇをしてもらうのよ。」ということはくどいくらい念押ししてました。
上の子がそのやり方で、診察アレルギーを克服していたので、続く弟妹も上の子に習って、ギャ~ギャ~泣くことも無く、いつも笑顔で診察室に入って、大人しく診察してもらえるようになりました。

 なので、診察室ではいつも大いに褒めていただいていたので、子どもなりに誇らしいようで、「もしもしなんて痛くないから、泣かんでもええのに、あの子泣いてるね。」と違うお子さんが号泣しておられるのを2歳くらいから冷静に分析してました。
思い切って慣らしてみませんか?
ウチの子たちは3人とも、キャラは全然違うけれど、慣れたらどの子も大丈夫でしたよ。
試してみてね♪

2014年7月 5日 (土)

殆どの育児雑誌には。

ご存知ですか?
ほとんどの育児雑誌には、スポンサーが付いています。
本体にも付録にも、自社市品を売り込むためのCMとして、育児用品メーカーやミルク屋さんが毎回協賛されています。

ですので、「これで母乳育児はバッチリですよ!」的な特集記事であっても、ミルクや哺乳瓶に関する記載が紛れこんでいます。
表現が不適切かもしれませんが、その実態は今風に言うところのステマってことです。
 

場合によっては、そういった特集記事を熟読すればするほど、「要は、心配だったら哺乳瓶でミルクを補足したらいいのね。」と、擦り込まれてしまいがちです。 

「育児雑誌を読んではいけないとは言わないけれど、スポンサー付きだから(完母で充分な方であってもステマにより洗脳されがちなので)気をつけてくださいね。」と、小児科ドクターが退院前診察の際にされているのをたまたま偶然ですが小耳に挟みました。
小児科ドクターの一言はお母さんにとって存在感が大きいですからね。SOLANINは思わず、「おおっ!先生ってば、良いことを言ってくれるじゃない♪」と、心の中でガッツポーズをしました。

 

 

赤ちゃんの歯はまだ1本…ならば!

先日、“2回目のディフェンスライン突破!”という記事をアップしましたが、憶えていらっしゃいますか?
あの後、さすがに長男T1は次男T2の口に食べ物を入れることはなくなりました。
しかし、“恐怖の2歳児”を超える“無敵の3歳児”(多分こういう言葉は世間一般には無いと思います。記事の原稿を書いていて、何となく思い浮かんだ言葉です。)であるT1は、小さい頭で、策を練っていたようです。

来る日も来る日もT2のお口を抉じ開けて、サルのように歯が生えたかどうか確認作業を繰り返していたT1は、私よりも先にT2の初の乳歯の萌出に気が付きました。
そして、初の重湯を作って食べさせる際、「お味見したい!」と言いましたのでさせましたら、案の定、顔を顰めて、「うへぇ~、不味い!」「なんかドロドロやし。」と、思いっきり不満顔。
それどころか、「こんな変な味のモノ、赤ちゃん食べないよ。」「すももの方が美味しいからすももをあげようよ。」と、粘りました。
私は、「歯が生えたけど、まだ1本だからねぇ。」「あまり硬いモノは無理なのよ。赤ちゃんにはすももでも硬く感じるかもしれないよ。」と、宥めました。
「ふ~ん。そっかぁ。」と、T1は一旦は矛先を収めたものの、本音では得心がいかなかったのだと思います。
そして或る日、「無敵の3歳児」は、オトナの想像を絶することを思いつきました。
 

