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2014年9月21日 (日)

2014年9月17日付の神奈川新聞の記事を読んで。

少し前、2014年9月17日のニュースだったと思いますが、神奈川県相模原市で無許可助産院の「のぞみ助産院」(鈴木秀子院長)で昨年4月27日に出産後の33歳の経産婦さんが出血性ショックで死亡した事件があり、その件で院長が書類送検されたというニュースがありましたね。
正直に申しますが、SOLANINはこんな事故があったとは、報道されるまで知りませんでした。
お亡くなりになった産婦さんとご家族のお気持ちを想うと、痛ましくて胸が苦しくなります。
ご冥福をお祈りします。

この「のぞみ助産院」は、開業が1987年月2月だそうですから、かれこれ27年無許可だったということですかね・・・(汗)
しかも、2007年4月から医療法で定められた嘱託医も居なかったそうです。
開業以来の取扱い分娩件数は、累計で4300件くらいとのことですから、かなりのキャリアがあることは間違いないです。
だって単純計算すると、159件/年、13件/月ですからね。
客観的に見て、分娩件数的には、助産師一人では扱うには、かなり多い印象があります。
恐らく、手伝いをしてくれる助産師を雇っていたのでしょうね。(そうでないと、分娩介助の他の業務、例えば通常の妊婦検診や入院褥婦のお食事のお世話や赤ちゃんのケアや退院された方の乳房ケアや各種サークル活動なども入れれば、どう考えても一人じゃ切り盛りは無理でしょう。)

まぁ、分娩件数は置いといて、問題なのは2点。
①無許可だったこと。
鈴木秀子院長は、数年前、神奈川県助産師会から脱退していたそうで、再加入と開業を受理してもらえるようきちんとした手続きをするよう注意されていたそうですね。
きちんとした手続きを踏まなかったのは、幾つかの記事を読み解くと多忙と節税のためというのが、主な理由らしいです・・・
ううむ・・・でも、嘱託医になってくださる産婦人科ドクターが見つからなかったのだとしたら、どんなにベテランでも繁盛していても、分娩介助の看板は降ろさなきゃならないでしょう。
法律は守らなきゃいけません。

②産婦さんが亡くなったことに関し、適切な処置が出来ていなかった疑いがあること。
出血に対しての止血処置はしたのに容体が急変したと供述されているそうですが、分娩後約3時間半を経過して119番したという神奈川県警の発表を聞くと、個人的には、「様子を見ていた時間がやや長いのではないか?」という印象を受けます。
それと、産後の腹痛の訴えをどう捉えていたのか?
単なる後陣痛と見做していた・・・なんてことはなかったのか?
産後に出血すること自体は普通ですが、出血多量ではないかどうかを確認するのは~特に助産院で安全な出産を目指すのであれば~とても重要な行為だと思います。
また、出血量は出産直後だけではなく、少なくとも産後2時間迄、時間毎に計量することが必要な筈です。
水中出産だったことを割り引いても、出血量のカウントが目視でいくら(1リットルから1.5リットルはあった?)というのはやり方として杜撰ではないかと思います。
産後は出血量を測定するのと同じく時間毎に子宮復古を確認したり、血圧や脈拍などを測定するのが普通ですから、ベテランであれば、実際に観察した内容を医学的知識に照らし合わせて評価したり、「何だかおかしいぞ?」という助産師としての勘が働くのではないかと思うのですが、今回はそうじゃなかったのかもしれませんね。

+αとして、②に対しての刑事罰の有無の結論が出ていない段階だとしても、それとは別の、つまり産婦さんがお亡くなりになったことに対する申し訳ない気持ちを表出したコメントが出ていないこと。(もしもSOLANINのリサーチ不足で、書類送検される迄に出していらっしゃったら済みません。)

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