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2014年7月25日 (金)

こんにちは赤ちゃん事業にモノ申す!

厚労省が提唱する、「こんにちは赤ちゃん事業」(正式には乳児家庭全戸訪問事業)ってきいたことがありますか?
2012年度から、いよいよ地方の小さな市町村でもやることになってきているようですね。
全戸訪問は大変でしょうが、母子のために・・・という取り組みは今まで非常に少なかったので、それ自体は悪くはないと思います。
「産後ウツ」と「乳児虐待の兆候」の早期発見という目的も素晴らしいと思います。

ただねぇ。
一応の講習を受けられるとのことですが、実動部隊が民生委員さんなんですよね。
その地域の名士的存在の方がなられるという、民生委員さんです。
人格や人柄には問題ないでしょう。
民生委員さん自体にイチャモンを付ける気は毛頭ございません。
だけど、民生委員さんは、イコールで保健師さんや助産師ではないのです。(もちろん、民生委員さんの中でも、たまたま元保健師さんや元助産師の方もいらっしゃるかもしれませんが、確率的にはかなり低いでしょうね。)
しかも、民生委員さんは性別や出産・子育て経験を問わないので、男性や出産・子育て経験のない女性がされている地域もあります。
 

それって、どう思われます?
産後のメンタル面でデリケートな時期で、お家の中がシッチャカメッチャカな状態の日に、ご近所のおじさまやお子さんを生み育てた経験の無いおばさまが、民生委員の名のもとに、「どないですか?」って来られたら。
失礼ながら、果たして民生委員さんは、「産後ウツ」や「乳児虐待の兆候」を察知できるのでしょうか?
失礼な言動を重ねて恐縮ですが、ちょこっと講習を受けられたくらいで、仮に子育てのご経験がおありであっても、赤ちゃんのことやおっぱいのことで、ホントに実のあるアドバイスをしていただけるのでしょうか?
そういうお立場の方に、お母さんは腹を割って何か相談されるのでしょうか?
ご近所さんであれば、却って相談し辛いことだってあるのではないでしょうか?

実際、SOLANINは、訪問する立場の民生委員さんの知人数名から、「エライことになってしまってねぇ。正直言って、困ってるんだよね。」「これはホントに民生委員の仕事なのかなぁ?」という、愚痴(?)を聞かされていますからねぇ。 

赤ちゃんのお母さんにとっても、民生委員さんにとっても、良くないことにしか思えないのですが、これってSOLANINの杞憂なんでしょうかねぇ?
家庭訪問するんだったら、地域で活躍する開業助産師に、きちんとした講習を受けてもらった上で、お願いするのなら分かりますが。
(あっ、もちろん、適正な報酬をすることは言うまでもありませんよ。)
訪問を受ける立場の読者のみなさん、忌憚(きたん)のないご意見を頂けますか?

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コメント

民生委員のおばちゃんの訪問受けました!私、この記事読むまで訪問して下さったおばちゃんは何か資格のある方だと思ってました…それなのに、訪問とは言ってもまさしく「どないですか?」と来て、玄関先で当たり障りのない会話をしてさようなら(笑)。「母乳が足りてるか心配なんですー」と言っても「寝るなら大丈夫!」と会話は終わり、「アンケート書いといてねー」と言われ、またそれを取りに来てさようなら(笑)。
赤ちゃんを見もしなかったです。これじゃあ乳児虐待なんか見つけられませんよね。
なんなんだろう、この人…と思ってました。
道理で……。ただの近所のおばさまだったのですね(汗)
里帰り出産から自宅に戻り、しっちゃかめっちゃかの中午前中訪問され(しかも当然私はスッピン)、はっきり言って要らないと思いました。
幸運なことに、そのあと新生児訪問で来て下さった市の保健師さんがとても良い方だったので良かったですが。
謎が解けました(笑)。

里帰り出産でしかも2週間検診のある病院でしたので、結局訪問は受けず終いでした。ちょっともったいなかったなと思っていたのですが、来てくれるのって民生委員さんなんですね。世間話をしてスッキリ!という効果はあるかもしれませんが、赤ちゃんの事や産後の体のことを根掘り葉掘り聞ける感じではなさそうに思えます。
それなら病院の2週間検診に補助が出た方がありがたいですね。そこまでの予算がないから民生委員さんなんでしょうか。

ソラニンさん、こんにちは。
いつも楽しく拝見させていただいております。

実は私の母が、まさにこんにちは赤ちゃんの民生委員をしています。
助産師、保健師資格はありません。
ソラニンさんの仰ること、理解できます。
専門知識の薄いオバちゃんですからね。
私も母の活動内容を知るまでは、助産師でも保健師でもない人がしゃしゃりでるなー!と思ってました。

地区にもよると思いますが。
うちの母が活動している地区では、毎月保健師さんから講義を受けたり、医師や助産師さんの講演会を受講しています。無論、それだけじゃ薄い知識だということは母も理解してます。
ご自宅に訪問し、ママさんに簡単なアンケートに答えてもらうそう。
地区の子育て支援場所や内容を伝え、子育て経験者としてアドバイスできることはしますが、母乳や赤ちゃんの発達などデリケートな質問には簡単に答えず、地区の保健師さんへ個別に紹介するようです。

その他に、新生児訪問として助産師さんが個別訪問します。

簡単に帰されてしまうこともあれば、実家の遠いママさんが話を聞いてくれると嬉しがられたり、地区とのパイプができたと安堵する方々もいるそうです。

だったら希望制にすれば?と思ったのですが。。
地区から自宅訪問要請が入っても、個人情報の兼ね合いで住所と氏名、月齢しか知らされないので、突撃訪問するしか手段がないそうです。

なんだか上手くまとまらず、すみません。
私も否定的に捉えていましたが、実際の活動内容がどんなに大変かを知っているのでコメント致しました。
必要とされるママさんがいらっしゃれば、地区のツールとして上手く活用するのはアリかと思います。

SOLANINさん、はじめまして、こんにちは。いつも楽しみに記事を読ませていただいております。
私の住んでいる地域は、きちんと講習を受けられた保健師さんが訪問員をされています。
私は里帰りしなかったので、産後すぐから現在も大変お世話にっております。
上手く伝えられない私、でもその方はズバリ!私の話したいことを分かってくださいます。
ですのでSOLANINさんの仰ること、とても解ります。あの、何とも言えない、どうしたら良いのかわからない、そんな毎日を過ごしていましたので、担当の方がこの方で良かった。と心底思っています。
里帰りできなかった私のような方はたくさんいらっしゃると思います。なので赤ちゃん訪問を通してモヤモヤすることなく、良かったと思える活動になって欲しいと願っております。

こんにちは。訪問に対しての辛辣なご意見を読ませていただきました。私たちの訪問は心を込めて行っています。もちろん、皆様のいうズブの素人です。皆様の家で、何も見ずに帰ったのは、お母様がきちんと子育てのできている事を察知したからです。今の子育て環境は孤立している方が沢山います。百人に一人でいい、SOSを発してくれればと考えています。現実に涙をハラハラと流され保健師につなげる方もいます。その一人の為に全国で沢山の訪問員が活動している事をご理解下さい。子育て中の貴重なお時間にお付き合いいただきますが、皆、赤ちゃんを祝福しております。

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