「お母さん、綿菓子だったら、溶けるから喉につっかえないし、歯が1本でも大丈夫じゃないかなぁ?」と、尋ねてきました。
理論的にはそうでしょうが、私はすかさず、「んなもん甘過ぎるし、虫歯になっちゃうから駄目に決まっているでしょう!」と、返しました。
普通はここで、ショボンとしてしまうトコロ、この日のT1は、2段仕込みで怯まず続けてきました。
「あっ、そう。だったら僕、どうしたら赤ちゃんが美味しいモノを食べられるか分かった!これなら大丈夫や!」と満面の笑みです。
何を言い出すのかと固唾を呑んでいたら、T1は、「これから赤ちゃんを歯医者さんへ連れて行って、入れ歯を作ってもらうの!」と、まるで、“何でこんな簡単なことに今まで気が付かなかったのだろう?”とでも言いたそうな表情で、自信たっぷりに宣言しました。
「えっ?赤ちゃんに入れ歯?」
なんちゅう発想!
私には思いもよらないセリフです。
残念ながら、赤ちゃんには入れ歯は作れないことや、仮に入れ歯があったとしても、使いこなせないことを説明しました。
ふぅ~やれやれ・・・
新生児の時からリンゴやポテチを食べさせられた(?)T2。
綿菓子を食べさせられそうになったT2。
もうちょっとで歯医者さんに連れて行かれて、入れ歯を作らされるトコロだったT2。(汗)
生まれて間もなくから、数々の受難続きのT2。
こういうお兄ちゃんが居たからか、ウチのT2はタフガイに育ちました。(爆)

その真っ赤なお尻、もしや擦り過ぎでは?

特に月齢の若い赤ちゃんに多く見られるのが、おむつ交換の際、「お尻拭きのペーパー」で擦り過ぎてお尻が発赤になっているのでは?ということがあります。
赤ちゃんの皮膚が薄いのは、過去記事にも書いておりますし、みなさんよくご存知かと思います。
何処のメーカーさんの「お尻拭きのペーパー」であっても含水量がさほどでもありません。
そして、潔癖症なお母さんほど、「お尻拭きのペーペー」を1回に何枚も使って丁寧に拭いているのに、余計に酷くなり、「スキンケアのやり方が拙いのか?単にとてもデリケートな肌質なのか?」と、悩まれます。
ひとつ言えることは、「お尻拭きのペーパー」は、モノによっては相当に硬いということです。
ですので、スキンケアを重視したお尻の拭き方としては、①「お尻拭きのペーパー」を手で引き延ばし、柔らかくします。②ぬるま湯を限界まで含ませた「お尻拭きのペーパー」でお尻を洗いながら③最後に乾いたティッシュ等で水分を押さえ拭きするのです。
どうぞお試しくださいね♪

2014年7月 4日 (金)

2回目のディフェンスライン突破!

昨日の記事で書きましたように、ウチの長男T1は生後3週目の次男T2のお口に林檎を捻じ込みました。
コメント欄に寄せられた質問の答えですが、T1とT2は3歳3ヶ月離れています。
それくらい離れていると色々なことが思い浮かぶようになって来るのでしょうね。
 

さて、T2はそれから3週間は無事平穏な日々を過ごせました。
もちろん、SOLANINはT1の監視を怠らないように、充分気を付けていたのは申すまでもありません。。
しかし、連れ合いの実家から自宅に戻り、普段のペースで赤ちゃんのお世話や家事をこなすようになったある日、そう、次男が1ヶ月半になった頃、それは起こりました。

 お休みの日だったと記憶しています。
隣接するリビングで遊ぶT1をチラチラ監視しながら、私はキッチンで用事をしていました。
一段落着き、さておっぱいタイムだなとT2の眠っている筈のベビーベッドに近付くと、何やら香ばしい匂いがします。
辺りを見ると、ポテトチップスのカケラが幾つか落ちているではありませんか!
この間おばあちゃんからいただいたポテトチップス、さっきT1にせがまれて食べさせた。
でも、テーブルの前で小皿に入れて食べさせたのに・・・
小皿には残っていなかったのに・・・
何で、隣の部屋にポテトチップスのカケラが落ちてるの?まさか!

