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2014年8月28日 (木)

分泌過多で綱渡りの母乳育児、自己流を貫き綱から落下。

完母で分泌過多傾向の方であっても、恐らく当ブログの読者さんではない方は、授乳回数が少ない傾向にあるようです。

Sさんもその一人で、初めてお会いした2ヶ月の時点での授乳回数が6回/日でした。
1回哺乳量は120gもあり、飲み方も上手で、結果赤ちゃんの体重増加も良くて、赤ちゃんに助けられてギリギリ乳腺炎にはなっていない状態でした。
つまり、SOLANINから見れば、綱渡りをしているような母乳育児でした。
どう考えても赤ちゃんの満腹中枢が未形成なうちに、完母で6回/日は有り得ない(しかも夜間は8時間睡眠!)ので、私は「完母で2ヶ月で授乳回数が6回/日なんて、少な過ぎですよ。こんなことを続けていては、今に天見て唾を吐くようなことになりますからいけませんよ。」と、Sさんを懇々と諭しました。
 

しかし、残念ながら、SOLANINの説諭はSさんの心には響かなかったようです。
Sさん曰く、「懇々と言われたことは少しは気になっていたけれど、赤ちゃんが大して欲しそうにしていない時や眠っている時にあげることは、本当に必要なのか?と、疑問を感じていました。実際、4ヶ月の集団健診の際に、担当の小児科ドクターからも保健師さんからも、授乳回数について何も言われなかったですし。」だそうです。
しかも、「順調に育っていますね。」なぁんて言われたものだから、逆にすっかり気を良くされたらしい・・・(涙)
言い方が失礼かもしれませんが、医療者であっても、集団健診に携わられたその方達はどれだけ母乳育児のことをご存知なのでしょうね?
赤ちゃんの体重さえ増えてりゃイイってものでもないでしょうに。
母乳育児のことをあまりご存知ない方から褒めていただいて、それで善しとしていいのでしょうか?
少なくとも母乳育児を継続していく意思があるのならば、決して善かぁないと思いますよ。

そんなこんなしているうちに5ヶ月に入り、久しぶりにお会いしたSさんは持病が悪化され、急拠、遠方の病院に入院されることが決まったそうです。
Sさんは、「赤ちゃんのためにおっぱいを続けたいのです。退院してからもおっぱいが続けられるように分泌維持をしたいです。ついては何をどのようにすればいいのか教えてください。」ということで、受診されました。
病気のことはお気の毒だと思いました。
(赤ちゃんのお世話はご実家のご両親がみてくださるので安心とのことでしたが。)
遠方の病院で入院が決定している=母子分離になってしまうことで、Sさんが困っていらっしゃることは理解出来ますし、殊勝な発言に何とか力になれたらとは思いました。
しかし、念のためにと確認した授乳回数が、前回受診時よりもさらに減少し、4回/日と答えられた瞬間、あまりの授乳回数の少なさにビックリしました。
 

率直に申し上げて、現時点で母乳育児をしている&これからも続けていきたいと思っている方とは到底思えません。
納得がいかなくて、「どうして授乳回数が4回/日なのですか?」と、理由を尋ねると、「抱っこしたり、相手をしていたら機嫌が良く、おっぱいをあまり欲しがらないから。」だそうでした。
勿論、離乳食は開始していらっしゃいません。

あんなに、2ヶ月の時点で、「授乳回数が6回/日では、少ないのでいけませんよ。」と懇々と諭したのに。(涙)
それより減らすってどういうことやねん?
Sさんのしていらっしゃることは、SOLANINには意味不明です。
 

そんなことをしているから、案の定の言うべきか、乳房の活気は、♪昔の光ぃ~、今いずこぉ~♪状態に低下していました。
4ヶ月健診以降の赤ちゃんの体重増加度は、一気に激減していました。
危機的な状態になってきているのに、Sさんは意に介せず、「最近は授乳間隔を空けても乳房はガチガチに張らなくなって・・・射し乳になったのですかねぇ?」と、呆れるくらい呑気モード全開です。(汗)

