非常の際はここを破って隣戸に避難できます。
あれは次男T2が2歳前のことでした。
T2は外遊びが好きなので、朝起きて直ぐに玄関に行き、家から出してくれと喚いていましたが、長女H1をおんぶして家事をこなす私にそんな余裕は無く、悪いけど次男を無視していました。
諦めたT2は、開け放っていたベランダに出て、柵を両手で掴みながら、次々と歌を歌っていました。
そしたら何と、T2が消えていたのです!
当時の我が家は、集合住宅の1階でしたが、ベランダに置いてあるのはエアコンの室外機だけで、それも壁側ですから、エアコンの室外機を踏み台にして外に出ることは不可能です。(ベランダの奥行も、柵の高さも各々1.2mあったので、2歳児では柵には飛びつけない。)
また、ベランダの柵の幅は10cmくらいですから、柵の隙間から脱出することも不可能です。
どう考えてもベランダの外に転落する筈はなく、なのにT2は煙のように消えてしまったのです。
この状況で何処に消えちゃったの?神隠しじゃないよね?と焦り丸出しの裏返った声で、「○○ちゃ~ん!」とT2の名前を連呼していたら、お隣の独身のお兄さんの、「お前何処から入って来たんや?」という声が聞こえました。
そうなんです。
T2は、「非常の際は、ここを破って隣戸に避難できます。」と書かれた石膏ボードの下の隙間(20cm弱の高さ)からお隣のベランダに侵入したのです。
非常の際ではなかったから、破らずに身をよじりながら・・・です。
そして、座敷わらしみたいに、お隣のベランダに忽然と現れていた模様です。
そこまでして、家の外に出たいんかいっ?
はぁぁぁ~(←溜息)きっと出たかったんでしょうね・・・
いわゆる集合住宅(団地や社宅)にお住まいの方で2歳児(以下)のお母さん、気をつけてくださいね。
外遊びが好きな子は、家の外に出るためだったら、何でもやってしまうバイタリティーがありますから。
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