悪い予感は的中しました。
次男のお口を抉じ開けると、中にはポテトチップスのカケラが入っていました。
そんなことをする輩はウチには一人しかいません。

 「あのね、お母さん言ったよね。赤ちゃんはおっぱいしか飲めないって。歯が生えるまであげちゃいけないって。おばあちゃん家で赤ちゃんに林檎食べさせて叱られたよね?なんでポテトチップス食べさせるの?こんなの塩と油の塊なんだよ。喉に詰まったら、赤ちゃんは死んじゃうんだよ。もうお母さんは許さないからね!バカバカ!」と、T1を叱りつけました。
すると、T1は反論してきました。
「分かってる。知ってる。でもね、お口パクパクしてたし、「欲しい?」って聞いたら笑ったんだよ。それは欲しいってことなの!喉に詰まったら死んでしまうってお母さんが言ってたから、僕は手でポテトチップスをモミモミして小さくしたんだよ。これなら喉に詰まったりしないから。僕だって考えてる。僕はバカじゃないよ。」と言い放ちました。

T1はT1なりに考えてはいるのです。
3週間前に叱られたことも憶えてる。
でも、やっぱり許せない!
私は半べそかきながら、T2の口を抉じ開けながら、頬っぺたの内側や、舌の上にくっついたポテトチップスのカケラを除去していきました。
そしてT1に言いました。
「赤ちゃんは歯が生えるまでは、食べ物あげたら喉に詰まるだけぢゃなくて、おなかを壊してしまうんだよ。小さくしても食べられないモノを食べさせたら、病気になってしまうんだよ。お医者さんに行かなきゃならないんだよ。まだ赤ちゃんなのに注射したり、お薬飲まなきゃならないんだよ。可哀想でしょう?だから、絶対にあげたらダメなの。「欲しい?」って聞いて、笑ってもダメなの。お母さんが「いいよ。」って言うまでね。」と。
T1さすがにしょぼんと反省・・・

 その後、うんちの確認もしましたが、幸いにも次男はポテトチップスのカケラを飲みこんではいなかったようでした。

 しかし、その日以降、毎朝起きるなり長男は「おはよう!今日はごはんをあげていい?」と私に尋ね、「おはよう!今日は歯が生えた?」と次男の口を抉じ開けて猿のように確認するのが日課になりました。
気持ちよく眠っているのに・・・問答無用で長男に口を抉じ開けられる気の毒な次男の受難の日々が始まりました。
そんな毎朝の確認作業の成果なのか、次男の初の乳歯の萌出に気が付いたのは長男でした。

スキンシップは愛の証!

過去記事にも書きましたが、いまだに「抱き癖をつけてはいけない!」と、仰る化石のような石頭さんがいらっしゃいます。
特に年配者。
次に医療者。
そりゃあもう、赤ちゃんがお母さんに懐かないようにする作戦かしら?と疑いたくなるくらいしつこく仰います。
「抱き癖が付いたら、あなた(=赤ちゃんのお母さん)が一番大変なのよ。」
と、親切そうに仰います。
そう、この親切そう・・・というのが曲者なんですね。
悪意が感じられれば毅然とした対応が出来るとは思いますが、そうでないから困りますね。
ホント、堪りませんなぁ。

でもね、泣かない子・手がかからない子って寝かせっぱなしになりがちだから、、頭のカタチが歪んだり、絶壁になったり、それに伴い、重役クラスのハゲが出来たりしやすいのですね。
抱っこ星人のお母さんは腱鞘炎になられる方も少なくないのだけれど、その代わり、アタマの形は綺麗なのよね。
抱っこ=筋トレだから、寝かせっぱなしの赤ちゃんのお母さんよりも消費カロリーが多いので、体重も減少し易いようですね。
 

抱っこは栄養方法に関係なく出来ます。
スキンシップとして最高ですよ。

追記:確かに頭のカタチの歪みや絶壁は遺伝的要素も強く影響します。
向き癖や寝かせ方の偏りでも頭のカタチの歪みや絶壁は発生します。
ですので、抱っこ星人なのに、頭のカタチの歪みや絶壁が気になる赤ちゃんもいらっしゃるかと存じます。
そういう赤ちゃんのお母さんを、育児を手抜きしているとか批判するつもりは毛頭ありません。(文章が拙いのでそう思われたのかもしれませんが、それは誤解・誤読です。)
しかし、頭のカタチの歪みや絶壁、それに伴うハゲが、寝かせっぱなしの赤ちゃんに多いことは事実です。
逆に寝かせっぱなしの赤ちゃんで、頭のカタチがとてもきれいで、ハゲが無いというタイプはまずいらっしゃらないことも事実です。

