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2014年7月25日 (金)

ジョッキで生ビールを一気飲みしているおっちゃんみたい?

助産師を含む読者のみなさんの中で、直母している間じゅう、ジョッキで生ビールを一気飲みしているおっちゃんのようにゴキュゴキュと激しく喉を鳴らしている赤ちゃんに遭遇したことはありませんか?
SOLANINはちょくちょくあります。
「どんだけ沢山飲んだのかしら?」と、内心期待しながら哺乳量測定するも、ゼロとか一桁で、「あらっ?あの音はなんだったの?」とズッコケそうになった経験はありませんか?
SOLANINも昔はそれを知らなくて、お母さんと一緒に「おかしいなぁ、ちゃんと飲めてるっぽかったのにね。」と、首を傾げていたものです。
今は理由が解るので首を傾げたりしませんが、ポーカーフェイスの下では、「あ~これはヤバいぞ!」「えらいこちゃ、どないしよう?」と心の中で冷や汗を掻きまくっています。

あのゴキュゴキュとゆう音の正体はですね、唾液を飲んでいる音なんですよ。
残念なことに。(泣)
あまり知られていないようですが、浅飲みの変則バージョンみたいなものと捉えて頂いたら、間違いないと思います。
一般的な浅飲みは、ペチャペチャorツコンツコンですから、全然違う音ですが。

鑑別方法としては、「産後間もない頃orお母さんのおっぱいの分泌がじわじわ~ぽたりぽたり程度の段階(搾乳してもカップに底溜り程度~10ml前後)なのに、唾液を飲む度に派手に音を立てていること」「どんだけゴキュゴキュ言わしても、口の端からおっぱいが溢れたりしないし、噎せないこと」ですかね。
直母が量にならないわけですから。
念のため哺乳中に頬っぺたを耳側に引いても、口角から舌は見えません。(汗)
このような赤ちゃんの場合、直母で飲ませることに拘ったり、焦ってもしょうがないのです。
辛いでしょうが割り切って、とにかく搾乳で分泌を維持して、体重増加を待つしかないのです。
搾乳の補足は市販されている哺乳瓶を使ってはダメですよ。
現状に輪を掛けて、解決への道が遠くなるだけですから。
更に舌が引っ込んだ下手っぴな飲み方を助長するだけですから。
必ずシリンジと指でトレーニングすることをお勧めします。

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