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2014年7月 1日 (火)

おっぱいトラブルの沼に片足突っ込んでしまった時のセルフケア。

「ちょんちょんと触っただけなのに、めっちゃ乳房が痛い!」
「えらいこっちゃ!ガンガン飲ませているのに、ちっともしこりが小さくならない!」
こういう場合、ほぼ間違いなくおっぱいトラブルの沼に片足突っ込んでいます。

そのまま放置したらヤバいです。
ウワ~ンウワ~ンと警報が鳴り響いている状況ですから、早急に対処しなくてはなりません。
おっぱいトラブルの沼から脱出するには、痛みおよびしこりの部位よりも外側(乳房基底部)から乳頭方向に圧迫しながら、おっぱいを搾って捨ててください。
つまり、排乳してください。

但し、搾り始めても特に痛みを感じず、乳汁の性状がサラサラで、出方はピューピューと勢いよい場合、残念ながらターゲットがズレている証拠です。
それ以上搾っても意味がないので、指の置き方(≒方向)を変えて再度トライしてください。

素人のお母さんがトラぶっている部位の乳汁を排出させようとしたら、「ううっ。」と唸るくらい痛いと思います。
性状は粘稠(ねんちょう)、つまり濃ゆくてドロッとして粘り気があるので、搾った時の出方はじわじわ~たらたらって感じで、少しずつしか出て来ません。
でも、じっくり根気よく少しずつでいいから確実に排乳出来たら、その後に痛みはラクになる筈ですし、しこりも小さくなる筈です。
狙いどころがズレてさえいなければ、患部から排乳することはお母さんが出来るセルフケアとして適切な行為と言えます。

「じゃあ、その後は母乳外来や助産院に受診しなくてもいいのか?」となると、ケースバーケースです。
患部からの排乳がバッチリであれば、炎症所見は徐々に落ち着いてきます。
そうであれば、受診はしなくてもいいかもしれません。
でも、「おっぱいトラブルの沼から足抜け出来た実感は無いなぁ。」という場合は、四の五の言わずにさっさと受診しましょうぞ!

参考までにプロ(ゴッドハンド)の排乳の技はどんなものかと申しますと、粘稠(ねんちょう)な乳汁であっても、ほとんど痛みを感じさせないことですかねぇ。
ふふっ。

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