2014年7月 3日 (木)

2週間健診を受けたからこそ。

赤ちゃんが順調に育っていらっしゃるかどうかは、お母さんたちにとっては大きな関心事だと思います。
退院時までに母乳のみで赤ちゃんの体重が増加していれば、「別にわざわざ2週間健診なんて受診しなくてもいいんじゃないの?」とゆう雰囲気になることはあります。
退院後の生活は慌ただしいので、2週間健診とはいえ、外出は何となく億劫かもしれません。
でもね、健常新生児ちゃんであっても、SOLANINが2週間健診で対応させていただいた経験によれば、10組に1組の母子が「まぁ、大変だわっ!」ってな状況に陥っているのが実情です。
おっぱいが沢山出ているはずなのに、赤ちゃんがちっとも大きくなっていないor退院時よりも体重減少している・・・ってどないやねん?
それって一大事です。
どの母子が順調か否かは、来院されるまで分かりません。
「もしもそれに気がつかずに、1ヶ月健診まで放置していたら、どうなっちゃうんだろう?」
赤ちゃんにキャッチアップのチャンスが無いってことですから、想像したただけで恐ろしくなります。

自信満々で2週間健診を受診されたお母さんにしてみたら、結果が不首尾だと凹んでしまいがちですが、ドンマイですよ!
その時不首尾が発覚したからこそ、挽回の目途は立つのですから。
どうすればいいのか、その母子によって傾向と対策は異なりますから、助産師のアドバイスに耳を傾け、出来る限りの努力を惜しまないでくださいね。

きっときっと、道は拓けてきますからね♪
再診時にはリベンジですぞ!

赤ちゃんはおっぱいしか飲めないの。(上の子への説明)

下の子の母乳育児開始されたばかりのお母さんのお悩みに、「上の子が赤ちゃんの口に指や食べ物を突っ込むので困ります。」というものがあります。

どういうわけか困ったことに、幼児にとって穴という穴は、埋めていきたいという衝動があるようです。(目や耳や鼻にも突っ込みたくなるようです。)
何気に赤ちゃんの口に自分の指を突っ込んで吸わせたり、食べ物を無理やり突っ込んで、食べさせようとすることは、しばしば耳にします。
生まれたての赤ちゃんが居る兄姉の動きは、オトナの視界に留めておくのが事故防止の鉄則ですが、ディフェンスラインを突破しないように、普段から理解できるように注意することも必要です。
 

実はウチの長男T1は、自分は食が細いくせに、弟であるT2に何かを食べさせたいという情熱を抱いていました。
初めてディフェンスラインを突破したのは、生後3週目でした。
私は事情があり、T1・T2の出産後の生活の拠点は連れ合いの実家でした。
その日T1は、義母に貰ったおやつの林檎(八ツ切りしたもの)をT2の口に捻じ込んだのです。(その時私は授乳が終わって、WCに行き、階下に降りてお茶を飲み、T2は2階の部屋で一人で眠ってました。その隙に、T1は侵入したわけです。)

何も知らない私は、ひとやすみして2階に上がり、T2を見て仰天しました。
口から林檎の切り身が生えているではありませんか!
しかもT2はウグウグと苦しそうです。
ビックリして直ぐに引き抜きました。
T2にこんなことをする輩は・・・1名しかいません。
体中の血液が逆流しそうになる怒りを必死に抑え、「林檎、食べさせちゃったんだ。なんでかな?」とT1に聞きました。
T1は「おっぱいばっかり飲んでても、直ぐにおなか空くから、ちょっと林檎でも食べたら良いかなって思ったの。」と答え、「僕のおやつを分けてあげたんやで。僕って良い子でしょう?」と得意げに言いました。
 

さて、悪意のない危険行為にどう答えるか?

