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2014年7月30日 (水)

乳輪が潰瘍化しているけれどおっぱいを続けたい!

いいお産がしたいという強い意思を持ち、助産院で出産された10ヶ月児のお母さんがひょんなことからSOLANINの勤務先の母乳外来を受診されました。
「おっぱいトラブルなら、かかりつけの助産院に行かれたら良いのに、何でだろう。」と思いながら私はドアを開けました。

そのKさんというお母さんは「乳輪がかぶれて、汁が出てきてるんです。」とのこと。
「そんなんだったら、産婦人科外来を受診すればいいのに・・・」と思いました。
 

患部を診せてもらうと、何箇所か噛み傷があります。
浸出液が母乳パッドに付着しています。
潰瘍化しているトコロがあります。
「何だろう。何かに感染しているような・・・」という印象を受けました。

「10日前に子供が口唇ヘルペスになって、小児科でアラセナ®軟膏を貰ったんです。」
とKさん。
「あぁ、これってヘルペスなのかなぁ。Kさんの口角にもヘルペスの痕があるし・・・」と思い、
「だったら、皮膚科か産婦人科に受診され、早く治したほうがいいですよ。」と言いました。
そしたら、Kさんは「私、今更おっぱいを止めたくないんです。そりゃ今まで乳腺炎になったり、子供の離乳食が進まないことや、アレルギーのこととか、心配なことは色々ありました。でも、お薬を使うと・・・」と、とても悲しそうな表情で一気に喋られました。
私は「お薬を使ったら、おっぱいは飲ませられないと思っておられるのですね。それが心配で、何処にも受診出来ずにおられたのですね。でも、痛くて痒くてどうにもならなくて、思い切ってここに来られたのですね。」と尋ねました。
 

そこから1時間以上(Kさんは最終枠なので、時間に余裕がある。)かけてお話を伺い、アドバイスしました。
最後にKさんはとても晴れやかなお顔になられました。
思うに、助産院といえばほぼ例外なく母乳育児に熱心ではありますが、エビデンスに基づいた詳しい説明をしておられないトコロもあるのかなぁと感じました。
SOLANINの勤務先の母乳外来やこの《最強母乳外来》の読者さんならば、「知ってるよ♪」ということを、殆んどご存知ないことがお話を通して分かったからです。
 

最後に産婦人科外来で、乳輪の病変の診断をしてもらい、処方をしていただけるよう、ドクターに連絡しました。

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