でもまぁ、母子分離中の搾乳は必要なので、気を取り直して、搾乳の説明をしました。
今から手搾りを習熟されるのは難しいだろうということで、メ○ラ社のハ○モ○ーをお勧めしました。
一応、高価なお品なので、購入前にデモ用の搾乳器で試しに搾ってもらいましたが、タラリタラリと雫が垂れる程度で、とてもじゃないですが搾乳を冷凍して保存するほどには出ないのではないか?という体たらくでした。
 

SOLANINは母乳育児の推進とその支援を旨としてお仕事しています。
困っていらっしゃる方には、微力ながら何とかして助けて差し上げたいです。
でもね、こちらの助言したことは何一つ聞いて下さらなくて、ご自分のしたいことと、実際にやってることのベクトルが真逆の方には、どう対処させてもらったらいいのか、正直言って分かりませんです。

悪いですが、Sさんのような方には、付ける薬が見当たりません。

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☆授乳回数と間隔」カテゴリの記事

コメント

初めてコメント差し上げます。現在、1ヶ月男児(二人め)を完母で育てております。一人めはBFHで出産し、幸いに完母で育ちましたが、二人めということで以前のことも記憶がまばらなため、もう一度母乳育児について勉強し直すつもりでこちらのブログにお世話になっております。
今回のSさんについて、共感出来すぎてしまいました。特に「赤ちゃんが眠ってるし、特に欲しそうにしてないのにそれでも頻回におっぱいをあげなくてはいけないのか?」というくだりに。そして、このようにお考えのお母さんやお父さんおばあちゃんおじいちゃんも、世の中にはたくさんいらっしゃるだろうことと思います。
でも、いけないんですよね、それでは。
一人めのときも今回も、入院中に母乳を上げる際には、助産師さんはとにかく何が何でも寝ている赤ちゃんを起こして、無理にでも乳首を口に押し込んでおっぱいを飲ませようとして下さいました。知らない人が見れば「えっ?!」とびっくりするし、私も初めはそうでした。でも、何で無理矢理にでもそうするかと言えば、1にも2にも赤ちゃんが無事に育つために、そうしなければならないからなんですよね。
そりゃあ、がっつりよく寝てくれたらお母さんとしては助かるし、赤ちゃんの無垢な寝顔に邪魔なんてしたくはないです。でも、赤ちゃん一人を立派に育てるために、これって母子共に乗り越えなきゃならない試練なんだなぁと思います。このことに対する世間の認識がもっと広がれば、母乳育児ってもっともっと浸透するのではないでしょうか?
ちなみに私も、「赤ちゃんはちゃんと育ってるし機嫌いいし、まぁいっか~」て思いがちなところがあります。もちろん、子育てにおいては、そういった力の抜きどころもとても大事だとは思います。が、何に力を抜いていいか、おろそかにしてはいけないところはどこか、しっかり考えていくべきだということを改めて考えました。
SOLANINさんのブログは、母乳育児を続けていく上で私にいい具合に喝を与えて下さり、とても感謝しております。ありがとうございます。
話は変わって。一人めは、周囲の言葉に負けて1歳で断乳をしました。でも、私は結局納得出来ておらず、一度おっぱいを断ったにも関わらず、ずるずるとなし崩し的にその後もおっぱいをあげるという、子どもにとっては傍迷惑なことをしてしまいました。三歳になりますが今でもおっぱい大好きです。二人めの今回は、断乳せずに自然卒乳を目指したいです。

字数オーバーだったのですが、タンデム授乳をしてるときの二人めの反応がなかなか可愛くて、少し書かせて下さい!
もちろん、下の子を優先しておっぱいをあげているのは言うまでもないです。でも、でも。
上の子におっぱいをあげていると、下の子は眉根をキュッと寄せて如何にもイヤそうな表情をするのです。それを見た上の子は、「何で赤ちゃん困った顔してるん?」と聞きました(笑)
今朝なんかは、お兄ちゃんがおっぱいを吸い始めた途端に、寝返りも出来ない身体を懸命にバタバタ動かしてママの方に行こうともがいていました。それを察知したお兄ちゃんは、しばらくしてから「赤ちゃんに代わってあげる!」と譲ってくれましたが…。
単なる偶然なのか、「ボクのおっぱい取られちゃう!」と危機を感じたのか…、何とも不思議な反応でした。

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