私はT1に、「あのね~。赤ちゃんは歯が生えていないでしょう?歯茎だけしかないから、ご飯も林檎も何にも食べられないの。おっぱいしか飲めないの。お口をパクパクしてても、ご飯や林檎をあげたらダメなのね。噛めないからウグウグしてて、苦しかったのよ。だから(次男に)御免なさいしてね。もっと大きくなったら、歯が生えてくるから。そうしたら、お粥や柔らかいおかずを食べさせてあげるからね。その時は手伝ってね。」と言いました。 

個人差はありますが、半年くらいすれば、下顎の乳中切歯は生えてきます。
決して嘘はついていません。(←ここ、重要です。)
「そっか~。分かったぁ~。ごめんなさ~い。」と、にこやかにT1は答えました。
それから暫くは、T2は無事に過ごせました。
2回目のディフェンスラインを突破するまでは・・・(to be continued)

保育園に行ってみよう!

恐らくこれは何処のまちでも「子育て支援」の一環として、保育園に入園していない地域の子ども達と保育園に入園している子ども達との交流会を開催しておられるかと思います。
交流会と言う名前は無くても、形式ばっていなくても、恐らく保育園の園庭解放日位は年に数回はある筈です。
そういう日には、是非赤ちゃんをお連れになって、参加してください。
その保育園に入園予定かどうかは関係なし。
お母さんが就労されるかどうかも関係なし。
とにかく、お知らせのポスターを見て、ピンと来て良さそうだな~と感じたら、行ってみましょう!
なかには事前申し込みが必要な施設もありますから、必ず1週間くらい前には「参加していいですか?」と、確認した方がいいですが・・・
(その方が保育園側も参加人数把握出来て助かるだろうし、お母さん自身、門前で「今日はいっぱいですから無理なんですよ。」等と断られたりするような厭な想いをせずに済みますからね。)

 何故保育園に行くのですかって?
保育園に入園されてる子ども達は、丁度同年代のお子さんばかりですよね?
乳幼児は、自分と同じか、少し上の子達がすることに非常に興味を持つからです。
インパクトがあるのです。
お友達のやってることを真似しようとしたり・・・
それとそれは、お母さんに於いても参考になるからです。
 

例えば離乳食。
食べたがらず、量は少なめで、なかなか進まないのが、おっぱい星人の子の特徴ですが、SOLANINの住むまちなんて、公立保育園は離乳食を食べている風景の見学をさせてもらえます。
しかも少しですがお味見させてくれるんです。
3~4か月の集団健診で栄養士さんのお話がありますが、大抵のまちは、時間が足りないからお話だけだったり、離乳食の見本を見せてくれますが、それは「合羽橋で買って来たような蝋細工の見本」で、硬さや滑らかさや味は分からないですからね~。

 例えば遊び。
「腹這いにして遊ばせましょう!」と集団健診で保健師さんに指導されたものの、ウチの子は苦手で~という方、少なくないと思います。
修行のようにやらなくては!と泣く子に頑張らせているお母さんも居られるのでしょうが、遊びの一環として楽しみながらトレーニングすれば泣かせながら頑張らせるなんてナンセンスなことをしなくて済みますよ。
でも、赤ちゃんとの遊びって、ピンとこないでしょう?
「どんなことして遊んでいるのかしら?」って思いませんか?
保育士さんはプロですから、その辺りのことは、実践的でなるほどね~と思うことがいっぱいありますよ。
園によっては子育ての悩みも聞いてくれますよ。
 

かつて保育園に通園していた元子どものお母さんであっても、保育される側からとは逆の立場(=つまり保育する側)が覗けますから、長年の謎が解けるかもしれないし、保育園には通園したことのない(=つまり幼稚園しか行ってない)お母さんにとっては、新鮮な驚きが詰まっているのではないかな?と思う次第です。

2014年7月 2日 (水)

上の子の赤ちゃん返りについて。

<ご相談内容>
先月、二人目を出産したばかりです。
上の子の時は、3ヶ月くらいから完全母乳にできました。
下の子も母乳で育てたいと思い、現在奮闘中です。
ただ、上の子が赤ちゃん返りがひどく、下の子を抱っこしていても、お乳をあげていても泣いて嫌がります。
上の子優先で頑張っているつもりなのですが…お乳をあげている時ばかりはどうしようもなく…。周りには、上の子のためにミルクにしてあげれば?とか言われて、すごく落ち込んでいます。
でも、やっぱり上の子も下の子も、母親は私。
お乳をあげたいです。がんばりたいです。
今諦めたら絶対後悔すると思うので頑張ります。
上の子も、もうちょっとしたら慣れてきてくれると信じて、頑張ります。ただ、気持ちの持ちようをどうしたらいいのでしょうか?

