各種の“効果音”・・・でも諦めないでね!
赤ちゃんにおっぱいを飲ませている時、クークーと、鼻に抜けるような音がしていたら、口唇の密着度は充分です。
口角を耳の方に少し引っ張ると、舌が見えると思います。
これは、舌先が下顎の前にまで出て、巻き付けが理想的ということです。
つまり、おっぱいの飲み方が上手ってことです。
チェッチェッという美味しいものでも食べた時のような“舌打ち音”も要注意。
おっぱいの分泌がまだ滲むくらいなのに、結構大きな音で、ジュルジュルという“トロロ汁を啜っているような音”も危険。
これら各種の“効果音”は全部、おっぱいの飲み方が下手っぴちゃんの特徴なんですね。
お母さんの乳頭の咥え方が浅く、歪め、潰しているため、量的に少しずつしか飲めないし、乳頭に傷が付き易いし、乳腺炎にもなりやすいのですね。
過去の記事で「赤ちゃんの体重が4800gを越えたら・・・」というのが、あったかと思いますが、これは、下手っぴな状態を脱出する目安の体重なんですね。(O式のセンセイがしばしば仰いますが、これは経験から導き出した値だと思います。)
これまでに何人か、この基準に該当しない赤ちゃんがいらっしゃいました。克服できないまま、月齢が進んでいくのです。
何とかしてあげたいけど、どうにもならず、さすがにもう治らないのかなぁ?と諦めかけていたら、最近、克服した赤ちゃんに再会する機会がありました。
何と8ヶ月、体重にして7000gを越えて、2回食を食べるようになってから、ある日突然、各種の“効果音”が消音したそうです。
消音してからは赤ちゃんは量的にも問題なく哺乳できますし、お母さんもトラブルとも無縁になられました。
予想外の劇的な変化に、しばし感動しました。(嬉涙)
« 直母4〜5回/日でも、充分に育つ?(4ヶ月) | トップページ | 粒々入りにご用心! »
「☆赤ちゃんの哺乳力」カテゴリの記事
- 小さな女の子。吸う力が弱くて眠ってばかり。(2週間健診にて)(2016.06.17)
- ギュンギュン吸われている感覚が無くなって来た!(1ヶ月)(2016.06.01)
- シリンジ哺乳時の注意点。(2016.05.25)
- このような状態で直母の意味があるのか?(2016.05.19)
- 助産師だから上手く出来るわけじゃないのよね。(2016.02.05)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
3ヶ月の我が子もよくチュパチュパいいます(*_*)
母乳外来で2度見てもらい、飲ませ方も工夫してますがダメです(*_*)
上の子がすごく良く飲んでいたからか、出産直後から分泌が良く、赤ちゃんはよくむせていて、浅くて飲むのが精一杯だったのが今も治ってない感じです(*_*)
でも、赤ちゃんも3ヶ月になりたてで6500gあるし、しっかり育っているから問題ないと助産師さんからは言われました。
後は日々少しずつ直すしかないと…
流し込みでは!?としばらく悩みましたが、そうでもないみたい…
でも口角から舌はなかなか見えません…
4800gを越えたら…!と期待していましたが、うちも違ったみたいです(*_*)
1人目で色々勉強した母乳育児。
ですが、1人目とは全く違う悩みにもう1度勉強し直し、悩み直しの毎日!
育児ってほんと奥が深くて面白いですね!
効果的な乳頭刺激がなくて、分泌低下するのでは!?と心配ですが、搾乳したり、日々試行錯誤で頑張ります!
投稿: お魚 | 2014年8月22日 (金) 15時19分