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2014年8月 7日 (木)

何故?上の子の時はちゃんと直母できたのに。(涙)

<ご相談内容>
3年前に出産した時は、母乳の分泌はまずまずで、赤ちゃんも普通に吸ってくれたし、体重増加も標準くらいのペースで、特に困ったことはありませんでした。
けれども、今回の赤ちゃんは、上の子と同じく満期産だし、生まれた時の体重は上の子よりも500gも大きいのに、吸い方がなってないのか、直母量が伸びません。
どんなに頑張っても10~20g台/回です。
今回の赤ちゃんは退院日の生後5日目まで体重が激減したので、小児科の先生や助産師さんからミルクの補足が必要と言われました。補足は指示通りに240ml/日与えています。
補足はカップ授乳をしています。

1回目の受診時(生後10日目)には、「ミルクを補足して体重増加は30g/日なので、現段階ではミルクは減量できないです。」と、助産師さんに言われました。
2回目の受診時(生後17日目)は、「体重増加ペースが半減したので、360ml/日に増量しなくてはなりません。」と、助産師さんに言われて泣きそうになりました。
このまま混合栄養を続けるしかないのでしょうか?

<SOLANINの回答>
上の子さんの時は母乳育児が上手くいったのに、今回は苦戦していらっしゃるのですね。
悲しくなる気持ち、お察しします。
過去に成功体験があるだけに、現状を受け入れがたいお気持ちはとてもよくわかります。

相談者さんが仰っていらっしゃるように、吸啜の仕方が今一つの場合、おっぱい分泌の起動スイッチが入らないことがあります。
搾乳をしようとしても、カップの底溜り程度だと思います。
あまり知られてはいないことですが、同じお父さんとお母さんの間に生まれた赤ちゃんであっても、兄弟姉妹みな顔も性格も異なるように、おっぱいの飲み方(吸啜の仕方)が違っていても何も不思議はないのです。

情報としては、2人とも満期産で、上の子さんとの体重差が500gなので、今回の赤ちゃんの体重は少なくとも3000g以上はあるだろうということと、2回目の受診時に体重増加度が半減したということ(恐らく15g/日ってことかな?)しか分からないので、さっくりしか申せませんが、補足の量としては、妥当だと思います。

ミルクの補足はカップ授乳をしていらっしゃるとのこと。
であれば、乳頭混乱の心配はありませんね♪
吸啜の仕方が修正される日はきっと来ますよ。
ただ、欲を言えば、シリンジ授乳やナーシングサプリメンターなどを使用された方が、吸啜トレーニングになるので、より早い時期に直母量が伸びてくる日が来ることでしょう。
ミルクの補足タイムを単なる補足タイムにしないためにも有効活用されることをお勧めします。
そして赤ちゃんの体重増加を図っていきましょう。
搾乳が量にならなくても乳首刺激だけでも効果ありますよ。
全ての行為に無駄はないのです。

相談者さんと赤ちゃんは出産からまだ、1ヶ月も経過していないのでしょう?
これですべてが決まるわけじゃないですよ。
完母志望のお母さんにしてみたら、ミルクの増量を指示されたら、絶望的な気持ちになるかもしれませんが、これで全てが決まるわけじゃないですからね。
気持ちをしっかり持ってくださいね。
大丈夫!乗り超えていけますよ。
母乳外来の助産師も陰ながら応援している筈ですよ。
勿論、SOLANINもねっ♪

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