<SOLANINの回答>
おっぱいを飲まなくなった兄姉であっても、お母さんのお膝に赤ちゃんが鎮座していると、モヤモヤした気持ちになります。
そりゃあ、これまで唯一無二の絶対的アイドル状態だった立場の方が、いきなりアイドル交代の憂き目に遭ってるようなものですから、不安で堪らないのですね。
「もしかして、お母さんは赤ちゃんの方が好きなのではないかな?」という懸念。
「どんな手を使っても、お母さんを自分の方に振り向けさせたい!」という衝動。
上の子の我儘やしつこさに辟易してしまいがちなのも、お母さんとして複数の子に対応しきれないという、余裕の無さが原因ですから、仕方がないのです。

そして上の子は赤ちゃんが生まれると、理屈抜きに精神年齢は暦年齢の半分くらいに退行してしまいます。
WCは完璧だった子がいきなりお漏らししたり、歩けるのにハイハイしたり、自分で食べられるのに食べさせてくれとせがんだり・・・という話は、この時期しばしば耳にする話です。

余裕のない時は可能であれば旦那さんを含め、じぃじやばぁばの手も借りて、喋れる子(つまり上の子)の担当をしてもらうのも一手です。
もちろん赤ちゃんがネンネしてくれたら、速攻で上の子の相手をしてあげてください。
そして、たとえ2歳に満たなくても、お母さんの言葉は理解できますから、「有難う。」「嬉しいな。」「助かるわ。」は呪文のように何度も何度も言ってあげてください。
「少しは我慢することも必要なのかな?」「自分がしてきてもらったように赤ちゃんには優しくしてあげよう。」・・・と、上の子としての立場を受け入れてくれるのに効果的な言葉です。
子どもなりに、報われるんですね。

上の子の赤ちゃん返りは、渦中にいるお母さんには永遠に続きそうな気がするのでしょうが、必ず乗り越えてくれる日は来ます。
その日を信じて焦らず、、馬鹿馬鹿しくても、リクエストを受け入れてあげた方が結果的に赤ちゃん返りから離脱する日は早まります。

何事も個人差はありますが、ウチの子(長男T1と次男T2)は赤ちゃんが生後2~3ヶ月頃まではダメダメ状態でしたが、徐々に自分の置かれた立場を理解できるようになりました。

露天プールに行ってもいいですか?(7ヶ月)

<ご相談内容>
7ヶ月の赤ちゃんの母親です。
完母です。
現在ベビースイミングに通っていますが、いわゆる露天プールに連れ出して、母子で楽しんでも大丈夫でしょうか?
つまらない事を聞いて済みません。
あまりにも暑い日々なので。
私は元々、泳ぐのが好きなので・・・どうなのかと思って。

<SOLANINの回答>
ううむ・・・7ヶ月ですか。
実は私もその頃から、長男をベビースイミングに連れて行ってました。
しかし、さすがにその頃はまだ露天のプールには行っていませんでしたね。(汗)
場所にもよるのでしょうが、お客さんが多過ぎて、芋の子を洗うようなプールだって有りますからね。
露天ということは、陽射しだって相当強いですよ。
プール熱に感染するリスクだって高まりますよ。
それに、日によっては水温が温水プールより低い可能性だってありますからね。
水に浸かる時間にもよるのでしょうが、お母さんのカラダが冷えちゃいますよ。

ずっと前ですが、当ブログでも、「海水浴も乳児期は避けた方が良いですよ~」という記事を書いたような気がします。
プールによっては、おむつが外れていないお子さんはご遠慮くださいというトコロもあると聞きますし。
残念ですが、今年の夏は露天プールは、見送った方が無難だと思いますよ。

