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2014年8月13日 (水)

お母さんと赤ちゃんの組み合わ。(相性の良し悪し)

舌小帯短縮症(長いので以下Sとします。)の赤ちゃんであっても、お母さんの乳頭が正常型だったら、おっぱいの分泌が増えてきたら、さほど苦労することなく、直母で哺乳できます。
また、赤ちゃんの吸啜が超絶技巧であれば、お母さんの乳頭は陥没型であっても、保護器ナシで、直母がOKということも可能です。
(但し、胎教と妊娠中からの気合の入った乳頭・乳輪ケアが必要ですが・・・)

しかし、Sの赤ちゃんで、お母さんの乳頭が正常型以外になりますと、吸啜はおろか吸着すら出来ないことも稀ではありません。
吸啜出来ても、浅くなりがちなので、乳頭が傷だらけになって痛みのあまり、赤ちゃんのお口が凶器に見えることすらあります。
どうしても、の場合は搾乳をしますが、効果的な吸啜が出来ないということは、おっぱいの分泌に 必要な吸啜刺激を受けにくいので、立ち上がりが遅れます。
 

昨日、今日と対応したMさんと赤ちゃんは正にこの組み合わせで、相性が今ひとつという感じでした。
昨日(3日目)は搾乳は介助しても、2ml/回が精一杯でした。
朝の体重測定は32gのマイナスでした。

今日(4日目)の体重測定も38gのマイナスでした。
体重減少率は8%台でしたが、ジリジリと減り続けるのは直母が上手く出来ない赤ちゃんの特徴です。

SOLANINの勤務先では、メ○ラのハー○ニーという手動搾乳器を使用しています。
それのスティミュレーションモードの方で、乳頭刺激を昨日夕方から与え続けたら、今日の深夜帯には、搾乳は10ml/回は出来るようになりました。
日勤帯には、それまでゼロ行進だった直母も量になり、10gは出来るようになり、搾乳も15~20ml/回は可能になり、量の確保に目処が立つようになりました。

また、丸2日間保護器でしか無理だった直母も、介助したら立て抱きで、保護器ナシでも痛み自制内で可能となりました。 

相性の良し悪しを見極めて、必要な介助をすれば、明後日の退院までに直母の確立が出来そうです。
やったぁ。

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