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2014年7月22日 (火)

最初のボタンを掛け違えると。

母子異室の病産院でご出産され、ミルク寄りの混合栄養をされているお母さんが、たまたまSOLANINの勤務先の母乳外来を受診されることは、しばしばあります。
そして、いつもなかなかに難儀なことになります。
ご相談の殆どは、「おっぱいの量を増やしたい。(ゆくゆくは完母になりたいを含む。)」「搾乳の瓶哺乳ばかりので、直母が出来るようになりたい。」というようなことが殆どですが、そもそも、「母乳はどうやって作られて出てくるのか?」ということに始まり、「授乳回数や間隔をどう考えるか?」から、赤ちゃんの基本的な生理に関する知識、例えば「おなかいっぱいに粉ミルクを飲んでも泣くこともあるのですよ。」「眠りこける子は育たないですよ。」に至るまで、ほぼ無知に近い状況の中で、総論各論交えながら、「母乳育児とはどういうものなのか?」迄お話しなくてはなりません。(汗)
一人の方に対応できる時間は45分間なのに、てんこ盛りでお話しを聞いてもらわねばならず、とてもじゃないけれど時間内の対応終了は無理です。(涙)
たまに中途半端に知識がある方は、屁理屈を捏ね、「ああ言えば、こう言う。」なので、どっと疲れます。
次回再診時も、注意事項は半分くらいしか守ってくれず、そのくせ「なんで上手くいかないのでしょうか?」と本気で嘆かれるので、気持ちが萎えます。
「指導されたことはきちんと守っていただかないと、困りますね。」と、注意しても、「助産師さんって、けっこう神経質なんですね。そこまでしなくちゃならないのですか?」みたいな質問返しをされ、キレそうになるのを必死で堪えながら、「決して神経質じゃないけれど、私は最低限のことしか言いませんからね。それを守って頂けないなら、良くなるものも良くならないですね。」くらいの切り返しはするようにしています。

最初のボタンを掛け違えると、そこから軌道修正するのは艱難辛苦(かんなんしんく)です。
お母さんも助産師も心の汗や血を流すことになります。
お互いにとって、そして何よりも赤ちゃんにとって、不利益になることだけはしてほしくないので、SOLANINも厳しい態度を取らざるを得ない今日此頃です。

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