2014年7月 1日 (火)

おっぱいトラブルの沼に片足突っ込んでしまった時のセルフケア。

「ちょんちょんと触っただけなのに、めっちゃ乳房が痛い!」
「えらいこっちゃ!ガンガン飲ませているのに、ちっともしこりが小さくならない!」
こういう場合、ほぼ間違いなくおっぱいトラブルの沼に片足突っ込んでいます。

そのまま放置したらヤバいです。
ウワ~ンウワ~ンと警報が鳴り響いている状況ですから、早急に対処しなくてはなりません。
おっぱいトラブルの沼から脱出するには、痛みおよびしこりの部位よりも外側(乳房基底部)から乳頭方向に圧迫しながら、おっぱいを搾って捨ててください。
つまり、排乳してください。

但し、搾り始めても特に痛みを感じず、乳汁の性状がサラサラで、出方はピューピューと勢いよい場合、残念ながらターゲットがズレている証拠です。
それ以上搾っても意味がないので、指の置き方(≒方向)を変えて再度トライしてください。

素人のお母さんがトラぶっている部位の乳汁を排出させようとしたら、「ううっ。」と唸るくらい痛いと思います。
性状は粘稠(ねんちょう)、つまり濃ゆくてドロッとして粘り気があるので、搾った時の出方はじわじわ~たらたらって感じで、少しずつしか出て来ません。
でも、じっくり根気よく少しずつでいいから確実に排乳出来たら、その後に痛みはラクになる筈ですし、しこりも小さくなる筈です。
狙いどころがズレてさえいなければ、患部から排乳することはお母さんが出来るセルフケアとして適切な行為と言えます。

「じゃあ、その後は母乳外来や助産院に受診しなくてもいいのか?」となると、ケースバーケースです。
患部からの排乳がバッチリであれば、炎症所見は徐々に落ち着いてきます。
そうであれば、受診はしなくてもいいかもしれません。
でも、「おっぱいトラブルの沼から足抜け出来た実感は無いなぁ。」という場合は、四の五の言わずにさっさと受診しましょうぞ!

参考までにプロ(ゴッドハンド)の排乳の技はどんなものかと申しますと、粘稠(ねんちょう)な乳汁であっても、ほとんど痛みを感じさせないことですかねぇ。
ふふっ。

おっぱい中、上の子が疎ましくなり、そんな自分に悩みます。

<ご相談内容>
悩んでいるので質問させて下さい。
只今5ヶ月の娘を、おかげさまで完母で育てています。
上に2歳5ヶ月の息子がいます。

上の子の時、母乳育児が上手く行かず母乳ノイローゼに陥った経験アリです。
娘は完母で育てているせいか、おっぱいの時間がとても楽しく幸せです。

そんな時に息子に触れられると何ともいえないとても嫌な気分になって冷たい態度を取ってしまいます。
こんな気持ちで娘におっぱいをあげるのも良くないと思います。
 
勿論息子も可哀想…。 

頭ではわかっているはずなのですが、どうしても嫌な気分は治まりません。
嫌な素振りをすればするほど、息子もベタベタしたがりますし、私は苛立ってしまいます。
息子とのスキンシップが足りないのかな?とも思いベビーマッサージを息子にもしてみたり、息子が『抱っこして』と言えば用事を中断してできる限り抱っこするようにしています。

どうすれば、おっぱいをあげているとき嫌な気分にならない方法があれば、是非教えて頂きたいです。

<SOLANINの回答>
う~む。
授乳中はお母さんの本能として、「おっぱいをあげる」以外のことを要求され、それを受け入れることは、赤ちゃんの死活問題に繋がりますので、厭な気持になることは多かれ少なかれあることはあるのです。
例えばおっぱい中に旦那さんから、「グラスに氷入れて。」なんて超KY(古っ)なことを頼まれたら、「きっ!」と旦那さんをガン見したり、「そんなことは自分でやって。」と言ってしまうのは、赤ちゃんの生存権を守る母性のなせる業(わざ)なのですよ。

また、こういうことを言うと、またもブログが炎上しそうで厭なのですが、完ミと完母、両方体験されたお母さんに伺うと、やはり完母の子は可愛いという証言は数多く聞かれます。
同じく、カンガルーケアをしなかった子とした子では、した子の方が可愛いと。
 

これは赤ちゃんにとってだけではなくお母さんにとっても「skin to skin contact」が、子育てのモチベーションに大事だということを意味しています。

上の子が良い子でも手のかかる子でも、お母さんとウマが合うとか合わないは、赤ちゃんが生まれると発生する問題です。
比較の対象が生じるから、これはある意味不可抗力なのです。
 

では、どうしたらいいのか?
相談者さんは用事を中断してでも抱っこしてあげていらっしゃいます。
それはそれで立派です。
でも、用事を中断するのは、却って上の子が厭だというスイッチが入る条件でもあるのですね。
自分の心に反しているから。(汗)
だったら抱っこはしない方が良いのか?
そうではありません。
まず、相談者さんの用事のない時、上の子が暇そうにしてる時、ご自分のご都合で結構ですから訳もなく上の子さんを抱き締めまくってください。
抱っこでなく、抱き締めるのです。

「おいで、抱いてあげるよ。」と声をかけたら、嬉しそうに寄ってくる筈です。
1日に何回も何回も抱き締めてあげて。
それも密着感たっぷりに、むぎゅ~っとキツく。
抱き締めてる時は、おっぱいの時は来ないでね、待っててね、お母さんイライラするからと、何回も何回もお願いしてください。 (この部分は根気よく。)
上の子が何とか頑張って待つことが、10回に1回でも有ればう~んと褒めてあげてください。
待ち切れずに近付いてきたら、「今はダメなの、ごめんね。」を繰り返す。
あと、おっぱい中ではなくても、どうしてもNGな時は上の子が泣いても近寄らせないというか、お母さん別室に籠ってください。
手をあげるよりかは・・・怒鳴るよりかは・・・お母さんが別室に籠るのは、上の子を傷つけないという意味に於いて100倍マシです。(私はこれをクレヨンしんちゃんのお友達のねねちゃんてキャラがいるでしょう?あの、ねねちゃんのママ作戦と呼んでいます。)
 

ご自分の気持ちが落ち着いたら、「待っててくれてありがとう。」と抱き締める。
自分のペースで1日に何回でも何回でも抱き締めることは、密着感のあるスキンシップをすることは、おっぱい中、あるいはそれ以外の場面でも知らず知らず上の子を受け入れるための下地になるのです。

赤ちゃんの成長の向こうにあるもの。

赤ちゃんにおっぱいをあげる第一の目的は、赤ちゃんの成長を促すためであることは、異論の無いトコロでしょう。
体重や神経や諸々の成長についてです。
また、おっぱいには様々な免疫も含まれています。
赤ちゃんに限らず健康は何にも勝る宝ですから、それも異論の無いトコロでしょう。
詳しいことは拙文「☆おっぱいの神秘」に書かれていますのでご参照いただくとして、敢えてここで申し上げたいことがあります。
せっかく母乳育児をする機会が持てたわけですから、存分に母乳育児を楽しんでほしいのです。
月齢の若いうちは赤ちゃんを育てる責任感が強過ぎて、なかなかその境地に達しないかもしれませんが・・・
離乳食が3回食になる頃は、おっぱい以外の食べ物から、僅かでも栄養摂取出来るようになってきます。
急がなくても焦らなくてもいいのですが、栄養の主役は徐々におっぱいからご飯に変化してきます。
単語が出るのは個人差があるものの、おっぱいが欲しければボディーランゲージというかサインというか、何らかの意思表示が出来るようになってきます。

 

そうなると、面白いですよ~。
「大きくしなければ」というプレッシャーが少なくなる頃からだんだん楽しくなってきます。
是非母乳育児を楽しんでくださいな。

« 2014年6月 | トップページ | 2014年8月 »

カテゴリー

2020年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

アクセスカウンター

  • アクセスカウンター
    現在の閲覧者数: